今回はsee/meet/encounter/come acrossの意味・用法の違いをまとめてみたいと思います。
全て「会う」という意味を持ちますが、細かい意味が少しずつ違うのですね。
たとえば、
- Nice to meet you.
- Nice to see you.
はどのように意味が異なるのでしょうか?
この記事を読めば、「会う」に関しては単語のチョイスに迷うことがなくなりますよ!
see/meet/encounter/come across「会う」の意味/用法の違い
まずはsee/meet/encounter/come across「会う」の意味/用法の違いです。それぞれ下記のような違いがあります。
- meet: 初対面 / お互いが近づく
- see: 二度目以降 / 一方的に近づく
- encounter: 偶然出会う、困難などに直面する(固いイメージの単語)
- come across: 偶然出会う
もう少し具体的に見ていきましょう。
meetとseeの違い
基本単語&よく使われるということもあり、まずはmeetとseeの違いを押さえるのが良いでしょう。両者の違いは大きく二つあります。
まず、一つ目の違いは「meet: 初対面」「see: 二度目以降」というものです。
つまり、Nice to meet you.とNice to see you.には下記のような意味の違いが出てきます。
- Nice to meet you. ⇒あなたに初めて会えて素敵です =はじめまして
- Nice to see you. ⇒あなたにまた会えて素敵です =またお会い出来て嬉しい
そして、二つ目の違いは「meet: お互いが近づく」「see: 一方的に近づく」というものです。イメージ図は下記の通りです。
meetとseeの違いは、いくつか例文を見てみるとさらに理解が深まるでしょう。
meetの例文です。お互いが一つの場所に近づいてきているイメージをつかんでください。
- I am going to meet him at the station. (彼に駅で会う予定です)
- I met him on the bus. (彼にバスで偶然会った)
seeの例文です。一方的に相手の所へ向かっているイメージをつかんでください。
- I am going to see a doctor. (医者に診てもらう予定だ ≒医者に会いに行く予定だ)
- I saw him on the bus. (彼のことをバスで見かけた ≒彼がいるところに、こちらから向かっていったイメージ。彼の姿を一方的に見ただけ)
※meet/seeとも、偶然会う場合にも予定して会う場合にも使われます。
encounter
encounterはやや固いイメージの伴う語です。「偶然出会う」「困難などに直面する」の意味で使われます。
encounterの例文はコチラです。
- I encountered an old friend of mine. (昔の友達に偶然出会った)
- I encountered many difficulties. (たくさんの困難に直面した)
come across
come acrossにも「偶然出会う、出くわす」という意味があります。
これは、
- come: 来る
- across: 横切る
⇒2つの人やモノが交差する
⇒出会う
というイメージにつながるのですね。
- I came across an old friend of mine. (昔の友達に偶然出会った)
- I came across some old letters in a drawer. (引き出しの中に何通かの昔の手紙を見つけた)
まとめ
いかがでしたか? 改めてまとめを再掲します。
- meet: 初対面 / お互いが近づく
- see: 二度目以降 / 一方的に近づく
- encounter: 偶然出会う、困難などに直面する(固いイメージの単語)
- come across: 偶然出会う
理解をしたら、何度か音読をして、身体で覚えてしまいましょうね。
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