【なぜ?!】meansの意味と使い方まとめ -by means of/by all means…

名詞

 

今回はmeansの意味・用法についてまとめてみたいと思います。

 

これは非常にくせ者で、「手段、財産、収入」など、一見全く異なる意味を持ちます。ただ、実はコレ、「あるイメージ」に注目すれば「なぜか?」納得することが出来るのですね。

 

meansを用いた定型表現と一緒に、サクッと確認していきましょう!

 

meansの意味と使い方まとめ -by means of/by all means…

meansの意味・イメージ・定型表現まとめは下記の通りです。

 

ポイント

<meansの意味>

  • 手段、方法(単数/複数扱い)
  • 財産、収入(複数扱い)

★単数形/複数形とも”means”なので要注意

★「人」と「目的/ある行動」の間をつなぐモノというイメージがある

 

<meansを用いた定型表現>

  • by means of~: ~によって(~という手段によって)
  • by all means: ①ぜひどうぞ/もちろん(= of course)、②まさにその通り、③絶対に、④必ず※
  • by any means: ①決して~しない(否定文で)、②どんなことをしても(疑問文)
  • by fair means or foul: どんな手を使ってでも、手段を選ばず

※①~③ではby all meansを単独で使用する

 

 

meansを考えるうえで大切なのは、

  1. 単数形/複数形とも”means”
  2. 「人」と「目的/ある行動」の間をつなぐモノというイメージがある

ということです。

 

 

meansは単数形であろうが複数形であろうが、常に“means”という形です。

 

 

また、「人」と「目的/ある行動」つなぐものというのがmeansの根幹にあるイメージです。

 

 

 

「目的」と「人」の間をつなぐもの…それは「手段や方法」ですよね。

 

「生活」と「人」の間をつなぐもの…それは「収入や財産」ですよね。

 

 

 

「手段や方法」、「収入や財産」の意味で使われている例文はコチラです。

 

なお、「手段や方法」では単数・複数どちらの扱いにもなりますが、「収入や財産」の意味では常に複数扱いなので注意してください。

There is no means of contacting her.

There are no means of contacting her.

(彼女に連絡をする手段がない)

 

You must live within your means.

(君は収入の範囲内で生きねばならない)

 

定型表現例文

meansを使った主な定型表現を例文付きでまとめてみました。

 

meansを「目的や手段」の意味で捉えていくと、定型表現の意味を理解しやすいと思います。

 

 

「by means of~: ~によって(~という手段によって)」からです。

The family escaped by means of a secret tunnel.

(その家族は秘密のトンネルによって逃げた)

 

 

 

by all meansは、「全ての手段によって」というのが直訳ですね。

 

そこから、「①ぜひどうぞ/もちろん(= of course)、②まさにその通り、③絶対に、④必ず」と意味が派生していきます。①~③は”By all means”を単独で使用します。

“Can I ask you some questions?”

“By all means.”

(「いくつかお尋ねしてもよいですか?」「もちろん」)

 

“I think she is the right person for the post.”

“By all means.”

(「彼女がその地位に最適と思います」「まさに」)

 

“Can you come to the party?”

“By all means.”

(「パーティーに出るかい?」「絶対に出るよ」)

 

You should by all means bring it tomorrow.

(必ずそれを明日持ってきなさいよ)

 

 

 

by any meansは「①決して~しない(否定文で)、②どんなことをしても(疑問文)」という意味があります。

 

anyには「なんでも」という意味がありますが、それが否定されると「どんな手段によっても~ない⇒決して~しない」、疑問文なら「どんな手段によっても⇒どんなことをしても」という意味になるのですね。

 

こちらが例文です。否定文はby no meansでも書き換え可です。

She is not by any means stupid.

She is by no means stupid.

(彼女は決して愚かではない)

 

Do you want to work for the company by any means?

(どんなことをしてでもその会社で働きたいと思いますか?)

 

 

 

最後は「by fair means or foul: どんな手を使ってでも、手段を選ばず」です。fairは「公平な」、foulは「不正な」という意味です。スポーツなどの「ファール」のことです。

 

「公平/不正な手段によって⇒どんな手を使ってでも」という意味になるのですね。例文はコチラです。

You have to make money by fair means or foul.

(どんな手を使ってでも、お金を稼がなければいけない)

 

まとめ

いかがでしたか? 改めて全体像をまとめてみましょう。

 

ポイント

<meansの意味>

  • 手段、方法(単数/複数扱い)
  • 財産、収入(複数扱い)

★単数形/複数形とも”means”なので要注意

★「人」と「目的/ある行動」の間をつなぐモノというイメージがある

 

<meansを用いた定型表現>

  • by means of~: ~によって(~という手段によって)
  • by all means: ①ぜひどうぞ/もちろん(= of course)、②まさにその通り、③絶対に、④必ず※
  • by any means: ①決して~しない(否定文で)、②どんなことをしても(疑問文)
  • by fair means or foul: どんな手を使ってでも、手段を選ばず

※①~③ではby all meansを単独で使用する

 

 

イメージがわかると頭に残りやすいですね!

 

また、way/manner/methodなども「方法」という意味を持ちます。これらの違いは下記の記事で超わかりやすくまとめたので、よろしければぜひお読みくださいね。

【超決定版】「方法」way/manner/method/meansの違い

 

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