今回は「実は間違っている和製英語/カタカナ英語」をまとめて見たいと思います。
日本人が間違いがちな単語を一気に確認すれば、今後和製英語で誤ることは減るハズです。
サッと目を通してみましょう!!
実はおかしな和製英語/カタカナ英語まとめ
今回、日本人が犯しがちなミスを「和製英語」「カタカナ英語」の二種類に分けてみました。
本記事では「和製英語」と「カタカナ英語」を次のように定義したいと思います。
- 和製英語: 単語自体が違う (例 アルバイト⇒part-time job)
- カタカナ英語: 単語の発音が違う (例 エネルギー⇒エナジー *1)
*1 下線部分がアクセントです。本来、発音記号で/énərdʒi/のように示すべきですが、本記事ではわかりやすさを優先し、カタカナ表記にしています。
まず、「和製英語」は、そもそも使うべき単語が違うパターンです。
例えば、日本語では「アルバイト」と言いますが、英語では”part-time job”と表現します。
他にも、日本人の感覚で「マンション」と言うと、”mansion: 大邸宅”という意味になってしまい、英語での意味とは大きく異なることがあります。日本人の言う「マンション」は、英語では”flat”や”apartment”などと表現します。(英語では”apartment”は、日本語の「アパート」「マンション」どちらの意味でも使用されます)
上記の「アルバイト」や「マンション」の例では、そもそも使うべき単語が全く異なっていますね。これを「和製英語」と呼びたいと思います。
一方、「カタカナ英語」は、単語の発音が違うパターンです。発音がカタカナ読みになっているため、通じないケースです。メール等の英作文より、英会話をする際に問題となるケースです。
たとえば、「エネルギー」と言うとき、頭の中では”energy”という単語を思い浮かべると思います。この単語自体は正しいです。しかし、”energy”の正しい読み方は「エナジー」です。
思い浮かべている単語のスペル自体は合っているのですが、読み方がカタカナ読みになっているため、通じないのですね。これを「カタカナ英語」と呼びたいと思います。
日本人にありがちなミスを「和製英語」「カタカナ英語」に分類したところで、あとはそれを一覧形式でチェックしていきましょう!
和製英語の間違いまとめ
実は間違っている和製英語のまとめは下記のとおりです。使うべき単語が間違っているパターンです。
<仕事/職業関係>
- アルバイト⇒part-time job
- メリット/デメリット⇒pros and cons (advantage/disadvantageも可)
- リストラ⇒lay off (restructuringは「組織の再編成」の意が強い)
- サイン⇒signature (signだと”sign board: 看板”を連想しがち。なお、”autograph: 有名人のサイン”)
- サラリーマン⇒office worker/business person
- リフォーム⇒rennovation
- アンケート⇒questionnaire
- クレーム⇒complaint (“claim: ~と主張する”という意味になってしまう)
- ブラインドタッチ⇒touch typing
- タッチパネル⇒touch screen
- ミス⇒mistake (“miss: ~を見逃す/恋しく思う”になってしまう)
- ガードマン⇒a guard
- ストリートミュージシャン⇒street performer
- フリーター/アルバイト(の人)⇒part-time worker
- コック⇒chef
- アポ⇒appointment
- アフターサービス⇒after sales-serviceまたはafter sales-support
- キャッチフレーズ/キャッチコピー⇒catchword
- シンボルマーク/ロゴマーク⇒symbol
- プレイガイド⇒ticket agency
- インフレ⇒inflation
- デフレ⇒deflation
- リストアップ⇒Make a list
- ベッドタウン⇒bedroom suburbs/commuter town/bedroom town (“suburbs: 郊外”、”commuter: 通勤者”などで表現)
- ホームページ⇒website (home pageだと、「サイトで一番最初に表示されるページ」の意味になってしまう)
<道具関係>
- ノートパソコン⇒laptop (デスクトップはdesktopで良い)
- ノート⇒notebook (noteは「メモ」という意味になる)
- ホッチキス⇒stapler
- コンセント⇒outlet/socket
- レンジ⇒microwave
- ドライヤー⇒hair dryer
- エアコン⇒air conditioner
- ファックス⇒facsimile
- セロテープ⇒scotch tape (米国)/sellotape (英国)
- ガムテープ⇒gummed tape/packaging tape
- ビニール袋⇒plastic bag
- ペットボトル⇒plastic bottle
