今回は“How are you?”に対する返し方15選を、使う場面やスタンス別に整理してお届けします。
英語学習をしていると、「How are you?って聞かれたけど、いつもI’m fine.しか言えない…」と思うことってありますよね?
「もっと自然で、場面に合った返し方を知りたい」という経験、一度はあるハズです。
でも実は、返答のスタンスや関係性を理解すれば、How are you?への返し方は格段にバリエーション豊かになるんです!
そんな悩みを一気に解決します! サクッと確認してみましょう!
“How are you?”の本当の意味を理解しよう
まず大切なのは、“How are you?”は必ずしも本気で体調を聞いているわけではないということです。
場面別の”How are you?”の意味
場面 | 本当の意味 | 期待される返答スタイル |
---|---|---|
カジュアルな挨拶 | 「やあ、元気?」 | 短く、ポジティブに |
初対面・フォーマル | 「初めまして、調子はいかがですか?」 | 丁寧で適度に詳しく |
久しぶりの再会 | 「最近どう?」 | 近況を含めて |
ビジネス場面 | 「お疲れさまです」 | プロフェッショナルに |
返し方のスタンス別15選
基本の返し方(どんな場面でもOK)
1. I’m good, thanks! – 元気です、ありがとう!
- 使用場面: 最も一般的で安全な返答
- ニュアンス: 明るく、シンプル
- 例: “How are you?” → “I’m good, thanks! How about you?” (元気? → 元気だよ、ありがとう!あなたはどう?)
2. I’m doing well, thank you. – 元気にやってます、ありがとうございます。
- 使用場面: 少しフォーマルな場面
- ニュアンス: 丁寧で落ち着いた印象
- 例: “How are you?” → “I’m doing well, thank you. And yourself?” (元気? → 元気にやってます、ありがとうございます。あなたはいかがですか?)
3. Not bad, thanks. – 悪くないよ、ありがとう。
- 使用場面: カジュアルな会話
- ニュアンス: 控えめだが前向き
- 例: “How are you?” → “Not bad, thanks. Just keeping busy.” (元気? → 悪くないよ、ありがとう。忙しくしてるよ。)
ポジティブ・エネルギッシュな返し方
4. I’m great! – 最高だよ!
- 使用場面: 親しい人との会話
- ニュアンス: エネルギッシュで明るい
- 例: “How are you?” → “I’m great! Just had an amazing weekend!” (元気? → 最高だよ!素晴らしい週末を過ごしたばかりなんだ!)
5. I’m fantastic! – 素晴らしいよ!
- 使用場面: 特に良いことがあった時
- ニュアンス: 非常にポジティブで熱意的
- 例: “How are you?” → “I’m fantastic! Just got promoted at work!” (元気? → 素晴らしいよ!仕事で昇進したばかりなんだ!)
6. Couldn’t be better! – これ以上良くなりようがないよ!
- 使用場面: 最高の気分の時
- ニュアンス: 最上級のポジティブさ
- 例: “How are you?” → “Couldn’t be better! Everything’s going perfectly.” (元気? → これ以上良くなりようがないよ!すべてが完璧にうまくいってる。)
ビジネス・フォーマルな返し方
7. I’m very well, thank you. – とても元気です、ありがとうございます。
- 使用場面: フォーマルなビジネス場面
- ニュアンス: 上品で丁寧
- 例: “How are you?” → “I’m very well, thank you. I hope you are too.” (いかがお過ごしですか? → とても元気です、ありがとうございます。あなたもお元気でいらっしゃることを願っています。)
8. I’m doing fine, thanks for asking. – 元気にやってます、お聞きいただきありがとうございます。
- 使用場面: 目上の人やクライアントとの会話
- ニュアンス: 感謝の気持ちを込めて丁寧に
- 例: “How are you?” → “I’m doing fine, thanks for asking. How has your week been?” (いかがお過ごしですか? → 元気にやってます、お聞きいただきありがとうございます。今週はいかがでしたか?)
