今回は“amb, amph”を含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
“amb, amph”を含む英単語まとめ
“amb, amph”には、
- amb, amph: 周囲(about/around)
というイメージがあることを意識してください。
例えば、「ambiguity: 両義性、多義性、意味の曖昧な表現」は、ある言葉の周辺をなぞるようなイメージですね。
また、「ambition: 野心」は辺りをうろうろ歩き回るイメージです。ローマ時代、選挙の際に候補者は票を求めて歩き回る習慣があったようです。いまの時代も演説したりしますし、よく似ていますね。
さらに、「ambulance: 救急車」は、「辺りを動き回る病院」というところから来ています。
このように、「amb, amph: 周囲」というイメージを意識して、下記の単語に目を通してみてくださいね。
- ambiguity: 両義性、多義性、意味の曖昧な表現
- ambiguous: 多義的な、曖昧な、不明瞭な(「ous: 単語を形容詞化」)
- ambition: 野心
- ambitious: 野心的な
- amble: ぶらぶら歩く
- ambler: ぶらぶら歩く人(「er: ~する人/モノ」)
- ambulance: 救急車
- ambulate: 歩き回る
- amphibious: 水陸両性の、水陸両用の
- amphitheater: 円形闘技場、円形の盆地
- perambulate: 巡回する、歩き回る(「per: 通って」)
- perambulator: (車輪を転がして測る)距離計
- ramble: 散策する、ぶらぶらする
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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