【英語語源ject】object, reject, injectの意味

基本表現・語源

 

今回は、object, reject, subject, inject, eject…

の意味を語源から考えてみたいと思います。

 

どんな説明になるのかな?

 

個人的には、”ject系”は語源から考えやすい単語の一つと考えています。

様々な単語を、語源で一網打尽にしてしまいましょう!

 

中心はject「投げる」

今回中心になっているのは、jectです。

 

jectには「投げる (=throw)」という意味があります。

 

たとえばどんな単語に使われているの?

 

 

projector「プロジェクター(映写機)」という単語はいかがでしょう?

  • pro-:前に
  • -ject:投げる
  • -or:~するもの/人

 

 

プロジェクターって、光を目の前の壁に射しますよね。

まさに、単語の構成通りの意味です。

 

 

 

ちなみに、語尾の-orを取ると、projectという単語になります。

 

projectは、

  • 動詞:~を予測する、映写する
  • 名詞:プロジェクト、計画

という意味になります。

 

「あらかじめ前に投げておく」と考えれば、

「~を予測する」、「計画」という意味になるのも納得ですね。

 

 

 

jectは「投げる」

 

このことを頭に入れたうえで、様々な単語を見ていきましょう!

 

object「対象、反対する」

objectは、

名詞なら「対象、目的、物」

動詞なら「反対する」という意味になります。

 

  • ob-:~に対して
  • -ject:投げる

 

 

名詞であれば、

「~に対して+投げる」

「~に対して投げて、狙う的」

「対象、目的、物」

 

動詞であれば、

「~に対して+投げる」

「~に対して反対意見を投げる」

「反対する」

となるわけです。

 

 

なお、objectは自動詞です。だから訳語も「反対する」になっています。

~に反対する」の意味で使うときは、必ずtoとセットで使いましょう。

 

He objected to the project.

(彼はその計画反対した)

 

reject「~を拒絶する」

rejectは「~を拒絶する」という意味になります。

 

  • re-:元に、再び、後退、応酬
  • -ject:投げる

 

 

つまり、

「元に+投げる」

「投げられたもの(提案など)を元に投げ返す」

「~を拒絶する」

となるわけです。

 

 

ハイどうぞ、と投げられたボールを

「いらねーよ!」と投げ返すイメージですね。

 

悲しい…

subject「主題、科目」

subjectは「主題、科目、主語、被験者」という意味になります。

 

  • sub-:下に
  • -ject:投げる

 

 

つまり、

「下に+投げる」

「下の方に置いておき、それを完全に制御しようとする」

「主題、科目、主語、被験者」

となるわけです。

 

 

少しわかりづらいですが、あえてひとことで言うならば、

「完璧にコントロールしようとする」というイメージが根幹にありますね。

 

inject「~を注射する」

injectは「~に注射する、注入する」という意味になります。

 

  • in-:中に
  • -ject:投げる

 

 

つまり、

「中に+投げる」

「薬剤などの物質を中に投げ込む」

「~に注射する、注入する」

となるわけです。

 

 

なお、injectは、

人を目的語に取るパターンと、

薬剤を目的語に取るパターンがあります。

 

それぞれセットで使われる前置詞が異なるので、注意しましょう。

He injected her with penicillin.

= He injected penicillin into her.

(彼は彼女にペニシリンを注射した)

 

eject「~を追い出す」

ejectは「~を追い出す」という意味になります。

 

  • e-:外に (ex-と同じ)
  • -ject:投げる

 

 

つまり、

「外に+投げる」

「外に投げ出す」

「~を追い出す」

となるわけです。

 

その他

若干わかりにくいですが、せっかくなので他の単語もいくつか押さえておきましょう。

 

  • jet:ジェット機、噴出 (jet: 投げる)
  • adjective:形容詞 (ad: ~に、ject: 投げる、ive: ~の性質を持つ ⇒ほかの言葉に投げる(=修飾する)性質を持つ)
  • interjection:間投詞 (inter: ~間に、ject: 投げる、ion: 単語を名詞化)
  • conjecture:推測 (con: ~一緒に、ject: 投げる、ure: 単語を名詞化 ⇒ある事象を元に別の事象を推測する)

 

 

conjectureは、文章を読んでいてもちょくちょく見かける単語です。

語源で覚えるのが難しければ、気合で(音読で)覚えてしまいましょう。

 

おわりに

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

ご質問等あれば、コメント欄までお願いします。

 

それでは!

 

 

***

おススメの語源本

 

はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。

 

 

個人的にオススメなのはコチラ。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれないです)

 

 

なお、よく質問を受けるのですが、「おススメの文法書を3つ挙げろ」と言われたら、

  1. ロイヤル英文法
  2. 現代英文法講義
  3. 教師のためのロイヤル英文法

がダントツでおススメです。

 

 

何か疑問があれば、真っ先に調べるのがロイヤル英文法です。当ブログでも、「この記述で大丈夫かな?」と不安になることがあれば、よく活用させて頂いています。

 

 

重たいので持ち運びには向いていませんが、ロイヤル英文法(kindle版)も持っていると便利です。わたしは紙版とkindle版の両方を所持しています。

※ kindle版を読むにはアプリが必要ですが、スマホ/PCをお持ちであれば、アプリ自体は無料でダウンロードできます。

 

 

現代英文法講義は、ロイヤル英文法で解決しなかった疑問を解消してくれることがあるので重宝しています。また、少し違った角度から説明を与えてくれることもあるので、ロイヤルと併用しています。

 

 

教師のためのロイヤル英文法はややレベルの高い文法書ですが、教える立場からすると「なるほど」というような構成になっています。語法等の細かい知識も網羅しています。2020年現在、一般の書店で見かけることはなく、ネットでも中古しか見当たらないのが残念。

 

 

その他、分野別におススメ参考書等が気になる方はコメント欄で質問して頂いても構いませんし、当ブログの参考書カテゴリーでは、気になった書籍・勉強法を紹介しています。

 

それでは!

 


コメント

  1. […] ject (= throw 投げる) […]

  2. […] subject: 主題、被験者(「ject: 投げる」の意。下に投げ出されたもののイメージ) […]