【イメージ理解】by/near/besideの違いまとめ -例文でわかる

前置詞

 

突然ですが、by/near/besideの意味の違いはご存知ですか?

 

全て「近く」や「そばに」と訳される単語です。

 

なんとなく聞いたことあるような…

 

ただ、これらには微妙なニュアンスが異なるのですね。

 

どこがどのように異なるのか?

 

細かい違いを確認してみましょう!

 

by/near/besideの違いまとめ -例文付き

by/near/besideの違いまとめは下記のとおりです。

 

ポイント

<近さの度合い: “by/beside > near”>

  • by: ~のそばに(=かなり近い)
  • beside: ~のそばに(=横にいる感じ、next to~で書き換え可能)
  • near: ~の近くに(=少し距離があっても可、場合によっては数キロ離れることも)

 

 

ざっくり言うと、近さの度合いは「by/beside > near」です。

 

つまり、byの方がnearよりも近いのですね。

 

例文で見てみましょう。

She lives by the river.

(彼女は川のそばに住んでいる

= かなり近接ほぼ接しているイメージ)

 

She lives beside the river.

(彼女は川のそばに住んでいる

= 横に近接しているイメージ)

 

She lives near the river.

(彼女は川の近くに住んでいる

= 川から多少は離れているかもしれない。数キロくらい離れている可能性も)

 

 

byやbesideだと、「川の至近距離」を示すのですが

nearだと「多少は離れている可能性」があるのですね。

 

by/beside/nearのイメージと覚え方

ただ、こんな声も聞こえてきそうです。

 

 

意味の違いはわかったけど…なんかいい覚え方ないかな??

 

 

2014年のドラえもん映画で、スタンドバイミー (Stand by me)というものがあったのを覚えていますか?

 

byはまさにこのイメージです。のび太のすぐ隣にドラえもんがいて、寄り添っているイメージです。

 

これが仮に「スタンドニアミー (Stand near me)」だったら、のび太とドラえもんがちょいと離れている可能性があるのです。二人の間にスキマ風が吹いているかもしれない友情物語…そんなのイヤですね。

※そもそもStand near meってあまり聞かない英語表現です。「近くに立っている」と言う場合、かなり至近距離にいることを暗示しますよね。そのため、near(=見えないくらい離れているかもしれない)はstandと相性が良くないのかもしれません。

 

 

また、besideは”side”という単語が隠れていることからもわかる通り、「サイド=横」に何かが並置されているイメージです。真横にあるので、やはりかなり近いイメージが伴いますね。

 

nearが少し離れた距離感を意味するというのは、日本語で「この近くに川がある」という表現を考えると良いと思います。この場合、歩いて数分とか、文脈次第では車で数分ほどの距離に川があっても違和感はありませんよね。

 

おわりに

いかがでしたか? 細かい違いですが、知っていれば、「お!コイツやるな」と相手に思わせることが出来ますね!

 

この調子で、一つずつ様々な表現の違いを覚えていけると良いですね。

 

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