今回は“noc, nox, nuis, noy”を含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
“noc, nox, nuis, noy”を含む英単語まとめ
“noc, nox, nuis, noy”には、
- noc, nox, nuis, noy: 害のある(harmful)
というイメージがあることを意識してください。
「noxious: 有害な」や「annoy: ~をいらいらさせる」は時々目にする単語ですね。
また、「innocent: 無罪の」は、「in: 否定」の意と組み合わさり、「害がない」という意味で称されています。
さらに、これは造語になりますが、「NOx: 窒素酸化物」という語があります。大気を汚染する物質のことで、窒素(N, nitrogen)や酸素(O, oxygen)が化合して出来るものですね。
語源辞典等には載っていないので真偽は不明ですが、ひょっとしたらnoxという音に「有害な」という感覚があるため、このような造語が出来る下地があったのかもしれません。
このように、「noc, nox, nuis, noy: 害のある」というイメージを意識して、下記の単語に目を通すと理解が進みますよ!
- noxious: 有害な、不健全な
- nuisance: 厄介な
- annoy: ~をいらいらさせる、悩ませる
- annoyance: いらいらさせること、わずらわしさ(「ance/ence: 単語を名詞化」)
- annoyed: いらいらする、むっとする
- annoying: いらいらさせる、うっとうしい
- annoyingly: うるさく、いらいらすることには(「ly: 単語を副詞化」)
- innocent: 無罪の、潔白な、世間知らずの、だまされやすい(「in/im: 否定」)
- innocence: 無罪、潔白、無邪気、純潔
- innocently: 無邪気に、何食わぬ顔で
- obnoxious: 不快な、いやな、気に障る(「ob: ~へ」の意。こちら側に有害なものがやって来るイメージ)
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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