YouTubeもやっています!

【サクッと理解】強調構文のitとは?【英語】

倒置・否定・省略・強調

 

こんにちは、講師のNです。

 

前回に引き続きitの特殊な用法です。

 

itの特殊な用法
  1. 漠然とした状況を表すit(天候、時間、距離など)
  2. 形式it(主語 / 目的語)
  3. 強調構文のit

 

 

今回の記事では、強調構文のitを扱います。

 

<他記事はコチラ>

漠然とした状況のit(itの特殊な用法)

形式it / 仮のit

 

強調構文のitとは

強調構文とは、ズバリその名の通り、言いたいコトをあえて強調する文です。

 

二つの例文を見比べてみましょう。

 

We visited New York yesterday. (わたしたちは昨日ニューヨークを訪れた)

It was New York that we visited. (わたしたちが昨日訪れたのは、ニューヨークだった)

 

 

まず上の例文から。コチラはいいですね。

「わたしたちはニューヨークを訪れた」という普通の文章です。

 

 

で、それを踏まえたうえで下の和訳を見てみましょう。

 

「わたしたちが訪れたのは、ニューヨークだった

 

 

これ、文章の内容自体は上の文章とそれほど違わないんですよ。

ただ、「ニューヨーク」という地名が強調されているんですね。

 

「ぼくたちが昨日いったのはね…なんとあのニューヨークさ!」的な。

 

ニューヨークへ行ったんだぜ!(ドヤア

 

 

そう。この文章の書き手は、「ニューヨーク」へ行ったことをドヤ顔で強調したいわけです。

 

で、なぜこんな訳になるかと言えば、

“New York”という単語が“it is XX that~”という構文に挟まれているから。

 

 

この強調構文、元は”We visited New York.”という文章を前提にしているんです。

 

そこから”New York”だけを抜き出し、”XX”の部分に挟み込む。

残りの部分は”that we visited yesterday.”と、

元の文から”New York”だけを抜いた文をそのまま置く。

 

これが強調構文です。

 

作り方を整理しましょう。

 

強調構文の作り方
  1. 元になる文章を用意する。(We visited New York yesterday.)
  2. 強調したい部分を”it is XX that~”に挟み込み、残りをそのまま後ろへ持ってくる。(It was New York that we visited yesterday.)

 

 

察しの良い方はお気づきかもしれませんが、別にこれ、”we”や”yesterday”を間に挟んでも良いんです。

 

It was we that visited New York yesterday. (昨日ニューヨークを訪れたのは、わたしたちだ)

It was yesterday that we visited New York. (わたしたちがニューヨークを訪れたのは、昨日のことだ)

 

それぞれ強調している部分が違うだけで、根本的な内容は同じです。

 

 

なお、動詞を間に挟み込むことは出来ません(OKなのは名詞、代名詞、副詞)。

まあ、試しに”visited”を挟んでみればわかりますが、たしかに意味が通らないですよね。

 

強調構文のパターン

基礎を説明したところで、強調構文のパターンも一通り紹介しておきます。

 

強調構文のパターン
  1. it is XX that~の基本形(thatの代わりにwhichやwhoも可)
  2. 疑問詞 is it that~?
  3. it is not until… that~

 

 

よくわからん、うへえ

 

 

わかりやすく説明するから安心してください。

 

it is XX that~の基本形

これは先ほどで説明したものです。

 

なお、強調されるものが人の場合はwho、モノの場合はwhichを使用することもできます。(whichを使うことはあまりないですが)

 

 

一応例文で書き換えを紹介します。

 

We visited New York yesterday. (わたしたちは昨日ニューヨークを訪れた)

It was we that visited New York yesterday. (昨日ニューヨークを訪れたのは、わたしたちだった)

It was we who visited New York yesterday. (上の例文と同じ。thatの代わりにwhoを使用)

It was New York that we visited yesterday. (わたしたちが昨日訪れたのは、ニューヨークだった)

It was New York which we visited yesterday. (上の例文と同じ。thatの代わりにwhichを使用)

It was yesterday that we visited New York. (わたしたちがニューヨークを訪れたのは、昨日のことだった)

 

疑問詞 is it that~?

