今回は単複同形の名詞の解説をします。
一見「?」な単語ですが、あるイメージをつかめば簡単に理解することが出来ます。
一体どういうことか?
一緒にサクッと確認していきましょう!
単複同形の名詞とは?
単複同形の名詞ってなに?
単複同形の名詞とは、単数形/複数形が同じ形をしている名詞のことです。例文で見てみましょう。
There is a fish in the bowl.
(鉢の中に一匹の魚がいる)
There are three fish in the bowl.
(3匹の魚がいる)
上の例文はいいですね。「一匹の魚」が「a fish」で表現されています。
一方、下の例文はどうでしょう。「3匹の魚(複数)」が「three fish」と複数形の”s”がついていませんね。複数形として使われているのにもかかわらず、複数形の”s”がつかないのです。
どうして複数形の”s”がつかないの?
結論から言うと、「そういう名詞だから」です。「この名詞は単複同形なので複数形でも”s”がつかない」というのは名詞ごとに決まっているので、最終的には覚えるしかありません。
きつすぎ…
しかし、ある感覚をつかめば、暗記がグッと楽になります。
イメージは? 単複同形の名詞まとめ
下記が単複同形の名詞まとめです。なお、seriesやmeansのように、「単数扱い/複数扱いのどちらでも必ず”s”がつく単語」もまとめてあります。
★イメージ:「数えても仕方ない/群れているモノや人」に多い
<必ず単複同形>
- craft: 船舶(「手芸/工芸」の意味では単複同形ではない)
- corps: 軍団、兵団(フランス語語源。読みに注意 /kɔ́ːr/)
- means: 手段
- offspring: 子孫、子供(単数形としての使用でも”an”はつけない)
- series: シリーズ
- percent: パーセント
- hundredなど
- Chinese
- Japaneseなど
<原則単複同形*>
- aircraft: 航空機(”a”をつけることもあり)
- fish: 魚
*種類を表す場合は、複数形のsを付けることが多い
なお、種類について述べる際は、fishesのように複数形のsが付くこともあります。
「マグロ、サーモン、タイ…」のように複数の種類の魚について述べるとき、違いが明確なので、「数えても仕方ない」という感覚が薄れるのですね。
おわりに
いかがでしたか? 以上、紛らわしい単複同形の名詞まとめでした。
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