こんにちは!
今回は、elect, neglect, dialect…
の意味を語源から考えてみたいと思います。
中心はlect「選ぶ、集める」
今回中心になっているのは、lectです。
lectには「選ぶ、集める (=choose, gather)」という意味があります。
たとえばどんな単語に使われているの?
collection(コレクション)なんかはどうでしょう?
日本語にも馴染んでいますが、
「フィギュアなどをコレクションする」と言ったりしますよね。
では、lect「選ぶ、集める (=choose, gather)」の知識を用いて、
様々な単語を覚えていきましょう!
elect「~を選挙する」
elect「~を選挙する、選出する」は、次のように考えてみましょう。
- e-:外へ (ex-と同じ)
- -lect:選ぶ、集める
つまり、
「外へ+選ぶ」
↓
「選び出す」
↓
「~を選挙する、選出する」
となるわけです。
neglect「~を怠る」
neglect「~を怠る、おろそかにする」は、次のように考えてみましょう。
- neg-:~しない
- -lect:選ぶ、集める
つまり、
「~しない+集める」
↓
「注意を集めない」
↓
「~を怠る、おろそかにする」
となるわけです。
子どもの虐待で、「ネグレクト」なんて言ったりしますね。
これは、子どもの「相手をしない」「無視をする」というneglectから来ているわけです。
コチラの方が覚えやすければ、
無理に語源から覚えなくてもOKだね!
dialect「方言」
dialect「方言」は次のように考えてみましょう。
- dia-:間で、通して、離れて
- -lect:集める
つまり、
「間で+集める」
↓
「特定の人々の間で話されていることを集める」
↓
「方言」
となるわけです。
その他
その他の単語は下記の通り。
頻出単語もちょくちょく含まれているので、
ザっと目を通してみてくださいね!
intellect「知性」
intellect「知性、知識人」は次のように考えてみましょう。
- intel-:間に、相互に (inter-と同じ)
- -lect:選ぶ、集める
つまり、
「相互に+集める」
↓
「知識と知識を相互に集めていく=つなげていく」
↓
「つながった知識と知識の集まり」
↓
「知性、知識人」
となるわけです。
colleague「同僚」
colleague「同僚」は次のように考えてみましょう。
- col-:ともに (co-と同じ)
- -leag:選ぶ、集める (-lectと同じ)
つまり、
「ともに+選ぶ」
↓
「ともに選ばれたもの」
↓
「同僚」
となるわけです。
面接などの選考を通過し、同じ職場で働くわけなので、
「ともに選ばれたもの」という語源は割と理解しやすいですね!
eligible「適任の」
eligible「適任の、資格がある」は次のように考えてみましょう。
- e-:外へ (ex-と同じ)
- lig-:選ぶ、集める (-lectと同じ)
- -ible:~出来る (-ableと同じ)
つまり、
「外へ+選ぶ+出来る」
↓
「選び出すことが出来る」
↓
「適任の、資格がある」
となるわけです。
diligent「勤勉な」
diligent「勤勉な、せっせと励む」は次のように考えてみましょう。
- di-:分離、反対
- lig-:選ぶ、集める
- -ent:単語を形容詞化
つまり、
「分離+選ぶ」
↓
「選んで分けていく」
↓
「せっせと選んで分けていく(仕分けていく)」
↓
「勤勉な、せっせと励む」
となるわけです。
おわりに
いかがでしたか?
語源の知識は、増えれば増えるほど有利です。少しずつでも良いので、気になった時に「アレ?」と調べるクセを付けておくとよいですね!
コメント
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