親しみやすい・カジュアルな返し方
9. I’m hanging in there. – なんとかやってるよ。
- 使用場面: 友人や同僚との会話
- ニュアンス: 少し大変だけど頑張っている
- 例: “How are you?” → “I’m hanging in there. Work’s been crazy lately.” (元気? → なんとかやってるよ。最近仕事が大変でさ。)
10. Can’t complain! – 文句は言えないよ!
- 使用場面: カジュアルで親しい関係
- ニュアンス: 満足している、感謝している
- 例: “How are you?” → “Can’t complain! Life’s treating me well.” (元気? → 文句は言えないよ!人生うまくいってるからね。)
11. Living the dream! – 夢のような生活だよ!
- 使用場面: 友人との軽い会話(しばしば皮肉を込めて)
- ニュアンス: ユーモアを交えて、時には皮肉的に
- 例: “How are you?” → “Living the dream! You know, just another Monday.” (元気? → 夢のような生活だよ!ほら、またいつもの月曜日さ。)
近況を含めた返し方
12. I’m good. Just staying busy with work. – 元気だよ。仕事で忙しくしてる。
- 使用場面: 久しぶりに会った人との会話
- ニュアンス: 簡潔に近況を伝える
- 例: “How are you?” → “I’m good. Just staying busy with work. How about you?” (元気? → 元気だよ。仕事で忙しくしてる。あなたはどう?)
13. Pretty good. Getting used to the new city. – まあまあ元気。新しい街に慣れようとしてるところ。
- 使用場面: 生活に変化があった時
- ニュアンス: 変化への適応を表現
- 例: “How are you?” → “Pretty good. Getting used to the new city. It’s quite different from home.” (元気? → まあまあ元気。新しい街に慣れようとしてるところ。故郷とはかなり違うんだ。)
正直で人間らしい返し方
14. I’ve been better, but I’m okay. – もっと良い時もあったけど、大丈夫だよ。
- 使用場面: 信頼できる人との会話
- ニュアンス: 正直だが前向き
- 例: “How are you?” → “I’ve been better, but I’m okay. Thanks for asking.” (元気? → もっと良い時もあったけど、大丈夫だよ。聞いてくれてありがとう。)
15. I’m tired but good. – 疲れてるけど元気だよ。
- 使用場面: 親しい人との率直な会話
- ニュアンス: 現実的で親しみやすい
- 例: “How are you?” → “I’m tired but good. It’s been a long week.” (元気? → 疲れてるけど元気だよ。長い一週間だったから。)
返答スタイル別の使い分けガイド
感情レベル別チャート
😍 Fantastic! / Couldn't be better! 😊 Great! / I'm good! 🙂 Not bad / Pretty good 😐 I'm okay / Hanging in there 😔 I've been better
関係性別の選び方
初対面・フォーマル
- I’m very well, thank you.
- I’m doing well, thank you.
- I’m fine, thanks for asking.
同僚・知人
- I’m good, thanks!
- Not bad, thanks.
- Pretty good.
親しい友人・家族
- I’m great!
- Can’t complain!
- Living the dream!
- I’m tired but good.
返答をより自然にするテクニック
1. 相手にも質問を返す
英語圏では、How are you?に答えた後、相手にも同じ質問を返すのが一般的です。
基本パターン:
- “How about you?”(あなたはどう?)
- “And you?”(あなたは?)
- “How are things with you?”(あなたの方はどうですか?)
2. 簡単な理由を添える
時間があるときは、簡単な理由を添えると会話が自然になります。
例文パターン:
- “I’m great! Just finished a big project.”(最高だよ!大きなプロジェクトを終えたばかりなんだ。)
- “Pretty good. Finally got some time off.”(まあまあ元気。やっと休みが取れたから。)
- “Can’t complain! The weather’s been nice.”(文句は言えないよ!天気が良いからね。)
3. トーンと表情を合わせる
言葉だけでなく、表情や声のトーンも大切です。
ポイント:
- 明るい返答 → 笑顔で、上がり調子で
- 普通の返答 → 自然な表情で、平坦に
- 控えめな返答 → 少し落ち着いたトーンで
避けたい返答パターン
やりがちなNG例
1. “I’m fine.”だけ
- 問題点: そっけない印象を与える
- 改善案: “I’m fine, thanks! How are you?”
2. 長すぎる説明
- 問題点: 相手が困惑する
- 改善案: 簡潔に、詳しくは相手が聞いてきた時に
3. ネガティブすぎる内容
- 問題点: 場の雰囲気を重くする
- 改善案: “I’ve been better, but I’m okay”程度に留める
おわりに
いかがでしたか? 以上、”How are you?”に対する返し方15選でした。
挨拶は人間関係の第一歩。ぜひ、場面に合った自然な返答で、素敵なコミュニケーションを楽しんでくださいね!
コメント