【盲点】think/believe等を使った付加疑問の注意点まとめ

倒置・否定・省略・強調

 

今回はthink/believe等を使った付加疑問の注意点についてまとめてみました。

 

なにが問題なの?

 

 

 

そもそも何が問題なのかもわからないですよね。早速見ていきましょう!

think/believe等を使った付加疑問の注意点まとめ

think/believe等を使った付加疑問の注意点まとめは下記の通りです。

 

ポイント

<ポイントは文全体が否定されているかどうか>

  • think/believe自体が否定されていたら、語尾は”not”付ける
  • think/believeのthat節内が否定されていたら、語尾は”not”付けない

 

 

具体例と一緒に見ていきましょう。まずは不可疑問を伴わない文からチェックしてみます。notの位置の違いに注目です。

① She doesn’t believe that he is happy.

(彼女は彼が幸せだとは思っていない)

 

② She believes that he is nothappy.

(彼女は彼が幸せではないと思っている)

 

 

これを付加疑問にすると下記のような形になります。

① She doesn’t believe that he is happy, does she?

(彼女は彼が幸せだとは思っていないよね?)

 

② She believes that he is nothappy, doesn’t she?

(彼女は彼が幸せではないと思っているよね?)

 

 

①では文末がdoes sheという形になっているのに対し、

②では文末がdoesn’t sheという形になっています。

 

 

①も②も、どちらも文中でnotが使われているのにどうして?

 

 

 

文全体が否定されているかどうかがポイントです。

 

①のShe doesn’t believe he is happy.は、「彼女は彼が幸せだとは思っていない」と、文全体が否定されています。そのため、文末がdoes sheになっています。

 

②のShe believes that he is not happy.は「彼女は彼が幸せではないと思っている」と、否定されているのはthatのカタマリの中だけです。文全体が否定されているわけではありません。そのため、文末がdoesn’t sheになっています。

 

まとめ

このように、単に文中にnotがあるかないかをみるのではなく、文全体が否定されているかどうかという本質を見ることが大切だということがわかりますね。

 

 

なお、今回のような否定については、謎解きの英文法 否定に詳しくまとまっています。少し難易度は高いですが、興味のある人はぜひチャレンジしてみてください。

 

 

 

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今回の記事ではロイヤル英文法(&ジーニアス英和辞典 第5版をファクトチェック用に使用しています。

 

 

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それでは!

 

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