接続詞asの意味・使い方をコアイメージから徹底理解【~だから等】

接続詞

こんにちは、講師のNです。今回は接続詞asについてまとめたいと思います。

 

asって意味が多くて覚えるのが大変…

 

そうなんです。asは品詞だけでも接続詞、前置詞、副詞、代名詞(関係代名詞)の四種類あります。ただ、どれもコアとなるイメージは同じです。イメージを押さえたうえで、一つ一つ意味を確認していけばよいのです。

 

asのコアイメージを理解する

asのコアイメージは「=(イコール)」です。

 

「A as B」という文があったら「A=B」ってことなんです、ざっくり言うと。

 

意味や品詞は非常に多岐に渡り、なかなか捉えづらいところもあるのですが、asの基本的なイメージは「=(イコール)」と覚えておいてください。(厳密にはA≧Bとなることもありますが、イコールの理解でひとまず差し支えないと思います)

 

接続詞asの意味・使い方は全部で5+3種類

asのコアイメージを捉えたところで、次は接続詞の用法をまとめます。

接続詞の用法は全部で5+3種類です。

 

接続詞の用法 5種(基本)
1. 時:~するとき(≒while, when)
2. 譲歩:~ではあるけれど(≒though, 〇〇 as SVの形で使用)
3. 理由:~なので(≒because, since)
4. 様態:~のように(≒like, the way)
5. 比例:~するにつれて(≒the比較級, the比較級)

 

コチラの方は、それぞれの頭文字をとり、「二乗利用費(じじょうりようひ = 時譲理様比)」と無理やり覚えましょう。

 

 

接続詞の用法 3種(+α)
6. ~する限り(≒as far as)
7. ~と同じくらい(as A as Bの形で)
8. ~するということ、~するかどうか(≒ that, whether)

 

コチラの方は、ひとまず覚えなくて大丈夫です。理由は次の項目で説明します。

 

「5+3種類」とした理由

(ここの項目は少し長いので、興味ない方はスルーしてOKです。次の項目からお読みください)

 

なぜ「5+3種類」などという紛らわしい書き方にしたかというと、理由は二つあります。

 

一つ目の理由は、接続詞の用法として覚えるのは5種類だけで良いから。色々な参考書やサイトを見ても、接続詞asは5種類でまとめているところが多いです。それが一番シンプルなんですね。

 

二つ目の理由は、細かな用法を拾い上げると、接続詞の用法は実はもっとあるから。複数の辞書で調べてみましたが、接続詞asのまとめ方が、辞書によって微妙に違うんですね。7種類に分けている辞書もあれば、9種類に分けている辞書もある。ただ、とにかく5種類よりは多いんですよ。

 

これがasの理解を妨げている要因になっているのではないかと思うのです。学校では5種類と習ったのに、辞書を見ると全然違うじゃん!と。辞書を引いた瞬間、なんか混乱しますよね。

 

なので、ひとまず全体像を見せておきたいという意図もあり、辞書に載っている用法をほぼ全て載せました。その結果、従来の5種類に、+αの3種類を加えました。これが5+3種類の正体です。

 

ただ、+αの3種類の部分はオマケみたいなものなので、読み流してOKです。

 

その分、5種類の部分はしっかり覚えてくださいね。

 

接続詞as:5種類の意味・用法

さて、先ほど載せた一覧表を上から順にみていきましょう。

 

接続詞の用法 5種(基本)
1. 時:~するとき(≒while, when)
2. 譲歩:~ではあるけれど(≒though, 〇〇 as SVの形で使用)
3. 理由:~なので(≒since, because)
4. 様態:~のように(≒like, the way)
5. 比例:~するにつれて(≒the比較級, the比較級)

 

時:~するとき(≒while, when)

接続詞asには、「~するとき(時)」という意味があります。

 

まさにasのコアイメージ・イコールの通りですね。「片方でAが起きているとき、もう片方でBが起きている」、つまり、AとBが同時に起きているというイメージです。

 

同様の表現にwhile「~する間」、when「~するとき」がありますが、イメージ的にはwhileの方が近いです。「物事が同時に起きている感」は、while>whenなんですね。

<参考記事>whileの意味・用法まとめ

 

それを踏まえ、次の例文を見てください。

 

As I entered the house, it began to rain.

While I was entering the house, it began to rain.

(わたしがその家へ入ったとき、雨が降り始めた)

 

「わたしが家に入った(=A)」と「雨が降り始めた(=B)」が同時に起きていますね。asのコアイメージ通り、A=Bで物事が起きています。

 

譲歩:~ではあるけれど(≒though)

接続詞asには、「~ではあるけれど(譲歩)」という意味があります。thoughとほぼ同じ意味です。

 

譲歩の意味では〇〇+as SVという語順になります。〇〇の部分には名詞、形容詞、副詞が入ります。

 

Good as he is, I don’t like him.

Good though he is, I don’t like him. (この語順はthoughのみ可。althoughではほぼナシ)

Though he is good, I don’t like him.

(彼は優秀ではあるけれど、わたしは彼が好きではない)

 

これもasが持つイコールのイメージで理解できますね。「彼は優秀ではある(=A)」と「わたしは彼が好きではない(=B)」という状態が同時に起きているわけです。

 

ただ、このAとBは同時に起きているのでイコールでつなげるのだけれど、内容自体はまるで正反対のことを言っているのです。

 

そのため、「Aではあるが、B」という譲歩の意味合いが出るわけです。

 

理由:~なので(≒since, because)

次は接続詞as「~なので(理由)」の意味です。sinceやbecauseとほぼ同じ意味です。

(註:asとsinceは旧情報となっている理由を導くので文頭、becauseは新情報となっている情報を導くので文末で使われることが多い)

 

例文で見てみましょう。

 

As I was tired, I did not participate in the party.

