今回は“solv, solut”を含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
“solv, solut”を含む英単語まとめ
solv, solutには、
- solv, solut: 緩める (loosen)
というイメージがあることを意識してください。
「solve: ~を解決する」は、比較的なじみ深い単語ではないでしょうか。
「resolve: ~を解決する、~と決心する」という単語は下記のイメージです。
- re: 後ろへ
- solv: ゆるめる
「解決する」と「決心する」は、一見つながりがなさそうですが、これはそれぞれ、
- 絡まった問題をゆるめる(ほどく) ⇒解決する
- 迷いをほぐす ⇒決心する
というイメージです。
なお、solveとresovleはどちらも「解く」という意味を持ちますが、微妙なニュアンスは違う点には要注意です。
- solve: 客観的に問題を解く(数学や事件の謎など)
- resolve: 主観的に問題を解く(政治的な議論などの客観的答えが明確に存在しないもの)
これは、resolveが「絡まった問題をゆるめる(ほどく)」というところから来ている点を考えると納得しやすいかと思います。どちらかといえば、政治的な問題は、いろんな要因がグチャグチャに絡まり合っているイメージがありますよね。それをほどくイメージで捉えると、resolveが主観的な問題解決に使用されやすい点も納得だと思います。
このように「solv, solut: 緩める」というイメージを意識しつつ、下記の単語に目を通してみてくださいね。
- solve: ~を解決する
- solution: 解決(「ion: 単語を名詞化」)
- solvent: 支払い能力のある(「ent: 単語を形容詞化」)
- solvency: 支払い能力のあること(「ency: 単語を名詞化」)
- solver: 解く人、解答する人(「er: ~する人」)
- solvable: 解ける、解決できる(「able: 可能」)
- absolute: 完全な(「ab: 離れて」、解決して離れている⇒手離れした状態のイメージ)
- absoluteness: 絶対性、絶対であること(「ness: 単語を名詞化」)
- absolutely: 完全に(「ly: 単語を副詞化」)
- absolve: ~を許す、赦免する
- absolution: (キリスト教における宗教薬業による)許し、赦免(「ion: 単語を名詞化」)
- resolute: 決心の固い、意志の固い、断固たる
- resolutely: 堅く決心して、断固として(「ly: 単語を副詞化」)
- resolution: 決議、解決(「ion: 単語を名詞化」、「New Year’s resolutions: 新年の決意」)
- resolve: ~を解決する、~と決心する
- resolvable: 解決できる、分解できる(「able: 可能」)
- resolvent: 分解できる、溶解できる(「ent: 単語を形容詞化」)
※ soldierlyはlyで終わっているが、形容詞なので要注意です。lyで終わるが副詞にならない単語にはある程度法則があり、soldierlyもその法則に当てはまります。その点については【超決定版】-lyで終わるのに副詞にならない単語まとめで確認できます。
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
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