今回は、
- the last 名詞 to V
- the last 名詞 関係代名詞
の意味を取り上げたいと思います。
「決してVしない名詞」という意味になるのですが、なぜこのような訳になるのでしょう?
the last = 最後の =決してしない
まずはポイント/例文をざっくり見てみましょう。
- the last 名詞 to V: 決してVしない名詞
- the last 名詞 関係代名詞: 決して関係代名詞しない名詞
He is the last person to trust.
He is the last person that we could trust. ※
(彼は決して信頼できない人です)
※ that we could trustが関係代名詞のカタマリです
このような訳になる理由は、「the last: 最後」という意味を押さえておけば理解できます。
例えば、全人類を巻き込んだ「信頼できる人選手権」なる大会があるとしましょう。
この大会では、「信頼できる順」に前から並んでいきます。一番信頼できるのは○○さん、つぎに信頼できるのは△△さん…といった具合に。
わたくしが並べば、トップ100入りを果たすことでしょう。
そして、選手権ですから、最下位の人間も当然出てしまいます。
最下位の人間は一番後ろ、最後に並ぶわけですね。
<イメージ>
〇〇⇒⇒……⇒〇〇●
一番後ろに来ているというコトは、彼/彼女は人類で最も信頼できないヤツということです。
どんなに善人面していようが、決して信じてはいけません。
そうです。the lastが「決して~ない」という意味になるのは、こういうことなのです。
なにかのランク付けにおいて、「一番後ろにくる = 決して~しない」という意味になりますよね。
「the last 名詞」の後ろに「to V」、「関係代名詞」がくるパターンがありますが、
これは直前の名詞を修飾していると考えればOKです。
- the last 名詞 ←toV : 決してVしない名詞
- the last ←関係代名詞 : 決して関係代名詞しない名詞
なお、文脈次第では、単に「最後の」という意味になることもあります。意味内容を考えて訳すようにしましょうね。
He is the last person who came here.
(彼はここに来た最後の人だった)
コメント
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