今回は“band, bind, bond, bound, bund”を含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
“band, bind, bond, bound, bund”を含む英単語まとめ
band, bind, bond, bound, bundには、
- band, bind, bond, bound, bund: 結ぶ(bind)
というイメージがあることを意識してください。
「band: バンド、集団、ひも、帯」は、ぎゅっとひとかたまりに縛られたものというイメージですよね。また、「bind: ~を縛る」は、「binder: バインダー」という単語で日本語にも溶け込んでいます。バインダーは紙を縛って一つにかためておく道具ですよね。
また、「bind: ~を縛る」は語源通りの単語ですね。
bindの過去分詞のboundは、「be bound to V: 必ずVする」は、「ある行為と結びつけられている」イメージですね。
また、「bound: 限界、限度、範囲」も「ある範囲を縛り上げる」イメージです。上記の過去分詞boundとは別の単語になりますが、やはり縛るイメージです。
さらに、「bound: ~行きの」は「be bound for~: ~行きの」という形で使用されます。電車のアナウンスで、「This train is bound for XX. : この電車はXX行きです」という表現は日本国内でもよく聞きます。これも「目的地に向かい電車が縛りつけられている」イメージですね。
※厳密に言うと「bound: ~行きの」は「縛る」という語源とは成り立ちが違うようです。ただ、イメージがかなり似通っている(ネイティブも似たような感覚を持っているよう)ということから、一応本記事で触れさせて頂きました。
上記のように、「band, bind, bond, bound, bund: 結ぶ」というイメージを意識しつつ、下記の単語に目を通してみてくださいね。
- band: バンド、集団、ひも、周波帯
- bandage: 包帯、巻き布(「age: 単語を名詞化」)
- bind: ~を縛る
- bound: 限界、限度、範囲
- be bound to V: 必ずVする
- boundary: 境界、限界、範囲(「ary: 単語を名詞化」)
- bond: 絆、結束、債券、社債、足枷、鎖
- bondage: 奴隷の状態、束縛、縛り(「age: 単語を名詞化」)
- bonded: 債券によって保証された、接合された、強制された
- bundle: 束、包み、群れ、大金
- bundler: 政治資金を集める人(「er: ~する人/モノ」)
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
Word Power Made Easy: The Complete Handbook for Building a Superior Vocabularyは全て英語での記述となりますが、記述がかなり充実していて、英語が比較的平易なので読みやすいです。なるほどと思わせる記述も多いです。
Merriam-Webster’s Vocabulary Builderも英語での記述ですが、やはり充実しています。英語が少し難しいので、中~上級者用でしょう。
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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