Since I was tired, I did not participate in the party.

(わたしは疲れていたので、そのパーティーには参加しなかった)

 

これもasが持つイコールのイメージで考えます。「わたしは疲れていた(=A)」と「パーティーへ出なかった(=B)」という状態が同時に起きていたわけです。

 

このAとBはほぼ同時に起きているのでイコールでつなげるのだけれど、「A→B」という関係になっているわけですね。Aが原因で、Bという出来事がほぼ同時に発生したというわけです。小難しい言葉を使うと、AとBの間に因果関係が成り立っています。

 

そのため、「Aなので、B」という理由の意味合いが出るわけです。

 

なお、譲歩と同じ語順「〇〇 as SV」で「SVなので」という理由の意味になることもあるので、要注意です。譲歩との区別は、文脈で判断です。

 

Good as he is, I like him.

(彼は優秀なので、わたしは彼が好きだ)

 

様態:~のように(≒like, the way)

サクサクいきましょう。接続詞asには「~のように(様態)」の意味もあります。同様の表現にlike, the wayがありますね。

 

He appeared at noon as he promised.

≒ He appeared at noon like he promised.

(約束通り、彼は正午に現れた = 彼が約束したように、彼は正午に現れた)

 

これもasが持つイコールのイメージで処理できます。「彼が約束していたコト(=A)」は「彼が現れるコト(=B)」なんですね。まさに「A=B」の関係です。

 

それを文脈に合わせて解釈すると、「Aのように、Bした」という様態の意味合いが出るわけです。

 

もう一つ、様態の例文でシンプルなものがあるので紹介しておきます。この例文をそのまま丸暗記しても良いかもしれません。

 

Do as you like.

(好きなようにやりな = 君が好きなように、振舞いなさい*)

*doには自動詞で「振舞う」の意味がある

 

比例:~するにつれて(≒the比較級, the比較級)

これでラストです。接続詞asには「~するにつれて(比例)」の意味もあります。同様の表現にthe比較級, the比較級があります。

 

As it got darker, it became colder.

The darker it got, the colder it became.

(暗くなるにつれて、より一層寒くなった)

 

これもasが持つイコールのイメージで解釈しましょう。「どんどん暗くなると(=A)」は「どんどん寒くなった(=B)」という関係が成り立っているんですね。

 

Aが進むと、Bも進む。Bが進むと、Aも進む。このような二人三脚的な関係を、比例の表現と呼ぶのです。

 

せっかくなので、もう一つくらい例文を載せておきます。

 

As the sun rose, the fog dispersed gradually.

(太陽が昇るにつれ、徐々に霧は晴れていった )

 

接続詞as:+α 3種類の意味・用法

接続詞asの主要5種類を押さえたところで、残りの+α部分も見ていきましょう。こちらは軽めに見ていきます。

 

~する限り(≒as far as)

接続詞asには、「~する限り」という意味もあります。

 

As I see it, lack of manpower is the main problem.

(わたしが見る限り、労働力の不足が主要な問題です)

 

「わたしが見ていること(=A)」、「労働力不足が問題であること(=B)」の間に、A=Bという関係が成り立っていますね。asが持つイコールの意味から外れていません。

 

~と同じくらい(≒A as~ as B)

接続詞asには、「~と同じくらい」という意味もあります。まさに接続詞asのコアイメージ通りの意味です。

 

で、実はコレ、みなさんもよく知っている表現のハズです。例文を見てみましょう。

 

His house is as large as yours.

(彼の家は、あなたの家と同じくらいの大きさです)

 

比較級でよく見る表現ですね。実は、二つ目のasは「~と同じくらい」という意味の接続詞なんです。(ちなみに一つ目のasは「同じくらい」という意味の副詞です)

 

ある意味ポピュラーな用法ではありますが、この「~と同じくらい」という意味のasは、接続詞の分野で学ぶより、比較表現の分野で学んだ方が理解が進むと思います。そのため、今回は+αの方へ入れ、大きくは取り上げませんでした。

 

<参考記事>比較のas~as!一つ目と二つ目のasで意味が違うって知ってた?

 

~するということ、~するかどうか(≒ that, whether)

接続詞asには「~するということ、~するかどうか」という意味もあります。非常にマイナーで、かつ、これを正式な表現と認めない人もいるようです。紹介だけしておきます。

 

I don’t know as I can pass the exam.

(わたしがその試験を通過できるかどうか、わたしはわからない)

「わたしが試験を通過する(=A)」、「わたしはわからない(=B)」の間に、A=Bという関係が成り立っていますね。asが持つイコールの意味から外れてはいません。

 

おわりに

いかがでしたか?接続詞だけでも非常に多岐にわたるため、意味を捉えきるのがなかなか難しいですね。+αの3種類は、全体像をお見せしたかったので紹介しただけです。ひとまず忘れてしまっても構いません。

 

また、実際に文章を読むときも、いちいち「これは理由のas、これは譲歩のas…」と意識する必要はないかもしれません。根幹のイメージであるイコールだけを思い浮かべ、読解に困るor問題で問われているときだけキチンと訳し分けできれば、それで良いような気もします。

 

長々とお付き合いくださりありがとうございました。ご不明点等あれば、質問欄までお願いします。

 

 

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それでは!

 


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