- シャープペンシル⇒mechanical pencil
- ピンセット⇒tweezers (必ず複数形sにする)
- シール⇒sticker (“seal: ~を密封する、アザラシ”になってしまう)
- キーホルダー⇒key ring
- ベビーカー⇒stroller
- マナーモード⇒silent mode
- レントゲン⇒X-ray
- トランプ⇒playing cards (通常trumpは「ドナルド・トランプ」を連想させる)
- ピアス⇒ earrings (“pierce: ~に穴をあける”の意味になる)
<衣服関係>
- パーカー⇒hoodie
- ワンピース⇒dress
- ノースリーブ⇒sleeveless
- マフラー⇒scarf
- トレーナー⇒sweat shirt (“sweat: 汗”なので、「汗をかいてもよいウェア」という意味)
- パーカー⇒hoodie
- ワンピース⇒dress
- フリーサイズ⇒one size fits all (「1つのサイズがすべてに合う」という意味)
- ワイシャツ⇒dress shirt
- オーダーメイド⇒tailor made/made-to-order/bespoke (「be spoken: よく話して作られる」から)
- ビーチサンダル⇒flip flops (必ず複数形)
- チャック⇒zipper/zip fastener
- ボーダー⇒stripe T-shirt
- カッパ⇒rain poncho/rain coat
- ズボン⇒pants (米国)/trousers (英国) (なお、米国では”underwear: 下着のパンツ”、英国では”pants: 下着のパンツ”となる。とにかく明るい安村氏が英国でショーをした際”Pants!”と会場中からコールされていたのを思い出すと良い)
- リュック⇒backpack
- ジーパン⇒jeans/denim
<スポーツ/エンタメ/乗り物関係>
- ゴールデンアワー⇒prime time
- ナイター⇒night game (デイゲームはday gameで良い)
- ゴロ⇒ground ball (野球用語)
- タッチアウト⇒tag out (野球用語)
- フライング⇒false start (“flying start: 好調な滑り出し”という意味を持つため。辞書によっては”flying start: フライングスタート”の意味もあるが)
- キャンピングカー⇒camper (「キャンピングカー/キャンプをする人」どちらの意味でも使用可)
- バイク⇒motorbike (“bike: 自転車”という意味になる)
- ダンプカー⇒dump truck
- バックミラー⇒rearview mirror/rear-view mirror
- ハンドル⇒steering wheel (“handle: ドア/引き出し/カップ/道具などの取っ手”の意味になる)
- ウィンカー⇒blinker/turning signal
- アイドル⇒Japanese idol等 (“idol: 偶像”という意味になってしまう)
- タレント⇒TV star/TV personality/actor/singer (“talent: 才能”という意味。役割ごとに別の単語を用いる)
- ドラマ⇒TV drama (場合によっては”soap opera: 昼ドラ”も可)
- セレブ⇒celeblity (日本語のセレブは「お金持ち」の意味が強いが、英語のcerebrityは「著名人」の意味)
- ジェットコースター⇒roller coaster
- アットホーム⇒cozy (“at home: 家で”という意味になってしまう)
- オール(一晩中起きていること)⇒stay up all night
- クラシック音楽⇒classical music
<食事関係>
- オードブル⇒appetizer (「オードブル」に完全に対応する英語はない。”appetizer: 前菜”が一番近い)
- フライドポテト⇒french fries
- ピーマン⇒green pepper
- パン⇒bread (“pan: フライパン”になってしまう、なお、”pastry: 菓子パン”)
- ホットケーキ⇒pan cake
- シュークリーム⇒cream puff
- ココア⇒hot chocolate
- ノンアル⇒alcohol free
- コーラ⇒Coke/Coca-Cola
- ハンバーグ⇒Hamburg steak
- メンチカツ⇒minced meat cutlet (“mince: ~を細かく刻む”)
- アメリカンドッグ⇒corn dog。
- ホットケーキ⇒pan cake
- シュークリーム⇒cream puff
- デコレーションケーキ⇒fancy cake/birthday cake/wedding cake等 (“fancy: 高級な/装飾的な”
- ソフトクリーム⇒soft serve ice cream (「柔らかく提供されるアイスクリーム」ということ)
