今回は“ion”を接尾辞に含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
※接尾辞とは、単語の末尾のつづりのことです。単語の品詞を大きく変える傾向があります。
“ion”を含む英単語まとめ
接尾辞”ion”には、
- ion: 単語を名詞化
する役割があることを意識してください。
主に「行動、状態、過程、結果」といった意味を帯びやすいですが、ここら辺は細かい話なので、無視しても良いでしょう。ひとまず「単語を名詞化する」という点を押さえられれば問題ありません。
下記には代表的な単語をいくつかピックアップしてみました。「ion: 単語を名詞化」という観点から眺めてみてくださいね。
- abolition: 廃止、撤廃(「abolish: ~を廃止する」)
- action: 活動(「act: 行動する」)
- activation: 活性化(「activate: ~を活性化する」)
- adoption: 養子縁組(「adopt: ~を採用する、養子にする」)
- bisection: 二等分(「bi: 2つ」、「sect: 切る」)
- calculation: 計算(「calculate: ~を計算する」)
- depression: うつ病、憂鬱(「de: 下」、「press: 押す」)
- fusion: 融解、融合、混合(「fuse: 注ぐ」)
- succession: 連続、相続(「suc: 下」、「cess: 行く」)
- taxation: 税制、課税(「tax: 税金」)
- union: ユニオン、労働組合、同盟(「uni: 1つ」)
- vacation: 休み、休暇(「vac: 空っぽ」)
なお、頻度としてはorよりもerの方が多いようです。他にも細かい違いがあるので、興味のある方は堀田氏のブログをご参照ください。
英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史の著者でもあり、普通は絶対に知らないような知識が満載です。わたしもちょくちょく参考にさせて頂いています。
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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