疑問文にするときは、下記の例文のようにします。

 

What is it that you want to do?

(きみがやりたいのは、一体何なのだ?)

 

これ、本当は”Is it what that you want to do?”とやりたいんですよね。

「一体何なの?」と”what”を強調したいわけですから。

 

ただ、「疑問文では疑問詞を前に出さねければいけない」というルールがあるので、

仕方なく”what”が前に出て、”What is it that~”という語順になったのです。

 

見かけ上は、”is it that”と、間に挟まれている単語がありませんね。

これは”what”が先頭へ抜けてしまったためです。

 

 

ぱっと見た感じの形は違いますが、根底にある考え方は基本形と同じです。

 

it is not until…that~

“it is not until…that~”で、「…してはじめて、~する」と訳します。

一種の定型表現です。例文はコチラ。

 

It was not until I came to Japan that I learned Moe. (わたしが萌えを学んだのは、わたしが日本へ来てからのことだった)

 

どうしてこんな訳になるの??

 

そうですね。これも強調構文の一種ですので、まずは元となった文から考えていきましょう。

 

I did not learn Moe until I came to Japan. (わたしが日本へくるまで、わたしは萌えを学ばなかった)

It was not until I came to Japan that I learned Moe. (わたしが萌えを学んだのは、わたしが日本へ来てからのことだった)

 

上の方の文を見てください。”until”は「~するまでずっと」という意味です。

なので、”until I came to Japan”を直訳すると、「日本へくるまでずっと」です。

 

これを文の前半部分と一緒に訳すと、「日本へくるまでずっと、わたしは萌えを学ばなかった」となるわけです。

 

 

で、これを強調構文にしたのが下の文。

なんと、“not until I came to Japan”を丸ごと”it is XX that”構文に挟み込んでしまったのですね。

 

なんか変な感じですし、頭の中がごちゃごちゃになりそうです。

そんなときは、元となった文を自分で考えてみましょう。

元の文は比較的訳しやすいハズですから。

 

 

その結果、”I did not learn Moe until~.”という文をひねり出し、それを訳せば大体OK。

あとは強調構文っぽく訳してしまいましょう。

 

強調される内容を文末へ持ってきて訳すとそれらしくなります。

 

なお、not untilのほかにも”It is only when…that~”、”It is only after…that~”などの熟語がありますが、基本的な訳や考え方は同じです。

 

おわりに

いかがでしたか?もう一度強調構文のパターンを載せておきます。

 

強調構文のパターン
  1. it is XX that~の基本形(thatの代わりにwhichやwhoも可)
  2. 疑問詞 is it that~?
  3. it is not until… that~

 

 

少し頭が混乱したかもしれません。まずは頭で理解。

その後、何度も音読をして身体で理解。語学ってその繰り返しですね。

 

 

頭がごちゃごちゃする分、入試で狙われる分野の一つなので、ぜひ身につけてください。

 

では!

 

<他記事はコチラ>

漠然とした状況のit(itの特殊な用法)

形式it / 仮のit

 


***
「英語が話せない!」と悩んでいませんか?

勉強しても英語が話せないのは、話す練習をしていないからです。そんな方には、毎日少しずつでも英会話をすることをおススメします。

特におススメなのがレアジョブ英会話

25分のオンラインレッスンを業界最安値で受講可能です(1回当たり200円弱という安さです)。
英語で大切なのは「頭で理解⇔実際の英会話で使用」というサイクルをひたすら繰り返すことです。こうすることで、英会話の力はもちろん、文法的な理解も効率的に定着させることが出来ます。

体験授業は無料なので、まずはお試しでレアジョブ英会話 を受けてみてはいかがでしょう。「英語を話せない自分」を変える大きなチャンスです。

倒置・否定・省略・強調英文法
Nをフォローする
死ぬほどわかる英文法ブログ

コメント

  1. […] 強調構文のit(itの特殊な用法) […]

  2. […] itの特殊な用法③(強調構文のit) […]

  3. […] ※参考記事:【サクッと理解】強調構文のitとは? […]