【全7パターン】形容詞の後置修飾まとめ【something/available他】

基本単語

 

今回は形容詞の後置修飾をまとめてみたいと思います。

 

 

後置修飾って何?

 

 

たとえば次の例を見てください。通常、形容詞は名詞の前に置かれるのですね。

  • a large apple: 大きなりんご(形容詞largeが名詞appleを修飾)

 

 

ただ例外的に、形容詞が名詞の後ろに置かれることがあり、これを形容詞の後置修飾と呼びます。

 

 

今回は形容詞の後置修飾のパターンについてまとめてみました。これさえ押さえておけば、形容詞の後置修飾は怖いものナシですよ!

 

形容詞の後置修飾まとめ

まずは全体像から確認していきましょう。形容詞の後置修飾が起こるのは下記の場合です。

 

特に重要なのは1~5のパターンです。

 

ポイント
  1. 2語以上のカタマリの場合
  2. 「一時的」というニュアンスを出す場合
  3. -thing, -body, -oneといった単語が使われている場合
  4. -able, -ibleといった形容詞が使われている場合
  5. その他、特定の形容詞が使用されている場合
  6. 分詞が動詞の意味合いを強く持つ場合
  7. 固有名詞を区別する場合

 

 

「5. 特定の形容詞」の一覧は下記の通りです。

 

①前置修飾と後置修飾で意味が異なる単語

前置修飾(限定用法) 後置修飾(叙述用法)※
certain ある種の 確信している
fond いとおしそうに ~が好き(fond of~で)
ill 悪い、有害な 病気の
late 故(≒亡くなった、故人) 遅れた
present 現在の 出席している
right 右の 正しい
sorry みじめな、哀れな 申し訳ない、気の毒で

 

②後置修飾のみで使用される単語

後置修飾(叙述用法)
alike 似ている
alive 生きている
alone 一人で、孤独な
asleep 眠っている
awake 起きている

 

※正確に言うと前置修飾⇒限定用法、後置修飾⇒叙述用法です。パターン5を説明する際、少しだけ詳しく触れます

 

 

これだけ読んでもわからない…

 

 

具体例と一緒に確認していきましょう!

 

2語以上のカタマリの場合

形容詞が二語以上のカタマリの場合は、後ろから修飾するのが一般的です。

 

コチラが例です。赤字部分が形容詞のカタマリで、下線部分の名詞を修飾しています。

  • a man worthy of praise (称賛に値する)
  • a car broken by Tom (トムによって壊された)

※余談ですが、関係代名詞も形容詞のカタマリの一種です。”a man who is from Tokyo“という表現も、よくよく見ると関係代名詞が後ろから名詞を修飾していますね。

 

「一時的」というニュアンスを出す場合

「一時的」というニュアンスを出す場合も後置修飾となります。これは結構大事です。

 

例はコチラです。

  • a car used (使われている)

 

 

上記の例には「一時的に使われている」という意味合いが込められています。

 

 

一方、usedという形容詞の位置が変わり、a used carという語順になれば、

「使われているという状態がずっと続いている」

「物自体の固有の性質を示す」

と考え、「中古車」という意味になります。

 

-thing, -body, -oneといった単語が使われている場合

-thing, -body, -oneといった単語が使われている場合も後置修飾となります。具体的には、something/anybody/nothingなどですね。

 

例はコチラです。

  • something cold (冷たい)
  • nothing special (特別な事は何もない)
  • everybody in the class (クラスの全員)

 

-ible, -ableといった形容詞が使われている場合

-ible, -ableといった形容詞が使われている場合も後置修飾となります。具体的には、availableなどですね。

 

例はコチラです。

  • a room available (入手可能な部屋)
  • the star visible (見える)

the star visibleには「一時的に」という意味合いが込められています。visibleは、the visible starという語順もあり得ますが、この場合「一時的に」という意味合いは消えます。

 

その他、特定の形容詞が使用されている場合

その他、特定の形容詞が使用されている場合も後置修飾となります。具体的には、asleepやpresentなどですね。

 

