今回は“ancy, ency”を接尾辞に含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
※接尾辞とは、単語の末尾のつづりのことです。単語の品詞を大きく変える傾向があります。
“ancy, ency”を含む英単語まとめ
接尾辞”ancy, ency”には、
- ancy, ency: 単語を名詞化(性質、状態)
という役割があることを意識してください。
「性質、状態」という意味を帯びることが多いですが、そこはあまり気にしなくても良いと思います。大切なのは、単語の品詞を名詞にするという点です。
下記には代表的な単語をいくつかピックアップしてみたので、「ancy, ency: 単語を名詞化」という観点から眺めてみてくださいね。
<ancy>
- brilliancy: 光沢、輝き(brilliant: きらめく)
- buoyancy: 浮力、浮かせる力
- constancy: 不変、安定
- expectancy: 予想、期待値
- infancy: 幼年時代、幼児期、未成年
- occupancy: 収容能力、占有
- redundancy: 余剰性、冗長性
- vacancy: 空席
<ency>
- consistency: 一貫性
- currency: 貨幣、流布、普及(「cur: 走る」)
- deficiency: 不足、欠乏
- dependency: 依存、属国
- efficiency: 効率、能率
- emergency: 緊急
- fluency: 流ちょうさ
- frequency: 頻度、しばしば起こること、周波数
- presidency: 大統領の地位
- proficiency: 熟達、熟練
- residency: 在住、在住許可
- sufficiency: たっぷりあること
- transparency: 透明
- urgency: 緊急、切迫
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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