【意外と知らない】There構文で固有名詞が使える場合とは

倒置・否定・省略・強調

 

今回はThere構文で固有名詞やthe 名詞が使える場合について取り上げてみたいと思います。

 

どういうこと?

 

 

死ぬほどわかりやすく説明してみました!

 

There構文で固有名詞やthe 名詞が使える場合

まずは、There構文で固有名詞やthe 名詞が使える場合の大原則について述べます。

 

それは下記の通りです。

 

ポイント
  1. 新情報(読み手にとって目新しい情報)ならば、There構文を使用
  2. 固有名詞やthe 名詞の形であっても、新情報の性質を帯びていればThere構文を使用。具体的には、「①固有名詞を列挙する場合」、「②後ろの前置詞ofや関係代名詞等によって修飾されることで名詞がtheを伴う場合」

 

さっぱりわからん

下記で詳しく見ていきます。

 

新情報(読み手にとって目新しい情報)ならば、There構文を使用

まずは「1.新情報(読み手にとって目新しい情報)ならば、There構文を使用」という点です。

 

英語では、「1つの文の中で後ろへ行けば行くほど新しい情報が来る」という形が好まれます。「あのね、実はこれってXXなんだ!」と、目新しい情報を後ろの方でバシッと出すイメージですね。

 

 

したがい、

  • a 名詞:ある名詞 (不特定の名詞 ⇒新情報)
  • the 名詞:その名詞 (特定の名詞 ⇒旧情報)

という原則があります。

 

そのため、「屋根の上にある一匹の猫 (a cat)がいる」という場合は、There構文を使います。

There is a cat on the roof.

(屋根の上に一匹の猫がいる)

 

※「the catならどうなるの?」という方は下記の記事をお読みください。もう少し詳しく解説しています。

【ヤバい】There is the cat. / A cat is on the table.がおかしい理由【there構文】

 

固有名詞やthe 名詞の形であっても、新情報の性質を帯びていればThere構文を使用

さて、以上を踏まえたうえで、「2.固有名詞やthe 名詞の形であっても、新情報の性質を帯びていればThere構文を使用」を確認していきましょう。

 

 

There構文は新情報に対して使用されるため、原則として固有名詞やthe 名詞に対しては使用されません。なぜなら、固有名詞やthe 名詞はあらかじめわかっているもの(=旧情報)だからです。

 

したがい、原則として下記のような文は避けた方が良いのです。

△:There is the cat on the roof.

(屋根の上にその猫がいる)

 

△:There is Tom on the roof.

(屋根の上にトムがいる)

 

 

一方、固有名詞やthe 名詞であっても、新情報の性質を帯びていればThere構文を使用します。

 

ロイヤル英文法現代英文法講義で挙げられている例としては、

  • 固有名詞を列挙する場合
  • ②後ろの前置詞や関係代名詞等によって修飾されることで名詞がtheを伴う場合

です。

 

 

まずは①についてですが、例えば、「ああそういえば、トム…ベティ…あとはジョージがいたなあ」のように、固有名詞を次から次に列挙する場合、「トム、ベティ、ジョージ」といった情報には目新しさが感じられます。

 

このような場合には、新情報なのでThere構文を使用するのですね。

There was Tom, Betty, and George.

(トムやベティ、ジョージがいたね)

 

※なお、書き手からすれば、次から次に名詞が単独で頭に浮かぶ感じがするので、動詞は単数に一致してwasが使用されている点にも注目です。

 

 

 

次に、②についてです。後ろにofや関係代名詞等のカタマリ(形容詞のカタマリです)を伴う場合、それにより名詞が一つに限定されます。その結果、新情報であってもthe 名詞の形を取ることがあります。

 

このような場合、新情報の性質を帯びているので、the 名詞の形で会ってもThere構文を使用するのですね。

There is the information which is obtained from the patient.

(患者から得られる情報がある)

 

There is the possibility that his train has been delayed.

(彼の電車が遅れている可能性がある)

 

まとめ

いかがでしたか? 改めてまとめを載せておきます。先ほどよりずっと頭に入りやすくなっているはずです。

 

ポイント
  1. 新情報(読み手にとって目新しい情報)ならば、There構文を使用
  2. 固有名詞やthe 名詞の形であっても、新情報の性質を帯びていればThere構文を使用。具体的には、「①固有名詞を列挙する場合」、「②後ろの前置詞ofや関係代名詞等によって修飾されることで名詞がtheを伴う場合」

 

 

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それでは!

 


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