いくら練習しても英語を聞き取れない…
そんな悩みを抱えている方は多いはずです。
英語は速すぎてムリ!
そのような悩みを抱えている原因は、英語の音に関する「ある法則」を知らないからです。
「これさえ知っていれば一気に問題解決!」というほど甘くはないですが(残念ながら…)、
これから英語の勉強をしていくうえで、知らないと大損をする知識です。
この法則を頭に入れて勉強すれば、半年後、そして1年後のリスニング力に大きな差が出てくるはずです。
英語の音の3つの法則:リンキング/リダクション/フラッピング
英語の音には、大まかに3つの法則があります。
それは、
- リンキング (linking)
- リダクション (reduction)
- フラッピング (flapping)
というものです。
なにそれ…?
順番に説明していきましょう!
リンキング (linking)
まずはリンキング (linking)から。
「link (リンク)」という綴りからも通り、リンキング (linking)とは単語と単語の音がつながる現象です。
リンキングには、大きく分けて
- 子音+母音のパターン
- 子音+yのパターン
があります。
「1. 子音+母音のパターン」は、次の単語の頭に母音が含まれるときに起こりやすい現象です。
<例>
- cut out → カッタウト
- need it → 二―ディット
- tell us → テラス
※わかりやすさ優先のためカタカナ表記も入れていますが、実際はカタカナ表記と英語の発音は全く違います。「カタカナ表記と英語の発音ってナニ?」という方はコチラの記事をご覧くださいね。
「2. 子音+yのパターン」は、次の単語の頭にyが含まれるときに起こりやすい現象です。
<例>
- like you → ライキュー
- hope you → ホーピュー
- astonish you → アストニッシュユー
リダクション(reduction)
次にリダクションです。
リダクション(reduction)とは、音が抜け落ちる or 弱く発音される現象を指します。
脱落しやすい音は、
- 語尾(特にt, d, g, h)
- 重複する音
です。
「1. 語尾」は、t, d, g, hなどが特に脱落しやすいです。
<例>
- can’t, that, and, good job, walking
- on her way home(オンナーウェイホーム)
また、「2. 重複する音」でも脱落が起こります。
<例>
- take care → テイケア
上記の例では、kの音が重なるので脱落しています。
フラッピング
最後にフラッピングです。
フラッピングとは、tの音が、dやlといった音に変化することです。
- tの前後が母音に挟まれ、直前にアクセントが置かれるとき起こりやすい
という特徴があります。
<例>
- let it go → レリゴー(letにフラッピング、itにリダクション)
- party → パーリー
- letter → レラー
さいごに
いかがでしたか?
知っているからと言ってすぐに聞き取れるようになるわけではないですが、知っているのと知らないのとでは雲泥の差があります。
1か月、2か月、3か月…と練習を積み重ねていくうち、その差はとても大きなものになることでしょう。
また、英語の一つ一つの音の正しい発音やシャドーイングの方法については、コチラの記事で紹介しています。
英語の正しい音?
シャドーイング?
という方は、ぜひお読みくださいね!
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