今回は“err”を含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
“err”を含む英単語まとめ
errには、
- err: 誤り、さまよう (error, wander)
というイメージがあることを意識してください。
「error: 誤り」は、語源がそのまま単語になっています。
ちなみに、mistakeは不注意などによる「間違い」であるのに対し、errorは合理的な基準から外れた「間違い」という意味があります。
errが「さまよう」という語源を持つことから、「あるべき基準からさまよい遠ざかってしまう」と考えれば、errorがこのような意味を持つことも納得ですね。
このように「err: 誤り、さまよう」というイメージを意識しつつ、下記の単語に目を通してみてくださいね。
- err: 間違いをする
- errant: 間違った、正道から外れた
- errantry: 武者修行
- erratum: 誤字、誤植
- errata: ①erratumの複数形、②正誤表
- erratic: 気まぐれな、一貫性のない(「ic: 単語を形容詞化」)
- erratically: 不規則に(「ly: 単語を副詞化」)
- error: 誤り、間違い
- erroneous: 間違った、誤った(「ous: 単語を形容詞化」)
- erroneously: 間違って、誤って(「ly: 単語を副詞化」)
- errorless: 誤りのない(「less: 否定」)
- aberrant: 常軌を逸した、異常な、変種の(「ab: 離れた」)
- aberration: 逸脱、以上、奇行(「ion: 単語を名詞化」)
※書くときはrの数で迷うかもしれませんが、errが語源になっていると考えれば、rrが2つ必要なことにも納得できますね!
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
コメント