このタイプの形容詞には、

後置修飾のみで使われるもの

前置修飾と後置修飾のどちらでも使われるもの

の二種類あります。

 

 

一覧表はコチラです。後置修飾のパターンでは「一時的」という意味が込められることが多いことを念頭に置くと、理解が進みます。(後置修飾の意味合いは「好き」「病気」「出席」など、一時的な状態を表す意味が多いですね)

 

①前置修飾と後置修飾で意味が異なる単語

前置修飾(限定用法) 後置修飾(叙述用法※)
certain ある種の 確信している
fond いとおしそうに ~が好き(fond of~で)
ill 悪い、有害な 病気の
late 故(≒亡くなった、故人) 遅れた
present 現在の 出席している
right 右の 正しい
sorry みじめな、哀れな 申し訳ない、気の毒で

 

②後置修飾のみで使用される単語

後置修飾(叙述用法)
alike 似ている
alive 生きている
alone 一人で、孤独な
asleep 眠っている
awake 起きている

 

※「限定用法」「叙述用法」という用語について。興味がなければスルーしてOKです。

前置修飾は「限定用法」、後置修飾は「叙述用法」という呼び方が正確です。特に、後置修飾と叙述用法は厳密にはやや異なります。「後置修飾:後ろから名詞を修飾(the baby asleep)」なのに対し、「叙述用法:補語として名詞を説明 (The baby is asleep.)」です。ただ、後置修飾も叙述用法も、①名詞との位置関係では形容詞が後ろに来ている、②「一時的」という意味合いが込められることが多い、という共通点があります。わかりやすさを優先するために、本記事では「後置修飾」と「叙述用法」という用語をあまり区別せずに使っています。(叙述用法についてまとめた記事は【意味・用法まとめ】形容詞の叙述用法と限定用法にあります)

 

 

例はコチラです。presentは、後置修飾と前置修飾で意味が異なることも確認してくださいね。

  • the baby asleep (眠っている赤ちゃん)
  • the students present (出席している生徒たち)
  • the present situation (現在の状況)

 

分詞が動詞の意味合いを強く持つ場合

分詞が動詞の意味合いを強く持つ場合も後置修飾となります。分詞というのは、VingやVp.p.のことですね。

 

例はコチラです。

  • people arrested (逮捕された人々)
  • for the time being (当分の)

※for the time beingは定型表現として覚えた方も多いかもしれません。これも「一時的な」という意味合いを持つ表現ですね。

 

固有名詞を区別する場合

固有名詞を区別する場合も後置修飾となります。このパターンでは、“the~”というカタマリが形容詞の役割を果たします。

 

例はコチラです。

  • Lupin the Third (ルパン3世)
  • Jack the Ripper (切り裂きジャック)

※ripは「~を引き裂く」という意味を持ちます。ripperで「引き裂く人」というコトですね。

 

まとめ

長くなったので、改めてまとめです。

 

説明を読んだうえで目を通すと、今度はスッキリ頭に入ってきますね!

 

 

ポイント
  1. 2語以上のカタマリの場合
  2. 「一時的」というニュアンスを出す場合
  3. -thing, -body, -oneといった単語が使われている場合
  4. -able, -ibleといった形容詞が使われている場合
  5. その他、特定の形容詞が使用されている場合
  6. 分詞が動詞の意味合いを強く持つ場合
  7. 固有名詞を区別する場合

 

「5. 特定の形容詞」の一覧は下記の通り

 

①前置修飾と後置修飾で意味が異なる単語

前置修飾(限定用法) 後置修飾(叙述用法)
certain ある種の 確信している
fond いとおしそうに ~が好き(fond of~で)
ill 悪い、有害な 病気の
late 故(≒亡くなった、故人) 遅れた
present 現在の 出席している
right 右の 正しい
sorry みじめな、哀れな 申し訳ない、気の毒で

 

②後置修飾のみで使用される単語

後置修飾(叙述用法)
alike 似ている
alive 生きている
alone 一人で、孤独な
asleep 眠っている
awake 起きている

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。それでは!

 


コメント