接続詞thatの用法まとめ。関係代名詞thatとの違いって?

英文法

 

接続詞thatって、身近なようで意外と難しい。たとえば「関係代名詞thatとの違いは?」という質問はとても多いです。

 

今回は接続詞thatの用法についてまとめるとともに、関係代名詞thatとの違いについても触れたいと思います。

 

これを機会にマスターするぞ!

 

 

接続詞thatの用法

接続詞thatの用法は、ざっくり3つあります。

 

接続詞thatの用法まとめ
  • 名詞節を導くthat
  • 前置詞+that
  • 同格節を導くthat

 

 

名詞節を導くthat

名詞節を導くthatは、that SVで「SVということ」訳になります。主語、目的語、補語の位置にきます。

 

基本パターンを一気に見ていきましょう。まずは主語の位置にthat節がくるパターンです。

 

That he will win is certain. (彼が勝つということは確かだ)

It is certain that he will win. (彼が勝つということは確かだ)

 

上の文は、主語の位置にThat he will winというカタマリがきています。これで「彼が勝つということ」と訳します。

 

ただ、この形は比較的稀です。なぜなら、英語は頭でっかちな文(文の頭にたくさんの単語が詰め込まれること)を嫌うから。

 

そのため、主語の位置に意味のないit(形式主語 or 仮主語といいます)を置き、thatのカタマリを一番語尾に持っていきます。そして実際訳すときには、thatのカタマリがあたかもitの位置にあるかのように訳すんですね。(itの特殊な用法②(形式it)をご覧ください)

 

せっかくなので、目的語と補語の位置にthat節があるパターンも挙げておきます。「SVということ」という訳は同じです。

 

I know that he will come to the party. (わたしは、彼がパーティーに来るだろうということを知っている = 目的語のパターン)

The trouble is that he does not like dogs. (困ったことに、彼は犬が好きではない = 困ったことは、彼が犬を好きではないということだ)

 

前置詞+that

次は前置詞+thatのパターンです。これは熟語みたいなものです。数も多くないので覚えてしまってください。

 

前置詞+thatの主な熟語

in that SV: ①SVという点で、②SVであるから

except that SV: SVという点を除いて

※except that SVのthatは省略可

 

上の方から例文を示します。

 

He is different from Kyoko in that he can speak French. (彼は英語を話せるという点において、キョウコとは違う)

 

The arguments are unconvincing in that there is no evidence. (根拠がないので、その議論は説得力がない)

 

The meeting was fruitful except that John was absent. (ジョンが欠席だったという点を除き、その会議は実りあるものだった)

 

同格説を導くthat

コイツが一番クセ者かもしれません。「名詞 that SV」で、「SVという名詞」と訳します。例文で見てみましょう。

 

I know the fact that he is innocent. (わたしは、彼が無実だという事実を知っている)

 

 

「名詞」に当たるのはfactです。「~という事実」という訳になるわけですね。

 

これ、要するに「fact = that SV」ってことじゃないですか。「事実 = 彼が無実だということ」という訳になるわけですから。ここにイコールの関係があるから、同格のthatと呼ぶんでしょうね。

 

なんとなくわかったかな。

でも、それの何が難しいの?

 

 

それは、同格のthatと組み合わせることのできる名詞が限られているからです。

 

今回であれば、factという名詞と組み合わされていますが、factの代わりになんでもかんでも使っていいわけではないんです。「名詞 that SV」の形で使える名詞一覧は次の通り。

 

同格のthatと使える名詞
「可能性」系の名詞
chance (見込み), possibility (可能性)
「情報」系の名詞
conclusion (結論), evidence (証拠), news (知らせ), rumor (うわさ)
「意見」系の名詞
claim (主張)
「思考」系の名詞
belief (考え), hope (希望), idea (考え), opinion (意見)
「命令・要求」系の名詞
demand (要求), need (必要), order (命令), proposal (提案), proposition (提案), request (要求), suggestion (示唆、見込み)
「感情」系の名詞
impression (印象), recognition (認識), supposition (仮定)

 

 

他にも挙げればキリがありませんが、主な名詞は上記の通り。とりあえず、英作文等をするとき、同格のthatを不用意に使うことは避けましょう。

 

接続詞thatと関係代名詞thatの違い

接続詞thatと関係代名詞thatの違いは、ひとことで言うと「文法上の穴があるかないか?」です。

 

穴がなければ接続詞that、

穴があれば関係代名詞thatです。

 

「文法上の穴」ってなに?

次の例文を見てください。

 

  • 接続詞that: I know the fact that he is innocent. (わたしは、彼が無実だという事実を知っている)
  • 関係代名詞that: I know the fact that he does not know. (わたしは、彼が知らない事実を知っている)

 

まずは接続詞thatの方から見てみましょう。thatの後ろに注目です。”he is innocent”と、SVCがそろったカンペキな文章が来ていることがわかるでしょうか?

 

別にこれ、SVOでもSVOCでもなんでもいいんです。とにかく、文法的にキッチリした文章が後ろへ来ていれば接続詞のthatです。

 

一方、関係代名詞thatの文を見てみましょう。”he does not know”って、不完全な文なんですね。

 

だって、knowって「~を知っている」という意味の他動詞じゃないですか。後ろに目的語Oを置かなきゃいけないんですよ。にもかかわらずknowで終わっている。つまり、文法的に不完全なんです。

 

で、なんで不完全な文が来ているかというと、関係代名詞は直前の名詞の分の穴をあけておかなければいけないから。

 

例文で言えば、”the fact that he does not know”のthe factの部分ですね。

 

本来であれば”he does not know the fact”という語順なんですけど、今回はthe factという名詞が前に来ているんです。なぜならこれは、修飾されるため。

 

名詞が前に出されることによって「彼が知らない(he does not know)→事実(the fact)」というように、「事実」という名詞が修飾されているんですね。

 

というわけで、thatの後ろの文法的な穴の有無で接続詞or関係代名詞は判断してください。和訳から判断することは無理なので、注意してください。

 

接続詞thatと関係代名詞thatの判別ポイント
  • 接続詞that: thatの後ろに文法的な穴がない
  • 関係代名詞that: thatの後ろに文法的な穴がある

おわりに

いかがでしたか?

 

なかなか歯ごたえのある分野ですので、よくわからなかった方は、繰り返し読んでみてくださいね。

 

それでは!


コメント

  1. […] 参考記事:接続詞thatの用法まとめ。関係代名詞thatとの違いって? […]