【予習と復習どっちが大事⁈】「予習vs復習論争」の結論【東大卒現役講師による】

勉強方法

 

こんにちは、講師のNです。

 

今回は永遠の(?)テーマ!

 

「予習と復習、どっちが大事??」を取り上げたいと思います。

 

結論から言ってしまうと、復習の方が大切です。しかも、圧倒的に。

 

野球で言えば10-2くらい、サッカーで言えば4-1とかでしょうか。

 

わかりづらい!

 

え? では、フィギュアスケートで言えば…

 

 

 

…フィギュアのルール知りませんでした。

 

 

というわけで本題。復習の方が大切な理由を説明します。

 

予習をする意味

まずはみなさん、予習をする意味って考えたことあります?

 

やらないと先生に怒られるから…

 

 

なんて言っているうちは、まだまだ甘ちゃん。

 

野球で言えば中学野球レベルです。みなさんが目指すべきプロ受験生(なんじゃそりゃ)にはまだまだほど遠い。

 

予習というのは、授業についていくためにやるものです。

 

学校なり塾なりで授業を受けますよね。そのとき、先生の言っていることを時間内に理解し切ること、それが予習をする目的なのです。

 

だからね、極端な話、授業によっては予習など必要ないんですよ。やるとしても、適当にちゃちゃっとやっておけばいい。

 

英語であれば、一番予習がいらんのは文法の授業とかでしょうか。問題集を解きながら進める形式だとすれば、適当に10分くらいでぴゃぴゃっと解いて、あとはそれでいいんですよ。

 

逆に長文の授業なんかは、予習ナシだと少し厳しいかもしれません。ひと通り目を通しておいた方がいいような気がします。

 

暗記系の科目は予習軽め、

そうでないものは予習重めってコト?

 

 

その通りです。

 

わたしの場合、英語について言えば、予習は次のような感じでした。

 

  • 英文法:軽め(一問1分くらいのペースで終わらせる)
  • 英作文:普通(毎回短文を暗記してから授業に臨む*)
  • 長文:重め(問題演習も兼ね、ちゃんと読む)

*「英作文でなぜ短文を暗記するのか?」は別の機会で取り上げます。

 

 

また、他科目で言えばこんな感じでしょうか。

 

  • 地歴系:なし!(笑)
  • 理科:なし!(文系で地学、つまりは暗記科目だったのでやりませんでした。物理化学であればまた違うと思います)
  • 数学:そこそこ(基本的な公式等は押さえてから受けてました。一方、わからん問題はサッと飛ばしてました。自分で調べて完璧に解いてると、時間がかかり過ぎるので)
  • 国語:そこそこ(一応長文問題だけはさくっと解いてました)

 

 

受験生の頃、わたしが考えていたのは、「いかに予習時間を削るか?」でした。

 

勉強をサボりたいからではありません。予習より、復習の方が圧倒的に大切だと考えていたからです。

 

予習は授業理解の補助という位置づけです。予習段階で完璧に理解する必要はない。理解を手助けするために授業は存在するから。そういう発想です。

 

復習をする意味

予習より復習が大切なのはわかったけど、

復習をする意味ってあるの?

 

 

大アリです。

 

復習をしなければ、知識や理解は定着しません。

 

ぼくは大丈夫!

 

 

というのは、勉強をやったつもりになっているだけです。実際、成績が下位の生徒ほど復習を軽く見て、上位の生徒ほど復習をガチガチにやっています。

 

うーん…

 

唐突ですが、受験勉強を農業にたとえて考えてみましょう。

 

まず、予習や授業は、新たな知識・理解を得る行為です。

 

農業で言えば、新たな土地を開拓し、整備していく作業です。

 

未開の土地を開拓していく過程では、いろんな問題が起こります。草がボーボーに生えているかもしれないし、石ころがゴロゴロしているかもしれない。あるいは、水はけがメチャクチャ悪いかもしれない。

 

そこを、いろんな問題を一つずつ取り払いながら、きちんと整備していくわけです。野菜を植えられるように、整理整頓していくわけです。

 

結構しんどい作業だね。

 

 

そうです。これは相当な重作業です。ひとりでやり切るのは結構しんどい。

 

だから授業があるんです。その科目のエキスパートである先生たちが、新たな知識・理解の開拓を手伝ってくれるわけです。それにより、みなさんは新たな知識・理解を開拓できる可能性が高まるのです。

 

一方、復習は既存の土地をメンテナンスする作業です。既に獲得済みの知識・理解をきっちり守る作業です。

 

せっかく開拓した土地も、ほっとけば雑草がボーボーに生えてしまうんですよ。害虫に襲われるかもしれない。あるいは、水不足で枯れてしまうかもしれない。放っとくと、すぐにダメになってしまうんです。

 

耕したまんま放置してたら、せっかくの畑もダメになりそう。

 

エビングハウスの忘却曲線というのは有名な話ですが、人間って学んだことを結構簡単に忘れてしまうんです。自分たちで思っている以上にアホなんです。せっかく学んだ知識も、速攻で全部忘れてしまうんです。

 

だから、新たに学んだ知識や理解をケアしてやる必要がある。何度も何度も、しつこいくらい復習をする必要がある。わたしの場合、同じ問題を少なくとも5回は解きましたし、多ければ10~20回解きなおした問題もありました。

 

それでようやく知識・理解が定着してくれて、東大に受かることが出来たのです。

 

復習なしの勉強なんて、ハッキリ言って全く意味がありません。エイサホイサと一生懸命開拓してきたのに、後ろを振り返れば草ボーボーの荒れ果てた荒野が広がり…泣けてきますね。

 

 

結論

みなさん、復習をやりましょう。復習の鬼と化しましょう。

 

感覚的な比率としては、「予習:復習=3:7」でしょうか。

 

もちろんその人の状況や科目によってここの比率は変わってきますが、復習に比重を置いた方が良いのは間違いありません。

 

しつこい男は嫌われる、とはわたしが女性から言われてきたセリフですが、勉強に限って言えば、ぜひストーカーばりにしつこく復習をやってください。必ずや成果となって返ってくるでしょう。

 

ストーカーはいけないね!

 

 

あと、最後に。

 

農業を例に散々説明してきたわけですが、わたしは農業経験が一切ないのであしからず。農業については、すべてイメージと想像だけで語っています。

 

全国の農家のみなさんごめんなさい!

 

ではみなさん、実り多き勉強を!

 

 

※ちなみに、復習の重要性は脳科学の観点からもよく言われています。下記は、国内の記憶研究の第一人者の池谷先生の本です。記憶のメカニズムがよくわかり、とても面白いのでオススメです。

記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)

 


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