こんにちは!
講師のNです。
今回は、involve, revolve, evolve…
の意味を語源から考えてみたいと思います。

Let’s get started!
中心はvolve「回る」
今回中心になっているのは、volveです。
volveには「回る (=turn)」という意味があります。
リボルバー (revolver)なんて単語は、比較的なじみ深いかもしれません。
回転式の拳銃のことですね。弾丸を込める部分が自動的に回る拳銃です。
あるいは、音量 (volume)もなじみ深いかもしれません。
最近はそうでもないかもしれませんが、古い機械なんかだと、
ツマミを回して音量を調整しますね。
いずれにせよ、volveは「回る (=volve)」
これを念頭に置いたうえで、様々な単語を見ていきましょう!
involve「~を巻き込む」
involveには「~を巻き込む、含む」という意味があります。
これは次のように分解できます。
- in-:中に
- -volve:回る
つまり、
「中に+回る」
↓
「中に入れて回す」
↓
「~を巻き込む、含む」
となるわけです。
revolve「回転する」
revolveには「回転する、展開する」という意味があります。
冒頭に紹介したリボルバー (revolver)の動詞バージョンです。
これは次のように分解できます。
- re-:再び
- -volve:回る
つまり、
「再び+回る」
↓
「何度も回転する」
↓
「回転する、展開する」
となるわけです。
「展開する」の方の意味の場合、こんな感じで使われます。
The story revolves around a girl.
(その物語は、一人の女の子を中心に展開する)
また、語尾に-ion(単語を名詞化)を付けると、
revoltion:革命
という意味になります。
「世の中をクルっと回転させる」→「革命」
というイメージですね。
evolve「進化する」
evolveには「進化する、発展する」という意味があります。
これは次のように分解できます。
- e-:外に (=exと同じ)
- -volve:回る
つまり、
「外に+回る」
↓
「外向きに回って大きくなる」
↓
「進化する、発展する」
となるわけです。
無理やり図で示すとこんな感じです。
こう、回って回ってドンドン輪がデカくなっていく感じですね。
(「進化≒生物の多様性が増すこと」でもあるので)

絵がヘタクソすぎる…
誰か代わりに書いてください。
おわりに
今回も最後までお読みくださりありがとうございました。
わたしの代わりに絵を描いてくれる方、絶賛募集中です。(ウソです)
なお、よく質問を受けるのですが、「おススメの文法書を3つ挙げろ」と言われたら、
がダントツでおススメです。
何か疑問があれば、真っ先に調べるのがロイヤル英文法です。当ブログでも、「この記述で大丈夫かな?」と不安になることがあれば、よく活用させて頂いています。
重たいので持ち運びには向いていませんが、ロイヤル英文法(kindle版)も持っていると便利です。わたしは紙版とkindle版の両方を所持しています。
※ kindle版を読むにはアプリが必要ですが、スマホ/PCをお持ちであれば、アプリ自体は無料でダウンロードできます。
現代英文法講義は、ロイヤル英文法で解決しなかった疑問を解消してくれることがあるので重宝しています。また、少し違った角度から説明を与えてくれることもあるので、ロイヤルと併用しています。
教師のためのロイヤル英文法はややレベルの高い文法書ですが、教える立場からすると「なるほど」というような構成になっています。語法等の細かい知識も網羅しています。2020年現在、一般の書店で見かけることはなく、ネットでも中古しか見当たらないのが残念。
その他、分野別におススメ参考書等が気になる方はコメント欄で質問して頂いても構いませんし、当ブログの参考書カテゴリーでは、気になった書籍・勉強法を紹介しています。
それでは!
コメント
[…] volve (= turn 回る) […]