【丸暗記厳禁】notのない否定表現まとめ11選

倒置・否定・省略・強調

 

今回はnotのない否定表現をまとめてみたいと思います。

 

一見否定的な意味には見えないにもかかわらず、否定的な意味を持ちうる表現。

 

大学受験をはじめとした試験はもちろんのこと、英文で読書をしていてもよくみかける表現ばかりです。これを機会に、一気に確認してしまいましょう!

 

notのない否定表現まとめ

まずは全体像から。notのない否定表現まとめは下記の通りです。

 

 

ポイント
  • above 名詞:~ではない
  • beyond 名詞:~ではない(標準を超えているイメージ)
  • the last 名詞 that (to V): 決して~ではない名詞
  • never V without A, cannot V without A: Vすると必ずAする(≒AなしにVはしない)
  • nothing but A: Aにすぎない
  • anything but A: 決してAではない、少しもAではない (=far from A)
  • have no choice but to V: Vすること以外に選択肢がない
  • in vain: むだに、むなしく
  • have yet to: まだ~していない(yetまだ+have toしなければいけない)
  • remain to be~:まだ~されていない
  • know better than to~:~するほど馬鹿ではない

 

 

これだけみてもわからない…

 

大丈夫。個別に確認していきましょう。

 

above 名詞:~ではない

まずは「above 名詞:~ではない」から。

 

aboveには「はるか上」というニュアンスが含まれています。

 

※above/below/over/underの意味の違いを知りたい方はコチラの記事をぜひお読みください

【本質から理解!】前置詞over, under / above, belowの違い

 

 

つまり、「はるか上にある」⇒「かけ離れている」⇒「~ではない」という発想ですね。

 

コチラが例文です。

His conduct was above suspicion. (彼の行動は疑惑の余地がなかった)

She is above telling a lie. (彼女は決してウソをつかない)

 

beyond 名詞:~ではない

「beyond 名詞:~ではない」です。

 

beyondには、ある境界を超えた向こう側というニュアンスがあります。

 

※beyondの詳しい意味はコチラの記事にまとめてあります。

【本質から理解!】前置詞beyondのイメージとは

 

 

このようなbeyondのイメージと結びつき、「beyond 名詞:~ではない」は、

「標準を超えていて支配、期待、比較などが追い付かない」というニュアンスで使用されることが多いです。

 

コチラが例文です。文脈次第では、ムリに否定として訳さなくてOKです。

His idea is beyond the reach of my comprehension. (彼の考えは私の理解の範囲を超えている)

The task is beyond me. (その作業はわたしの能力を超えている)

 

the last 名詞 that (to V): 決して~ではない

「the last 名詞 S V (to V): 決して~ではない」です。

 

次のいずれかの形で使われます。

  • the last 名詞 that ~
  • the last 名詞 to V

 

 

that~は関係代名詞、

to Vは不定詞の形容詞のカタマリです。

 

つまり、どちらも直前の名詞を修飾している(説明している)わけです。

 

直訳すると、「~する最後の名詞」というカンジでしょうか。

 

 

例文と一緒に、もう少し詳しく見てみましょう。太字部分の名詞を、下線部のカタマリが修飾しています。

He is the last person to do such a thing. (彼は決してそんなことはしない)

 

この例文を直訳すると「彼は、そのようなことをする最後の人間だ」ですね。

 

「そのようなことをしそうな順」に知っている人間を全員一列に並べていき、

その最後にくるのが彼…つまり、「彼はそのようなことを一番しなさそうだ」ということになりますね。

 

 

もう一つくらい例文を見ておきましょう。こちらは後ろに関係代名詞のカタマリが来ているパターンです。

She is the last person I want to see. (彼女には、決して会いたくない)

直訳: 彼女は、わたしが会いたい最後の人間

 

never V without A, cannot V without A: Vすると必ずAする

「never V without A, cannot V without A: Vすると必ずAする」です。

 

これも直訳で考えるとわかりやすいです。

 

「AなしにVはしない」というのが直訳なので、

「Vすると必ずAする」という和訳になるわけです。

 

 

コチラが例文です。

She never goes out without losing her umbrella. (彼女は外出すると必ず傘をなくす)

直訳:彼女は、傘をなくすことなしに決して外出しない

 

You cannot commit a crime without being punished. (罪を犯せば必ず罰せられる)

直訳:あなた (註:一般論としての「あなた」)は、罰せられることなしに罪を犯すことは出来ない

 

nothing but A: Aにすぎない / anything but A: 少しもAではない

この二つは一緒に見ていきましょう。

  • 「nothing but A: Aにすぎない」
  • 「 anything but A: 少しもAではない (= far from A)」

 

 

まず、「but: ~以外」という意味があることに注目しましょう。

 

そのうえで、例文を直訳しながら考えていきます。

 

 

まずはnothing butから。nothingには「なにもない」という意味があるので、直訳すると下記の通りになります。

He is nothing but a hero.

