【yes/noが逆?!】付加疑問/否定疑問/mindへの答え方 -日本語「はい/いいえ」との違い

倒置・否定・省略・強調

 

今回は付加疑問/否定疑問/mindへの答え方をまとめてみたいと思います。

 

実はコレ、単純に日本語の「はい/いいえ」で考えるとyes/noの返答を間違えてしまいます。

 

一体どのように考えればよいのか? 正しく理解すれば、二度と間違うことはありません。3分程度で簡単に確認してみましょう!

 

 

 

付加疑問/否定疑問/mindへの答え方 -日本語「はい/いいえ」との違い

結論から見てみましょう。まずはざっくり読み流すだけで大丈夫です。

 

ポイント
  • 付加疑問/否定疑問/mindへの答え方: 動詞に対するyes/noで決定
  • 日本語での答え方: 相手の発言内容に対する「はい/いいえ」で決定

⇒英語のyes/noを考える場合、日本語の「はい/いいえ」は無視するのが良い

 

 

具体的にはどういうことなのか?

 

例文と一緒に見ていきましょう。

 

付加疑問/否定疑問/mindの例文

付加疑問/否定疑問/mindの例文は下記のとおりです。

 

例えば下記の付加疑問を用いたやりとりを見てください。

You don’t like apples, do you?

(君はリンゴが好きではない、そうだよね?)

 

Yes, I do. (いいや、好きだよ)

No, I don’t. (はい、好きではないよ)

 

 

例えばyesの返答から見てみましょう。

 

表面上はyesが「いいえ」という意味で使われていますが、I doの部分で「好きだよ」と、直前で使われている動詞likeを肯定しています。

 

日本語がどうであれば、動詞に対して肯定するのであれば、英語ではyesが使われます。

 

 

一方、noの方も同じです。

 

表面上はnoが「はい」という意味で使われていますが、I don’tの部分で「好きではない」と直前の動詞likeを否定しています。

 

動詞に対して否定をする場合、英語ではnoが使われるのです。

 

 

その他、否定疑問やmindでも英語yes/noと日本語「はい/いいえ」のねじれ現象が起きやすいです。

 

表面的な日本語は一度無視し、動詞に対するyes/noで回答が決まっている点に着目してください。

 

 

否定疑問です。

Don’t you like apples?

(君はリンゴが好きじゃないのかい?)

 

Yes, I do. (いや、好きだよ)

No, I don’t. (はい、好きじゃない)

 

 

mindです。mindは相手に何かをお願いする際に使われる表現ですが、「~を嫌がる」という意味があるため、下記のようなやり取りになります。

 

上がyesに相当する返答、下がnoに相当する返答です。

Do you mind opening the door?

(扉を開けてくれませんか?

=君は扉を開けることを嫌がるかい?)

 

Yes, I mind. (いやです =はい、嫌がります)

 

No, I don’t mind. (いいですよ =嫌がりません)

Not at all. (いいですよ =全然嫌がりません)

Of course not. (もちろんいいですよ =もちろん嫌がりません)

 

英語のyes/noと日本語の「はい/いいえ」との違い

英語のyes/noと日本語の「はい/いいえ」は何が違うのでしょうか。

 

これまで見てきた通り、英語は動詞に対するyes/noで答えが変わります。

 

一方、日本語は相手の考えに同意するかどうかで「はい/いいえ」が決まります。

 

 

例えば先ほどの例文を見てください。

You don’t like apples, do you?

(君はリンゴが好きではない、そうだよね?)

 

Yes, I do. (いいや、好きだよ)

No, I don’t. (はい、好きではないよ)

 

 

相手が「好きではないんだよね?」と聞いているわけなので、

相手は「わたしがリンゴを好きではない」と考えているわけです。

 

 

つまり日本語では、

リンゴが好きであれば、「相手の考えに反対する」ので、「いいえ」

リンゴが好きでないのであれば、「相手の考えに同意する」ので、「はい」

と答えているわけです。

 

You don’t like apples, do you?

(君はリンゴが好きではない、そうだよね?)

 

Yes, I do. (いいや、好きだよ)

No, I don’t. (はい、好きではないよ)

 

まとめ

いかがでしたか? 日本語で考えると間違えやすいyes/noの話でした。

 

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