こんにちは!
今回は、tribute, attribute, contribute…
の意味を語源から考えてみたいと思います。
中心はtribute「割り当てる」
今回中心になっているのは、tributeです。
tributeには「割り当てる (=assign)」という意味があります。
たとえばどんな単語に使われているの?
「トリビュート」という日本語はみなさんご存知でしょうか?
「〇〇へのトリビュート」なんてアルバムがあったりしますね。
あれを直訳すると、「〇〇へ割り当てられた尊敬(〇〇へ捧ぐ)」という意味になるんですね。
tributeの語源は「割り当てる」
このことを頭に入れたうえで、様々な単語を見ていきましょう!
tribute「尊敬の言葉」
tributeは語源でもあるのですが、名詞として使われることがあるんですね。
その場合、「尊敬の言葉、貢物」という意味になります。
これは次のように考えてみましょう。
つまり、
「割り当てる+モノ」
↓
「誰かに割り当てるモノ」
↓
「尊敬の言葉、貢物」
となるわけです。
「○○へのトリビュートアルバム」の話とも一致しますね!
attribute「…を~のせいにする」
attribute…to~で、「…を~のせいにする」という意味になります。
これは次のように考えてみましょう。
- at-:~に(ad-と同じ)
- -tribute:割り当てる
つまり、
「~に+割り当てる」
↓
「何かの原因を~に割り当てる」
↓
「…を~のせいにする」
となるわけです。
She attributed her success to her teacher.
(彼女は、彼女の成功を彼女の先生のせいにした
= 彼女は、彼女の成功を彼女の先生のおかげと考えた)
contribute「~を寄付する」
contribute「~を寄付する、寄与する」は次のように考えてみましょう。
- con-:ともに
- -tribute:割り当てる
つまり、
「ともに+割り当てる」
↓
「何かのためにみんなで割り当てる」
↓
「~を寄付する、寄与する」
となるわけです。
distribute「~を分配する」
distribute「~を分配する、ばらまく」は次のように考えてみましょう。
- dis-:分離・反対
- -tribute:割り当てる
つまり、
「分離+割り当てる」
↓
「ばらばらに割り当てる」
↓
「~を配布する、ばらまく」
となるわけです。
retribution「応報、報い」
retribution「応報、報い」は次のように考えてみましょう。
- re-:再び、元に
- -tribute:割り当てる
つまり、
「再び+割り当てる」
↓
「割り当て返す」
↓
「応報、報い」
となるわけです。
おわりに
最後までお読みくださりありがとうございました。
ご質問等あれば、コメント欄までお願いいたします。
コメント
[…] tribute (= assign 割り当てる) […]
とても分かりやすいです!ありがとうございます!!
とてもうれしいコメントありがとうございます。これからもこつこつ更新していきます!