今回は、laboratory, elaborate, collaborate…
の意味を語源から考えてみたいと思います。
どんな説明になるのかな?
中心はlabor「労働」
今回中心になっているのは、laborです。
laborには「労働 (=labor)」という意味があります。
これはそのまんま、laborという単語が「労働」という意味合いで存在するのですね。
註:イギリスだとスペルはlabourです
laboratory「研究室」
laboratoryには「研究室、研究室」という意味があります。
そういえば、「ラボ(研究室)」って
日本語があるね!
そうですね。これは、日本語にもなじんでいる表現かもしれません。
ただ、大事な語源がいくつか含まれていますので、細かくチェックしていきましょう。
- labor-:労働
- -ate:単語を動詞化「~する」(単語を形容詞化することも)
- -ory:場所
つまり、
「労働+する+場所」
↓
「研究室、実験室」
となるわけです。
ちなみに、-oryを使った単語には、
dormitory:寮(dormit 眠る + ory 場所)
がありますね。
elaborate「手の込んだ」
elaborateには「手の込んだ、凝った、綿密な」という意味があります。
これは次のように分解できます。
- e-:完全に (ex-と同じ)
- labor-:労働
- -ate:単語を動詞化「~する」(単語を形容詞化することも←今回はコッチ)
つまり、
「完全に+労働+形容詞」
↓
「完全に労働するほどやり込む+形容詞」
↓
「手の込んだ、凝った、綿密な」
となるわけです。
collaborate「協力する」
collaborateには「協力する、共同して働く」という意味があります。
これは次のように分解できます。
- col-:ともに (com-と同じ)
- labor-:労働
- -ate:単語を動詞化「~する」(単語を形容詞化することも)
つまり、
「ともに+労働+する」
↓
「協力する、共同して働く」
となるわけです。
ちなみに、「~とコラボする」なんて日本語がありますね。
これは英語のcollaborate with~「~と協力する、共同して働く」からきています。
おわりに
最後までお読みくださりありがとうございました。
ご質問等あれば、コメント欄までお願いします。
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