今回は“de”を接頭辞に含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
※接頭辞とは、単語の末尾のつづりのことです。単語の意味を大きく変える傾向があります。
“de”を含む英単語まとめ
接頭辞”de”には、
- de: ①下に、②強意、③反対
という役割があることを意識してください。
「①下に」は、「depend: 依存する、頼る」が有名だと思いますが、
- de: 下に
- pend: ぶらさがる(ペンダントと同じ語源)
というイメージですね。
「②強意」は、グリっと強調するイメージです。「declare: ~を宣言する、発表する」が比較的有名だと思いますが、
- de: 強意
- clare: 明らかにする(clearと同じ語源)
というイメージですね。
「③反対」は、disと同じイメージで捉えると良いと思います。「ディスる=バカにする」は、日本語にも溶け込んでいますよね。否定的なイメージを含みます。
下記には代表的な単語をいくつかピックアップしてみました。「de: ①下に、②強意、③反対」というイメージをつかみつつ、ザっと眺めてくださいね。
<①下に>
- decline: ~を断る(「cline: 傾き」)
- degrade: ~を降格する(「grade: 等級、階級、段階」)
- depend: 頼る(「pend: ぶら下がる」)
- descend: 下降する(「scend: 行く」)
- describe: ~を描く、説明する(「scribe: 書く」)
<②強意>
- declare: ~を宣言する、発表する(clearと同語源)
- definite: 明確な(「fin: 境界、終わり」)
- derelict: 荒廃した、見捨てられた
<③反対に>
- deactivate: ~を不活発化する(「activate: ~を活性化する」)
- decentralize: ~を分散させる(「cental: 中央」、「ize: 単語を動詞化」)
- defrost: 霜を取る(「frost: 霜」)
- demerit: 欠点、短所、デメリット(⇔「merit: 長所」)
- depend: 頼る(「pend: ぶら下がる」)
- dethrone: ~を退位させる(「throne: 王位、王座」)
- devalue: ~の価値を減じる(「value: 価値」)
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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