【本当のthe】the left/the north/in the morning/the pastにtheが付く理由とは?

冠詞

 

今回は、

  • the left/the rightにtheが付く理由
  • the north/the south/the west/the eastにtheが付く理由
  • in the morning/in the afternoon/in the eveningにtheが付く理由
  • the past/the present/the futureにtheが付く理由
  • the 1990sにtheが付く理由
  • at noon/at nightにtheが付かない理由

を探ってみたいと思います。

 

 

なんとなくフィーリングで付けている/付けていない…わけではないのです。

 

 

theが付くのには、実はしっかりとした根拠があるのです! たくさんあってめまいがしそうですが、「ある法則」を押さえると全てすっきり理解できてしまうのです。

theの基本的な機能

まずはtheの基本的な機能から確認しましょう。theは、読者が「ああ、それね」と指差せるモノにつきます。

 

例えば次の例文をみてください。読者が「ああ、そのイヌね」と指差すことが出来るので、二度目に出てくるdogにはtheが付いています。

There was a dog, and the dog was barking.

(一匹のイヌがいた。そして、そのイヌは吠えていた)

 

 

読者が「ああ、それね」と指差せるという感覚。それは、他のイヌとは区別する感覚へとつながっていきます。(「他のイヌではない、まさにそのイヌだ」という感覚があります)

 

これをもとに、theの付く表現を見ていきましょう!

 

theが全体に対して区別されているものにはtheが付く

the left/the right, the north/the south/the west/the east, in the morning/in the afternoon/in the evening, the past/the present/the futureなどにtheが付くのは、

 

  • 全体の中で区別されるモノにはtheが付く

というルールが適用されているためです。

 

 

「全体の中で区別」というのがポイントです。

 

 

たとえば、東西南北が一番わかりやすいでしょう。

 

  • the east 「東」

 

ここでの「東」というのは、「東西南北」という全体の中での「東」ですよね。「西南北」ではない、まさに「東」なのだ、と「東」を他とは区別し、びしっと指差す感覚で使われています。

 

 

同様に、「左右」にtheが付くのは、全体の中でのthe left「左」, the right「右」だからです。

 

 

また、「朝昼晩」にtheが付くのは、一日全体の中でのin the morning「朝」, in the afternoon「昼」, in the evening「晩」だからです。

 

※前置詞inが使われているのは、時間的にある程度広がりがあるからですね。前置詞inの感覚については、下記の記事をお読み頂ければさらに理解が深まると思います。

参考:【本質から理解!】前置詞inのイメージとは

 

 

「過去、現在、未来」も同じです。時間の流れ全体の中でそれぞれ区別されているので、the past「過去」/the present「現在」/the future「未来」となるわけです。

 

the 1950sも全く同じで、ある年代を他の年代と区別しているので、the 1950s「1950年代」となるわけです。

 

at noon, at nightにtheが付かない理由

ここまで来たところで、次の表現を考えてみましょう。

 

「正午に」at noon, 「夜に」at night…

これらにtheが付かないのはどうして?

 

例えばat noon「正午に」から考えてみましょう。正午というのは、12:00ちょうどのことですよね。

 

つまり、一瞬で過ぎ去るわけです。「朝昼晩」という一日全体の中で区別するには、あまりに短すぎるのです。そのためtheが付いていないのです。

 

※前置詞atが使われているのは、時間広がりがないからですね。前置詞atの感覚は下記の記事をお読み頂ければさらに理解が深まりますよ!

参考:【本質から理解!】前置詞atのイメージとは

 

 

at nightも同様です。昔の人にとって夜というのは、寝て覚めたら終わるものだったのですね。一瞬で終わるものだったのです。だから、at nightという表現にtheは付いていないのです。

 

一方、「日中/夜」のように、明るい時間帯と暗い時間帯を二つに分けて対立させるような場合には、theを付けて表現します。

 

  • during the day「日中」
  • during the night「夜の間」

 

 

 

theの感覚をつかめていれば、深いところまでネイティブの感覚を理解できますね!

 

 

なお、冠詞についてさらに詳しく学びたい方には、aとtheの底力 — 冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界がおススメです。

 

わたしが今まで読んだ冠詞系の本の中で、一番わかりやすい&本質に迫った説明がなされていると感じました。一般の書店にはあまりないのですが、ぜひ一度お読みすることをおススメします。

 

 

それでは!

 


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コメント

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