今回は“per”を接頭辞に含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
※接頭辞とは、単語の頭に付くものです。単語の意味を大きく変える傾向があります。
“per”で始まる英単語まとめ
“per”には、
- per: ①完全に、②通して(thoroughly)
という2つのイメージがあることを意識してください。
「①完全に」に関しては、「perfect: 完全な」がなじみ深いのではないかと思います。
- per: 完全に
- fect: 作る
というイメージです。
「②通して」は少しマイナーかもしれません。「percolate: ~をろ過する、しみ出させる」に使用されています。「液体を通す」イメージですね。
「per: ①完全に、②通して」という二つの意味は一見異なるイメージを持ちますが、throughにも似たイメージがあります。
上記の図(ヘタでスイマセン)のように、throughはトンネルを通り抜けるイメージですが、
- ①通り抜けて(通り抜ける過程に意識を向ける)
- ②終えて(通り抜けた後に意識を向ける)
という意味で使われることがあります。
まさに「per: ①完全に、②通して」という二つの意味と連動していますね。というのも実は、perは「thoroughly: 完全に」という単語と同語源なのですね。
※参考(3分程度で読めます):【本質から理解!】前置詞throughのイメージ
このように「per: ①完全に、②通して」という意味、throughと同じイメージを頭に入れて、下のまとめに目を通してみてくださいね。
ポイント
<完全に>
- perfect: 完全な(「fect: 作る」)
- perceive: ~を知覚する、知る(「ceive: 取る」の意。完全に取れば理解する)
- perform: ~を行う、果たす(「form: 形」の意。完全に形作るので果たす)
- perfume: 香水、香り(「fum: 煙」の意。気体をがっつり吸い込む)
- permit: ~を許す(「mit: 送る」の意。完全に送るので通行を許可)
- perplex: ~を悩ませる、当惑させる(「ple: 折る」の意。完全に折ると相手は困る)
- persuade: ~を説得する(「suade: 説得する」)
- peruse: ~を熟読する(「use: 使う」)
- pervade: 充満する、普及する
<通して>
- percolate: ~をろ過する、しみ出させる
- permeable: 通すことが出来る(「able: 可能」)
- perspective: 観点(「spect: 見る」の意。通して見るもの)
- persist: 固執する、貫く(「sist: 立つ」の意。その時間を通してずっと立つ)
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
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