今回は“ery, ry”を接尾辞に含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
※接尾辞とは、単語の末尾のつづりのことです。単語の品詞を大きく変える傾向があります。
“ery, ry”を含む英単語まとめ
ery, ryには、
- ery, ry: 単語を名詞化(集合/場所/状態)
という役割があることがポイントです。
通常はery、eで終わる単語ではryが使用されます。
何かの集まりや場所を意味することがとても多いのがポイントです。
たとえば、「machinery: 機械類」は「機会の集まり」を示す単語ですね。
また、「bakery: パン屋」は「パンを作る/売る場所」という意味ですよね。
下記には代表的な単語をいくつかピックアップしたので、品詞/意味に注目しつつざっと目を通してみてくださいね。
- bakery: パン屋
- bravery: 勇敢さ
- brewery: ビール会社
- citizenry: 市民
- crockery: 陶器類
- finery: 派手な衣装
- foolery: 愚かな言動
- greenery: 草木、青葉
- jewelry: 宝石類
- machinery: 機械類
- nunnery: 女子修道院
- orangery: オレンジの木を栽培する温室
- poetry: 詩
- pottery: 陶器類
- robbery: 強奪、強盗、盗難
- scenery: 景色
- slavery: 奴隷であること、奴隷制度
- snobbery: 俗物根性
- surgery: 外科
- vinery: 葡萄の温室
ちなみに、「集まり」の意味では、不可算名詞となることが多いです(jewelryやmachineryなど)。
英語は「何かの集まり⇒たくさんある⇒数えても仕方ない」という発想で、不可算名詞となることが多いのですね。
不可算名詞となりやすい単語は他にもあり、下記でわかりやすくまとめています。5分程度でサクッと読めるので、ぜひ目を通して見てくださいね。
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
Word Power Made Easy: The Complete Handbook for Building a Superior Vocabularyは全て英語での記述となりますが、記述がかなり充実していて、英語が比較的平易なので読みやすいです。なるほどと思わせる記述も多いです。
Merriam-Webster’s Vocabulary Builderも英語での記述ですが、やはり充実しています。英語が少し難しいので、中~上級者用でしょう。
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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