今回はsea/receipt/boat/treatなど、母音が続く単語の発音のヒミツについてまとめてみたいと思います。
例えば、seaは「スィー」と発音しますが、aのスペルが発音されている気配がありませんよね。aの音は一体どこへ&なぜ消えてしまったのでしょう?
この記事を読めば、その秘密がサクッと理解できますよ!
sea/boat/treatを「伸ばす」理由
まずは結論から。seaを「伸ばす」理由(=aを発音しない理由)は下記の通りです。
★ 大原則:母音が続くと2個目の母音は無視
- sea 「スィー/síː/」
- receipt 「レシート/risíːt/」
- boat 「ボゥト/bóut/」
- treat 「トリート/tríːt/」
「母音+母音」となっている部分に注目です。
- sea 「スィー/síː/」
- receipt 「レシート/risíːt/」
- boat 「ボゥト/bóut/」
- treat 「トリート/tríːt/」
全て2個目の母音は発音されていませんね。
- seaならa
- receiptならi
- boatならa
- treatならa
の音が発音されていません。
これは、母音が2つ続いている点に秘密があります。
母音が2つ続くと、1つ目の母音をアルファベットの読み方をするという原則があるのです。
※いわゆる「エイ、ビー、シー、ディー、イー、エフ、ジー…」というアルファベットの歌の読み方です
その観点から見ていくと、
- seaならe(スィー)
- receiptならe(レシート)
- boatならo(ボゥト)
- treatならe(トリート)
のように、1つ目の母音の音が強く効いていることがよくわかりますね。
発音も少し発想を変えて勉強すると、色々な法則がある&英語の世界が一気に変わるのでオススメです。
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発音記号を正しく知ると、「正しい英語の発音に近づける⇒正しく発音できればリスニング能力も上がる(発音できない音は聞き取れない)」ので、発音記号は絶対に学ぶべきです。正直、なぜ日本の英語教育で軽視されているのか不思議なくらいです。
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※後回しにすると人はたいてい動きません(体験談笑)
最後はアヤシイ宣伝のようになってしまいましたが、今日はこれまで。それでは、最後までありがとうございました!
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