今回は、
construct, destruction, obstruct,
instruct, restructure…
の意味を語源から考えてみたいと思います。
さあ始めよう!
中心はstruct「築く」
今回中心になっているのは、structです。
structには「築く、建てる (=build)」という意味があります。
少し難しい単語ですが、
structure「構造、建築物」
というものがあります。
これは次のように分解できるのですね。
- struct-:築く
- -ure:単語を名詞化
つまり、「築くもの」→「構造、建築物」というわけです。
structの語源は「築く、建てる」
このことを頭に入れたうえで、様々な単語を見ていきましょう!
construct「~を建設する、構成する」
construct「~を建築する、構成する」は次のように考えてみましょう。
- con-:共に
- -struct:築く
つまり、
「共に+築く」
↓
「一緒に築き上げる」
↓
「~を建設する、構成する」
となるわけです。
destruction「破壊」
destruction「破壊」は次のように考えてみましょう。
- des-:分離・反対・下降
- -struct:築く
- -ion:単語を名詞化
つまり、
「反対+築く+名詞」
↓
「築くことの反対の行為」
↓
「破壊」
となるわけです。
obstruct「~をふさぐ、妨げる」
obstruct「~をふさぐ、妨げる」は次のように考えてみましょう。
- ob-:~に
- -struct:築く
つまり、
「~に+築く」
↓
「通り道にジャマなものを築く」
↓
「~を防ぐ、妨害する」
となるわけです。
instruct「~に指示する」
instruct「~に指示する」は次のように考えてみましょう。
- in-:中に、上に
- -struct:築く
つまり、
「上に+築く」
↓
「すべきことを上に築き上げていく」
↓
「~に指示する」
となるわけです。
イマイチしっくりこないかな…
そうかもしれません。笑
この単語は、
instructor「インストラクター、先生 (=指示する人)」
から覚えても良いですね。
restructure「~を再構成する、リストラする」
restructure「~を再構成する、リストラする」は次のように考えてみましょう。
- re-:再び
- -struct:築く
* 語尾の-ureは単語を名詞化する働きがありますが、今回のrestructureではそのような働きをしていません。
つまり、
「再び+築く」
↓
「~を再構成する、リストラする」
となるわけです。
会社を再構成するためには、人員の入れ替えをするひつようがありますから、
「リストラする」という意味になるのですね。
おわりに
最後までお読みくださりありがとうございました。
コメント
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