今回は“out”を接頭辞に含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
※接頭辞とは、単語の末尾のつづりのことです。単語の意味を大きく変える傾向があります。
“out”を含む英単語まとめ
接頭辞”out”には、
- out:①外へ/外側の、②~より優れて/十分に、③長く/~以上
という意味があることを意識してみましょう。
すごくざっくり言うと、outという単語自体が持つ「外へ」のイメージを派生させたものと考えればよいでしょう。
下記にはoutを含む代表的な単語をまとめてみました。「out: ①外へ/外側の、②~より優れて/十分に、③長く/~以上」というイメージを頭において、サッと眺めてみてくださいね。
<①外へ/外側の>
- outbound: 外国行きの(⇔「inbound: 本国に向かう」、「bound: 境界、領域」)
- outbreak: 突発的な発生(コロナなどの伝染病の発生によく使用される)
- outbuilding, outhouse: 離れ家
- outdoor: 屋外の
- outline: 輪郭、概略
- outlook: 態度、見解、先行き
<②~より優れて/十分に>
- outstanding: 傑出した、目立った(「stand out: 目立つ」、皆の中から外に飛び出ているイメージ)
- outspread: いっぱいに広がった、伸びた(「spread: 拡大」)
<③長く/~以上>
- outargue: ~を言い負かす
- outbalance: ~より重い、~より重要である
- outgrow: ~より背が高くなる、早く成長する、成長して~を脱する
- outlive: ~より長生きする(”Women outlive men. 女は男より長生きする”)
- outrun: ~より速く走る
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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