こんにちは、講師のNです。
まだ完全に出尽くしたわけではないと思いますが、
ぼちぼち合格発表も落ち着き始め、来年度の進路が決まってきた学生も多いと思います。
第一志望に受かった人は、おめでとう。
大学ではたくさんの経験をして、自分の好きなこと、得意なことを探してみてください。
「これって結構好きかも/得意かも」と思えるものが見つかったら、今度はそれを徹底的に掘り下げるのです。その先には、たぶん、充実した人生が待っているはずです。
一方、第一志望に落ちてしまった人。
まずは2~3日、徹底的に落ち込みましょう。泣きたかったら泣いてもいいし、旅に出るのも悪くはありません。我を忘れ、狂ったように遊ぶのもOKです。とにかく、いま、胸の中にある感情を一気に吐き出してしまいましょう。
第二、第三志望の進路へ進むのであれば、この悔しさを胸に、大学生活を頑張ればOKです。大学受験は、あくまで19歳の時点(浪人してたら20歳~ですが)での能力値に過ぎないので、まだまだいくらでも逆転可能です。自分の行きたかった大学へ進んだヤツらを見返してやるくらいの気持ちで、バリバリ頑張りましょう。
そして、浪人生。もし浪人をするのであれば、3月中に受験勉強を再開しましょう。
なぜか? それは、浪人生の一番の敵は油断だからです。たとえば、今年の受験でギリギリ5点差くらいで落ちたような生徒。それが一番危ないんです。
「ぼく/わたしは大丈夫! 秋くらいから本気で勉強すれば大丈夫。だって、あと5点とればいいんだから」
この手の生徒は、半分くらいは受験に失敗します。一年経つうちに、記憶は抜けるし、勘は鈍ります。得点を現状維持するのすら大変なんです。
そこにプラス5点上乗せするというのは、かなり大変な作業なんです。そもそも、一年間受験勉強しているわけですから、伸びしろは少ないはずなんです。そう簡単に得点は伸びない。死ぬほど努力して、初めて達成可能なコトなんです、点数の上乗せというのは。
だから、浪人することになった人は、3月から本気で勉強を始めてください。一年間をフルスロットルで駆け抜けるためです。助走は3月から始めておく必要があるのです。今日走り出せない人間は、明日になっても走り出すことなどできません。いまやるのです。
「運が悪くてたまたま落ちたのだ」ではなく、「落ちるべくして落ちたのだ」ということを強く認識してください。負けに不思議の負けはないのです。負けたからには、何か必然的な理由があるのです。「ボク/ワタシは実力が足りなかったから落ちたのだ。知識や能力が足りなかったから落ちたのだ」ということを認識し、自分という存在を一度全部ぶち壊し、イチから積み上げなおす覚悟で一年間頑張ってみてください。
そして、最後に、全ての受験生へ。
受かった人も、落ちた人も。本気で努力して、本気で嬉しい/悲しいと感じることができたなら、君たちは胸を張って良いと思います。これから先の人生、受験の何倍も苦しいことはたくさん起きると思いますが、たぶん君たちは、力強く生きていくことが出来るだろうと思います。困難にもくじけず、頑張ることができるだろうと思います。それは、受験勉強を通して得た学歴や知識以上に大切な力です。
以上、浪人/留年/転職、すべてを経験してしまったわたしより。
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