- アイスコーヒー⇒iced coffee/cold brew coffee (温かいコーヒーを冷たくしたのがiced coffee/冷たい水で長い時間をかけてコーヒーを抽出したものがcold brew coffee。”brew: ~を注いで入れる”)
- ミルクティー⇒tea with milk (ストレートかミルク入りかの意味で”black or white?”と聞かれることも)
- レモンティー⇒tea with lemon
- ココア⇒hot chocolate/cocoa (コゥコゥと発音に注意)
- ノンシュガー⇒sugar less
- ノンアルコール⇒alcohol free
- バイキング⇒buffet (ブュッフェィと発音に注意)
- モーニングサービス⇒breakfast special (“morning service: 教会で朝行う礼拝”の意味になってしまう)
<人間関係>
- ユニーク⇒funny/interesting (“unique: 独特の/唯一無二の”という意味。日本語のユニークは「面白い」というニュアンスを含むためfunnyなどが近い)
- スキンシップ⇒physical contact
- ナイーブ⇒ sensitive/pure/delicate (“naive: 世間知らずの/無邪気な”という意味になってしまう。場合によってはネガティブな意味も含む)
- コンプレックス⇒ inferiority complex (“complex: 複雑な/複合施設/総合ビル”という意味になる)
- ファイト!⇒Good luck!/Do your best! (“fight: 戦え!”の意味になってしまう)
- ドンマイ⇒Never mind.
- スキンシップ⇒physical contact
- ゴールイン⇒「結婚」の意味なら”get married”、「ゴールに到達する」の意味ならreach the goal
- ハイテンション⇒excited (high tensionは緊張感が高まっているイメージになってしまう)
- ハイタッチ⇒high five
- カンニング⇒cheating (“cunning: ずるがしこい”になってしまう)
- ヴァージンロード⇒wedding aisle (“aisle: 通路”、発音は「アイル」なので要注意)
- マイペース⇒my own pace
- マイカー⇒my own car
- マイハウス⇒my own house
- マイ ビジネス⇒my job (“my business: あなたには関係ないこと”と、攻撃的な意味を含んでしまうので要注意)
- ニート⇒unemployed/don’t work and stay home all day等 (「ニート」と言うと、NEETではなく、”neat: 整っている/かっこいい”といった意味を連想されるので注意)
- スマート (細身)⇒thin/fashionable/stylish (“smart: 賢い”という意味になる)
<ショッピング関係>
- デパート⇒department store
- コンビニ⇒convenience store
- スーパー⇒supermarket
- コインランドリー⇒laundry (“money launderying: マネーロンダリング/資金洗浄”と同じ単語)
- リサイクルショップ⇒secondhand store
- フリーマーケット⇒flea market (freeではなく”flea: 蚤”なので要注意)
- ペンション⇒ 近いのは朝食付き宿泊施設のbed and breakfast/B&B(“pension: 年金”となってしまうので要注意)
- クローク⇒cloakroom
- フロント⇒front desk/reception
- モーニングコール⇒wake-up call
- パーキング⇒car park/parking lot
- レジ(レジ係)⇒cashier (“register: レジの機械そのもの”の意味になってしまう)
- ガソリンスタンド⇒gas station/petrol station
カタカナ英語の間違いまとめ
実は間違っているカタカナ英語のまとめは下記のとおりです。
単語の発音が間違っているパターンです。正しい発音をカッコ内に示します。
- エネルギー⇒energy エナジー (なお、「energetic: エネルギッシュな」は、エナージェティックと発音)
- アレルギー⇒allergy アレジー
- ビタミン⇒vitamin ヴァイタミン (英国ではヴィタミンと読む)
- ウイルス⇒virus ヴァイラス
- テーマ⇒theme スィーム
- マック⇒McDonald’s マクダナルズ
- ケンタッキー⇒KFC ケィエフスィー
- サーティワン⇒Baskin-Robbins バスキン ロビンズ
- イケア⇒IKEA アイケア
- コストコ⇒Costco コスコゥ
おわりに
いかがでしたか? 以上、日本人が誤りがちな英語の例でした。
一気に暗記するというよりは、何度も軽く目を通し、「そういえばこんなところで躓きがちだったな」と認識出来れば良いと思います。
コメント