今回は“ab”を接頭辞に含む単語をまとめてみました。
語源から考えると、様々な単語を一気に本質理解することが出来ます。
一体どのようなものなのか? サクッと確認していきましょう!
※接頭辞とは、単語の末尾のつづりのことです。単語の意味を大きく変える傾向があります。
“ab”を含む英単語まとめ
接頭辞”ab”には、
- ab: 離れて (away)
という役割があることを意識してください。
「abnormal: 異常な、変態の」は、「通常を離れている」というイメージです。
- ab: 離れて
- normal: 通常の
「彼はアブノーマルな趣味(=普通を離れている)を持っている」という表現は、日本語にもよく溶け込んでいると思います。
また、「absent: 欠席している、不在の」は、「離れて存在している」というイメージです。
- ab: 離れて
- sent: 存在している
このように、「ab: 離れて」というイメージをつかんでいると単語の理解が深く進みます。下記には代表的な単語をいくつかピックアップしてみました。「ab: 離れて」という観点から眺めてみてくださいね。
- abduct: ~を拉致する、誘拐する(「duct: 導く」)
- abnormal: 異常な(「normal: 通常の」)
- abrupt: 急な、突然の、不意の(「rupt: 壊れる」)
- absent: 不在の、欠席している(「sent: 存在している」)
- absolute: 完全な、絶対の(「solute: 自由にされた」)
- absorb: ~を吸収する(「sorb: 吸う」)
- abstract: ①(形容詞) 抽象的な、理論上の、②(名詞) 抽象が、要約(「tract: 引く」)
- abuse: ①(名詞) 乱用、悪用、②(動詞) ~を乱用する、悪用する(「use: 使う」)
- avert: ~を避ける、そむける(「vert: 向ける、曲がる」)
おわりに
いかがでしたか? 語源は威力抜群なので、超オススメの単語勉強法です。たくさんの文章を読み込むのと並行で、語源学習も出来ると効果抜群だと思います。
なお、語源系の書籍としては、個人的には語根中心英単語辞典がイチオシです。なぜか一般の書店ではあまり見かけない気がします。
イラストがあるわけではないですが、かなり網羅性が高く、かつ「なるほど!」と思わせるような単語の並びになっています。
読み物というよりは、辞書代わりに一冊手元に置いておくと非常に重宝します。
その他、下記の語源本もおすすめです。
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
これも個人的には大好きな語源本です。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれません)
また、辞書のジーニアス英和辞典 第5版は語源の説明が充実しているのでおススメです。(そして、辞書としても最も使い勝手が良いように感じます)
質問等あればコメント欄までお願いします。
それでは!
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