(彼はなんでもない。英雄以外の

⇒彼はただの英雄だ)

 

 

次にanything butです。anythingには「なんでも」という意味があるので、直訳すると下記の通りになります。

He is anything but a hero.

(彼は全てのモノだ。英雄以外の

⇒彼は決して英雄ではない)

 

世の中にはスポーツマン、ジェントルマン、リーダータイプの人間…色々いるわけですが、かなりテキトーに、彼は全部に当てはまると言っているわけです。

 

ただ、色々当てはまるんだけど、その中から英雄の可能性は除くよ、というのが今回の文です。

 

色々当てはまる中からわざわざ除くくらいだから相当です。彼は、決して英雄などではないというわけです。

 

 

なお、anything but Aはfar from Aで言い換えることが出来ます。

 

「Aから遠い」⇒「少しもAではない、決してAではない」という発想ですね。

He is far from a hero.

(彼は英雄などではない)

 

have no choice but to V: Vすること以外に選択肢がない

「have no choice but to V: Vすること以外に選択肢がない」です。

 

ここでも「but: ~以外」の意味で使われていますね。

 

コチラが例文です。

She had no choice but to do it.

(彼女はそれをするほか、選択肢がなかった)

 

in vain: むだに、むなしく

「in vain: むだに、むなしく」です。

 

「vain: 空虚な」という意味があるのですね。

 

 

コチラが例文です。in vainは文中や文末に置かれることが多いです(文末の場合はbutを伴うこともあります)。

I tried in vain to beat him. (わたしは彼を倒そうとしたが無駄に終わった)

= I tried to beat him (,but) in vain.

 

All his labor was in vain. (彼の労働は全て無駄になった)

 

have yet to: まだ~していない

「have yet to: まだ~していない」です。

 

これは、

  • have to~: ~しなければいけない
  • yet: まだ

に分解して考えましょう。

 

 

つまり、「まだ~しなければいけない」⇒「まだ~していない」ということですね。

 

 

こちらが例文です。

We have yet to receive their reply. (わたしたちは、まだ返事を受け取っていない)

 

remain to be~:まだ~されていない

「remain to be~:まだ~されていない」です。

 

remainには「~のままである、とどまる」という意味があることを考えると、この表現も理解しやすいですね。

 

コチラが例文です。

This problem remains to be solved.

(この問題はまだ解かれていない)

 

know better than to~:~するほど馬鹿ではない

最後に「know better than to~:~するほど馬鹿ではない」です。

 

次のように分解するとわかりやすいですね。

  • know better: よりよく知っている
  • than: ~よりも
  • to V: to Vする

 

 

つまり、「to Vするよりも、よりよく知っている」⇒「to Vするほど馬鹿ではない」というコトですね。

 

 

コチラが例文です。

He knows better than to do such things.

(彼はそのようなことをするほど馬鹿ではない)

 

まとめ

最後に、改めてまとめです。

 

 

ポイント
  • above 名詞:~ではない
  • beyond 名詞:~ではない(標準を超えているイメージ)
  • the last 名詞 that (to V): 決して~ではない名詞
  • never V without A, cannot V without A: Vすると必ずAする(≒AなしにVはしない)
  • nothing but A: Aにすぎない
  • anything but A: 決してAではない、少しもAではない (=far from A)
  • have no choice but to V: Vすること以外に選択肢がない
  • in vain: むだに、むなしく
  • have yet to: まだ~していない(yetまだ+have toしなければいけない)
  • remain to be~:まだ~されていない
  • know better than to~:~するほど馬鹿ではない

 

 

どうです? 理屈で理解すると、「なぜこの訳になるのか」がスッと理解できますね!

 

ぜひ、普段から直訳で考えるクセをつけてくださいね。

 

最後までお読みくださりありがとうございました!

 


***
「なかなか面白かった!」「ブログいつも読んでいるよ!」等々…という方で、心の優しい方は投げ銭をして頂けると今後の励みにとっっってもなります。


投げ銭に手数料はかからず、amazonのギフト券でお願いする形になっております。15円~と少額から投げ銭可能です(もちろん多額の投げ銭も大歓迎!)。


「これでうまいモノでも食ってくれ」という奇特な方は、下記のリンク先で「受取人」の欄に juken.koshi.n@gmail.com を入力して頂ければ投げ銭できます。


Amazonギフト券 投げ銭


今後の活動の励みになりますので、ぜひぜひお気持ちだけでもお願いいたします。
倒置・否定・省略・強調 英文法
Nをフォローする
死ぬほどわかる英文法ブログ

コメント