【関係代名詞thatとの違い】接続詞thatの意味/用法まとめ【省略/同格もわかる】

名詞

 

今回は接続詞thatの意味・用法・省略等についてまとめるとともに、関係代名詞thatとの違いについても触れたいと思います。

 

これを機会にマスターするぞ!

 

サクッと読めるので大丈夫! 頑張っていきましょう!

 

【関係代名詞thatとの違い】接続詞thatの意味/用法まとめ

まずは全体像から示します。

 

接続詞thatは「~ということ」という名詞節(名詞のカタマリ)を導きます。用法は下記のとおりです。まずはざっと目を通すだけでOKです。

 

thatの用法

<文中での位置>

  • 名詞節を導くthat(S、形式S、O、C、同格の位置に来る)
  • 前置詞+that

 

<省略のルール>

  • thatの省略が可能なのは、形式S、O、Cのとき
  • Cの位置のthatを省略する際は、代わりにカンマ (,)を置くこともある
  • 共通しているのは、「後ろのthatなら省略してもよい」という感覚

 

<同格のthatとセットの主な名詞>

  • 「可能性」系の名詞
    chance (見込み), possibility (可能性)
  • 「情報」系の名詞
    conclusion (結論), evidence (証拠), news (知らせ), rumor (うわさ)
  • 「意見」系の名詞
    claim (主張)
  • 「思考」系の名詞
    belief (考え), hope (希望), idea (考え), opinion (意見)
  • 「命令・要求」系の名詞
    demand (要求), need (必要), order (命令), proposal (提案), proposition (提案), request (要求), suggestion (示唆、見込み)
  • 「感情」系の名詞
    impression (印象), recognition (認識), supposition (仮定)

 

<前置詞+thatの表現>

  • in that SV: ①SVという点で、②SVであるから
  • except that SV: SVという点を除いて

※except that SVのthatは省略可

 

<関係代名詞thatとの違い>

  • 接続詞that: thatの後ろに文法的な穴がない
  • 関係代名詞that: thatの後ろに文法的な穴がある

註:接続詞thatは上記の例以外に形容詞節/副詞節を導くことも稀にありますが、今回の本筋からは外れるので省きます。

 

 

下記にて具体的に見ていきましょう!

 

名詞節を導くthat

名詞節を導くthatは、that SVで「SVということ」訳になります。主語、形式主語、目的語、補語、同格(S、形式S、O、C、同格H)の位置にきます。

 

基本パターンを一気に見ていきましょう。

 

主語の位置にthat節

まずは主語の位置にthat節がくるパターンです。

 

形式主語の時はthatの省略が可能です。後ろの方で使われるthatは省略されやすいです。

That he will win is certain.

(彼が勝つということは確かだ)

 

It is certain (that) he will win.

(彼が勝つということは確かだ)

 

上の文は、主語の位置にThat he will winというカタマリがきています。これで「彼が勝つということ」と訳します。

 

ただ、この形は比較的稀です。なぜなら、英語は頭でっかちな文(文の頭にたくさんの単語が詰め込まれること)を嫌うからです。

 

そのため、主語の位置に意味のないit(形式主語 or 仮主語といいます)を置き、thatのカタマリを一番語尾に持っていきます。そして実際訳すときには、thatのカタマリがあたかもitの位置にあるかのように訳すんですね。

※詳しくは【it特殊用法まとめ】天候/時間/距離、形式it、強調構文【漠然とした状況】をお読みください。かゆいところに手の届くitの説明がよくまとまっています!

 

目的語と補語の位置にthat節

次に、目的語と補語の位置にthat節があるパターンも挙げておきます。

 

「SVということ」という訳は同じです。こちらもthatは省略可能です。補語の位置のthatを省略する場合、代わりにカンマを置くこともあります。

I know (that) he will come to the party.

(わたしは、彼がパーティーに来るだろうということを知っている = 目的語のパターン)

 

The trouble is (that) he does not like dogs.

The trouble is, he does not like dogs.

(困ったことに、彼は犬が好きではない = 困ったことは、彼が犬を好きではないということだ)

 

なお、目的語の位置に来ていても、文の主節(SVの部分)と離れている場合は、thatを省略しないのが普通です。thatは、主節とのつながり/境界を明確化する役割があるためです。

He knows, I guess, that she will come to the party.

(わたしは、彼女がパーティーに来るだろうと彼が知っていると推測する)

 

同格節を導くthat

同格節を導くthatです。

 

「名詞 that SV」という語順で、「SVという名詞」と訳します。一応、分類的には名詞節のカタマリとなります。例文で見てみましょう。通常、このthatを省略しません。

I know the fact that he is innocent.

(わたしは、彼が無実だという事実を知っている)

 

 

「名詞」に当たるのはfactです。「~という事実」という訳になるわけですね。

 

日本語から考えるとわかりやすいですが、要するに「fact = that SV」ということですよね。「事実 = 彼が無実だということ」という訳になるわけですから。ここにイコールの関係があるから、同格のthatと呼ぶのです。

 

なお、同格のthatと組み合わせることのできる名詞が限られているので要注意です。

 

今回であれば、factという名詞と組み合わされていますが、factの代わりになんでもかんでも使っていいわけではないのです。「名詞 that SV」の形で使える主な名詞一覧は次の通りです。

