今回は“pater, pope, papa”を含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
“pater, pope”で始まる英単語まとめ
“pater, pope”には、
- pater, pope, papa: 父(father)
というイメージがあることを意識してください。
「papa: パパ、お父さん」はそのまま英単語になっていますね。
そして、「キリスト教世界における父=教皇」という構図を把握しておくと、その他の単語の理解が一気に進みます。
例えば「expatriate: ~を追放する」は、
- ex: 外
- patr: 父、教皇
- ate: ~にする
ということで、「教皇の外にする⇒追放する」と考えると、イメージが付きやすいと思います。
このように、「pater, pope, papa: 父」というイメージを意識しつつ、下記の単語に目を通すと暗記がしやすいと思います。
ポイント
- papa: パパ、お父さん
- papacy: ローマ教皇の職、教皇の任期
- papal: ローマ教皇の、教皇制度の、ローマカトリック教会の(「al: 単語を形容詞化」)
- pater: おやじ
- paterfamilias: 家長、家父長
- paternal: 父の、父方の
- paternally: 父らしく、父として(「ly: 単語を副詞化」)
- paternalism: 父親的温情主義(「ism: 主義」)
- paternalistic: 父親的温情主義の(「ic: 単語を形容詞化」)
- paternity: 父であること、父性、父権
- patriarch: 家父長、総大司教
- patriarchal: 家父長の、族長の、家父長制度の
- partriarchate: 総大司教の地位、総大司教の管区
- patriarchy: 父権制、家父長政治、父権社会
- patrimony: 家督、世襲財産、教会基本遺産、国家遺産
- patriot: 愛国者
- patriotic: 愛国的な
- patriotism: 愛国心、愛国主義
- patron: 講演者、パトロン、ひいき客
- patronage: 後援、支援
- patronize: ~を後援する、~に威張った態度を取る(「ize: 単語を動詞化」)
- patronizing: いばった、お高くとまった
- patronizingly: 横柄に、いばって
- patronymic: 父祖の名を取った姓
- expatriate: ①~を国外へ追放する、②国外在住の人(「ex: 外」「ate: 単語を動詞化」)
- expatriation: 国外追放(「ion: 単語を名詞化」)
- repatriate: ~を本国へ送還する、送り返す(「re: 後ろ、再び」)
- repatriation: 本国送還
- unpatriotic: 非愛国的な、愛国心のない(「un: 否定」)
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
ちなみに、「母」に関する語源は下記にまとめてありますので、よろしければお読みくださいね(3分程度で読めます)。
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