今回は、
abrupt, corrupt, erupt, interrupt, disrupt…
の意味を語源から考えてみたいと思います。
さあ始めよう!
中心はrupt「破れた」
今回中心になっているのは、ruptです。
ruptには「破れた (=broken)」という意味があります。
少し難しいですが、
bankrupt「破産した」
という単語があります。
これは次のように分解できるのですね。
- bank-:銀行
- -rupt:破れた
つまり、「破れた銀行」→「破産した」というわけです。
ruptの語源は「破れる」
このことを頭に入れたうえで、様々な単語を見ていきましょう!
abrupt「突然の、不意の」
abrupt「突然の、不意の」は次のように考えてみましょう。
- ab-:離れて
- -rupt:破れる
つまり、
「離れて+破れる」
↓
「離れてパンッと破れる」
↓
「突然の、不意の」
となるわけです。
これは強引では??
…気を取り直して次へ行きましょう。
corrupt「腐敗した、堕落した」
corrupt「腐敗した、堕落した」は次のように考えてみましょう。
- cor-:完全に (com-やcon-と同じ)
- -rupt:破れた
つまり、
「完全に+破れた」
↓
「腐敗した、堕落した」
となるわけです。
erupt「噴火する」
erupt「噴火する」は次のように考えてみましょう。
- e-:外に (ex-と同じ)
- -rupt:破れた
つまり、
「外に+破れた」
↓
「噴火する」
となるわけです。
中に溜まっていたものが外に向かって破れ出すイメージですね。
interrupt「~を中断する、邪魔する」
interrupt「~を中断する、邪魔する」は次のように考えてみましょう。
- inter-:~の間に
- -rupt:破れた
つまり、
「~の間に+破れた」
↓
「物事と物事の間に破れた場所がある」
↓
「~を中断する、邪魔する」
となるわけです。
イメージ的には、こんな感じでしょうか。
続いていた物事が、「XXX」の部分で破れて途切れるイメージですね。
→→→ XXX →→
disrupt「~を混乱させる、崩壊させる」
disrupt「~を混乱させる、崩壊させる」は次のように考えてみましょう。
- dis-:分離・反対
- -rupt:破れた
つまり、
「離れて+破れた」
↓
「離れた場所で破くとグチャグチャになる」
↓
「~を混乱させる、崩壊させる」
となるわけです。
dis-も-ruptもネガティブな意味を持っていますが、
それがダブルで起きたのでスッチャカメッチャカ、というイメージですね。
おわりに
最後までお読みくださりありがとうございました。
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