今回は人称代名詞の語順についてまとめてみたいと思います。
たとえば、下記の文において、「わたし」と「あなた」の語順は、どちらが好ましいのでしょうか。
- I and you went there.
- You and I went there.
また、「あなた」と「彼」なら?
- You and he went there.
- He and you went there.
しらん
実は人称によって語順が決まっているのですね。さらに、その規則が崩れる例外についても解説してみました。
人称代名詞の語順まとめ
人称代名詞の語順まとめは下記の通りです。
<原則>
- 2人称 > 3人称 > 1人称
<例外>
- 1人称が最後に来ているのはへりくだる気持ちを示すためなので、悪いことに言及する場合、1人称が先にくることもある。
- 身分の差を明示する場合も、1人称が先にくることがある。
「目の前にいるアナタ」を最も尊重し、「ワタシ」を最も後ろに持ってくるという発想ですね。
相手を尊重する気持ちからこの語順になっているので、悪いことに言及する際は、この語順が逆になるのです。(自分が批判の矢面に立つイメージです)
また、「ワタシの方が偉い!」という気持ちを前面に押し出す場合も、「ワタシ」が前にきて順番が変わるのですね。
例文付きで、具体的に見ていきましょう!
例文
こちらが例文です。代名詞の語順に注目していきましょう。
まずは通常のパターンからです。
You and I went there.
(きみとわたしはそこへ行った)
You and he went there.
(きみと彼はそこへ行った)
次に、悪いことに言及している場合です。「わたし」の存在をまずは出していますね。
I and you were arrested by the police.
(わたしとあなたは警察に逮捕された)
I and he were arrested by the police.
(わたしと彼は警察に逮捕された)
また、身分の差をハッキリ前面に押し出す場合です。
I and my children will go fishing on the lake tomorrow.
(わたしとわたしの子どもたちは、明日湖へ釣りに行く)
I and my dog go for a walk every morning.
(わたしとわたしのイヌは毎朝散歩に行く)
おわりに
いかがでしたか? やや盲点ですが、主語の語順に気を配ると、より自然な英語が身に付きますね!
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