今回はaccountの意味と使い方をまとめてみたいと思います。
実はコレ、一見全く違う意味を持つ単語なので暗記に苦労するのですが、あるイメージを押さえればバシッと理解可能です。
一体どのようなイメージなのか? 早速見ていきましょう!
accountの意味と使い方まとめ
accountの意味と使い方まとめは下記の通りです。
- account for~: ~を占める
- account for~: ~の説明をする
- account for~: ~の原因となる
<名詞>
- account: 口座
- account: 報告書
- account: 請求書、勘定書
- account: 説明
<定型表現>
- on account of~: ~のために、~が理由で
- on no account: どんな理由があろうと~ない
- on one’s own account: 独力で
- take O into account: Oを考慮に入れる
accountという単語に共通するイメージは、「円グラフの内訳を数える」です。
accountは、
が語源になっています。
つまり、何かに対して、「1、2、3…」と数え上げていくイメージがaccountにはあるのです。
※ちなみに、あまり関係ないですが円グラフのことをpie chartと言います。アップルパイなどのように丸いですよね
この円グラフの中身を数えるというイメージを元に、様々な意味・用法を具体的に確認していきましょう!
動詞表現
まずは動詞表現からです。
account for~の形で使われることが多く、今回は全てaccount forの形を紹介していきたいと思います。
~を占める
「~を占める」です。
グラフの内訳を数え、ある要素がどのくらいあるのかがわかれば、「~を占める」という意味になりますね。
Women account for 56% of the member.
(女性がその境界の56%を占めている)
The new product accounts for 15% of our sales.
(その新製品が我々の売り上げの15%を占めている)
~の説明をする
「~の説明をする」です。
グラフの内訳を数えていったら、何かを説明することにもつながりますよね。
How do you account for your success?
(どのようにしてあなたはあなたの成功を説明しますか?)
The data accounts for his popularity.
(そのデータは、彼の人気を説明している =彼の人気の理由を説明している)
There is no accounting for taste.
(蓼食う虫も好き好き =味の好みを説明することは出来ない)
※ There is no Ving: Vできない
なお、explainとの意味の違いは下記の通りです。
- explain: 言葉を使って説明する
- account for: 理路整然と説明する
He explained the situation to me.
(彼は状況を私に説明した)
~の原因となる
「~の原因となる」です。
グラフの一部分を占めているということは、それがある出来事の原因になっていることにもなります。
Depression accounts for the high suicide rate.
(不景気が高い自殺率の原因となっている)
This accounts for the accident.
(このことはその事故の原因となっている)
The heavy snow accounted for the closing of school.
(たくさん雪が降ったことが、休校の原因となった)
名詞表現
次に名詞を見ていきましょう。
これは動詞と似た発想で理解できるので、一気に確認していきましょう。
- 口座:自分の財産の円グラフの中身を数えるイメージ
- 報告書:円グラフの中の原因となった事象をまとめるイメージ
- 請求書、勘定書:相手に対しお金を求める内訳のイメージ(account bookで出納簿、会計簿)
- 説明:円グラフの内容を用いて、相手に何かを説明するイメージ
定型表現
最後に定型表現です。「on account of/on no account/on one’s own account/take O into accountがなぜその訳になるのか」も今までのイメージの延長線上で捉えられます。
「on account of~: ~のために、~が理由で」です。内訳に原因を求めるイメージです。
He was fired on account of his rule violation.
(ルール違反のため、彼は解雇された)
「on no account: どんな理由があろうと~ない」です。accountの「原因」という意味がnoで否定されています。notと同じ位置で使うことが多いです。
You must on no account go there.
(どんな理由があろうと、君はそこへ行ってはいけない)
「on one’s own account: 独力で」です。物事の説明を自分自身に求めるイメージです。
He started a business on his own account.
(彼は独力でビジネスを始めた)
「take O into account: Oを考慮に入れる」です。何かを撃ち訳の中に入れるイメージです。
You have to take his ability into account.
(君は彼の能力を考慮すべきだ)
You have to take into account his ability to talk with people.
(君は彼の人と話す能力を考慮すべきだ)
※ Oの部分 (上の例文ではhis ability~people)が長いと、take into account Oの語順になることがある。今回の表現だけでなく、英語は長い部分が後ろに行きやすい点に注意
まとめ
いかがでしたか? 最後にまとめを再掲します。
- account for~: ~を占める
- account for~: ~の説明をする
- account for~: ~の原因となる
<名詞>
- account: 口座
- account: 報告書
- account: 請求書、勘定書
- account: 説明
<定型表現>
- on account of~: ~のために、~が理由で
- on no account: どんな理由があろうと~ない
- on one’s own account: 独力で
- take O into account: Oを考慮に入れる
★accountという単語に共通するイメージは、「円グラフの内訳を数える」
コメント