突然ですが、so thatという表現はご存知ですか?

なにそれ?
実は、so thatには3パターンの訳があるのですね。
よく似ているので混同しやすく、試験でも狙われやすいポイントです。
ただ、どのパターンも長文読解ではよく見る表現なので、
これを機会にサクッと整理してみましょう!
記事は3分程度で読めますよ!
so thatの3パターン
まずはざっくりポイントだけまとめましょう。
- so~that SV-: とても~なのでSV-だ
- ~so that SV-: SV-するために~だ (目的)、SV-するように~だ (様態)
- ~, so that SV-: ~だ。その結果SV-だ
詳しい解説は下記で見ていきましょう!。
so~that SV-
まずはso~that SV-「とても~なのでSV-だ」からです。
これは比較的なじみ深い形かもしれません。
She is so rich that she could buy a new car.
(彼女はとても裕福なので、新しい車を買うことが出来た)
“~”の部分には”rich”が、
“SV-“部分には”SV-“が入っていますね。
~so that SV-
次は~so that SV-「SV-するために~だ (目的)、SV-するように~だ (様態)」です。
so thatがヒトカタマリとなっているのがポイントです。
<目的>
She attended the meeting so that she could catch up with the latest information.
(最新の情報に追いつくため、彼女はその会議に出席した)
<様態>
Please speak more loudly so that I can hear you well.
(わたしがあなたの声をよく聞くことが出来るように、彼女はその会議に出席した)
~, so that SV-
ラストは~, so that SV-「~だ。その結果SV-だ」です。
先ほど紹介した表現との違いは、so thatの直前にカンマがあることです。
カンマがある場合、頭から訳すのがポイントです。
先ほどは”so that SV-“の部分から訳していましたが、今回は普通に語順通り頭から訳しています。
カンマがあるため、文が一度ゆるっと切られているのですね。
例文はコチラです。
He is here now, so that we can start the discussion.
(彼はいまここにいる。その結果、わたしたちは議論を始めることが出来る
= 彼はいまここにいる。それで、わたしたちは議論を始めることが出来る)
なお、「その結果」は「それで」と訳してもOKです。
いずれにせよ、頭から語順通り訳しているというわけですね。
※カンマがないのに「その結果、それで」と訳すパターンもありますが、こちらについては完全に文脈判断です。曖昧さを避けるため、カンマを打つのが原則ではあります。
おわりに
一見難しそうな表現も、整理してみれば意外と簡単ですね。
長文読解に必須の表現ですので、これを機会にぜひぜひ習得してください!
なお、よく質問を受けるのですが、「おススメの文法書を3つ挙げろ」と言われたら、
がダントツでおススメです。
何か疑問があれば、真っ先に調べるのがロイヤル英文法です。当ブログでも、「この記述で大丈夫かな?」と不安になることがあれば、よく活用させて頂いています。
重たいので持ち運びには向いていませんが、ロイヤル英文法(kindle版)も持っていると便利です。わたしは紙版とkindle版の両方を所持しています。
※ kindle版を読むにはアプリが必要ですが、スマホ/PCをお持ちであれば、アプリ自体は無料でダウンロードできます。
現代英文法講義は、ロイヤル英文法で解決しなかった疑問を解消してくれることがあるので重宝しています。また、少し違った角度から説明を与えてくれることもあるので、ロイヤルと併用しています。
教師のためのロイヤル英文法はややレベルの高い文法書ですが、教える立場からすると「なるほど」というような構成になっています。語法等の細かい知識も網羅しています。2020年現在、一般の書店で見かけることはなく、ネットでも中古しか見当たらないのが残念。
その他、分野別におススメ参考書等が気になる方はコメント欄で質問して頂いても構いませんし、当ブログの参考書カテゴリーでは、気になった書籍・勉強法を紹介しています。
それでは!
コメント