 

thatの用法

<同格のthatとセットの主な名詞>

  • 「可能性」系の名詞
    chance (見込み), possibility (可能性)
  • 「情報」系の名詞
    conclusion (結論), evidence (証拠), news (知らせ), rumor (うわさ)
  • 「意見」系の名詞
    claim (主張)
  • 「思考」系の名詞
    belief (考え), hope (希望), idea (考え), opinion (意見)
  • 「命令・要求」系の名詞
    demand (要求), need (必要), order (命令), proposal (提案), proposition (提案), request (要求), suggestion (示唆、見込み)
  • 「感情」系の名詞
    impression (印象), recognition (認識), supposition (仮定)

 

とりあえず、英作文等をするとき、同格のthatを不用意に使うことは避けましょう。

 

前置詞+that

最後に前置詞+thatのパターンです。

 

通常、前置詞の後ろには接続詞thatを置くことはできないのですが、下記の表現に限っては許容されます。

 

数が多くないので、定型表現として覚えてしまってください。

 

thatの用法

<前置詞+thatの表現>

  • in that SV: ①SVという点で、②SVであるから
  • except that SV: SVという点を除いて

※except that SVのthatは省略可

 

 

例文を示していきます。

He is different from Kyoko in that he can speak French.

(彼は英語を話せるという点において、キョウコとは違う)

 

The arguments are unconvincing in that there is no evidence.

(根拠がないので、その議論は説得力がない)

 

The meeting was fruitful except that John was absent.

The meeting was fruitful except John was absent.

(ジョンが欠席だったという点を除き、その会議は実りあるものだった)

 

接続詞thatと関係代名詞thatの違い(形容詞節that)

接続詞thatと関係代名詞thatの違いは、「thatを排除して考えた場合、thatの後ろのカタマリに文法上の穴があるかないか?」です。

 

thatを排除して考えた場合、

  • thatの後ろのカタマリに穴がなければ接続詞that
  • thatの後ろのカタマリに穴があれば関係代名詞that

です。

 

 

「文法上の穴」ってなに?

 

 

次の例文を見比べてみましょう。

接続詞that: I know the fact that he is innocent.

(わたしは、彼が無実だという事実を知っている)

 

関係代名詞that: I know the fact that he does not know.

(わたしは、彼が知らない事実を知っている)

 

接続詞that

まずは接続詞thatの方から見てみましょう。thatの後ろに注目です。

 

接続詞that: I know the fact that he is innocent.

(わたしは、彼が無実だという事実を知っている)

 

関係代名詞that: I know the fact that he does not know.

(わたしは、彼が知らない事実を知っている)

 

 

“he is innocent (彼は無実だ)”と、thatを排除して考えても、SVCがそろったカンペキな文章が来ていることがわかるでしょうか? 「彼が無実だ」という日本語訳で考えてもわかるとおり、特に不自然なところはありません。

 

そしてこれは、SVOでもSVOCでもなんでもいいんです。とにかく、文法的にキッチリした文章が後ろへ来ていれば接続詞のthatと考えることが出来ます。

 

関係代名詞that

一方、関係代名詞thatの文を見てみましょう。

 

接続詞that: I know the fact that he is innocent.

(わたしは、彼が無実だという事実を知っている)

 

関係代名詞that: I know the fact that he does not know.

(わたしは、彼が知らない事実を知っている)

 

 

thatを排除して考えた場合、”he does not know (彼は知らない)”って、不完全な文なんですね。「何を」知らないのかがこの文からは伝わってこないためです。

 

もう少し文法的な話をすると、knowは「~を知っている」という意味の他動詞なのですね。後ろに目的語Oを置かなくてはいけないのです。にもかかわらずknowで終わっている。つまり、文法的に不完全なんです。

 

で、なんで不完全な文が来ているかというと、関係代名詞thatがその穴を埋める役割を果たしているからです。

 

つまり、he does not know that(=the fact)ということになるのです。

 

 

本来であれば”he does not know the fact”という語順なのですが、今回はthe factという名詞が関係代名詞thatに変わり、前に来ているんです。

 

 

なお、関係代名詞thatのカタマリは直前の名詞を修飾しています。

 

名詞を修飾しているので、関係代名詞は形容詞節(形容詞のカタマリ)と考えることが出来ます。

 

おわりに

いかがでしたか? なかなか歯ごたえのある分野ですので、よくわからなかった方は、繰り返し読んでみてくださいね。

 

最後にまとめを再度載せておきます。先ほどよりもグッと頭に入りやすくなっているはずです。

 

thatの用法

<文中での位置>

  • 名詞節を導くthat(S、形式S、O、C、同格の位置に来る)
  • 前置詞+that

 

<省略のルール>

  • thatの省略が可能なのは、形式S、O、Cのとき
  • Cの位置のthatを省略する際は、代わりにカンマ (,)を置くこともある
  • 共通しているのは、「後ろのthatなら省略してもよい」という感覚

 

<同格のthatとセットの主な名詞>

  • 「可能性」系の名詞
    chance (見込み), possibility (可能性)
  • 「情報」系の名詞
    conclusion (結論), evidence (証拠), news (知らせ), rumor (うわさ)
  • 「意見」系の名詞
    claim (主張)
  • 「思考」系の名詞
    belief (考え), hope (希望), idea (考え), opinion (意見)
  • 「命令・要求」系の名詞
    demand (要求), need (必要), order (命令), proposal (提案), proposition (提案), request (要求), suggestion (示唆、見込み)
  • 「感情」系の名詞
    impression (印象), recognition (認識), supposition (仮定)

 

<前置詞+thatの表現>

  • in that SV: ①SVという点で、②SVであるから
  • except that SV: SVという点を除いて

※except that SVのthatは省略可

 

<関係代名詞thatとの違い>

  • 接続詞that: thatの後ろに文法的な穴がない
  • 関係代名詞that: thatの後ろに文法的な穴がある

 

コメント

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