今回は“er, or, ar, eer”を接尾辞に含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
※接尾辞とは、単語の末尾のつづりのことです。単語の品詞を大きく変える傾向があります。
“er, or, ar, eer”を含む英単語まとめ
接尾辞”er, or, ar, eers”には、
- er, or, ar, eer: ~する人/モノ
する役割があることを意識してください。
「actor: 俳優」や「engineer: エンジニア」など、「人/モノ」という意味になっていますよね。
※アクセントはeerの部分に来ます。発音をよく間違えるので注意しましょう。
- auctioneer: 競売人
- career: 仕事、職業
- pioneer: パイオニア、先駆者
- volunteer: ボランティア
また、「employer: 雇用者」という単語がありますが、「employee: 従業員、被雇用者」のように、語尾がeeになると、「~される人」という意味になる点も要チェックです。
接尾辞eeについては、【語源でイメージ】”ee”の英単語まとめ【される人/する人】にまとめてあります。erとは、なかなか興味深い対応関係があったりします。サクッと読めるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
下記には代表的な単語をいくつかピックアップしてみました。「er, or, ar, eer: ~する人/モノ」という観点から眺めてみてくださいね。
- actor: 俳優(「act: 行動する」)
- censor: 検閲官、検閲
- conductor: 指揮者(「conduct: 行う」)
- dictator: 独裁者(「dict: 言う」)
- doctor: 医者
- employer: 雇用者(「employ: 雇う」)
- professor: 教授
- recorder: 記録装置、録音機
- scholar: 学者
- volunteer: ボランティア
- writer: 作家
- auctioneer: 競売人(「auction: オークション」)
- engineer: エンジニア
- career: 仕事、職業
- pioneer: パイオニア、先駆者
なお、頻度としてはorよりもerの方が多いようです。他にも細かい違いがあるので、興味のある方は堀田氏のブログをご参照ください。
英語の「なぜ?」に答える はじめての英語史の著者でもあり、普通は絶対に知らないような知識が満載です。わたしもちょくちょく参考にさせて頂いています。
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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