【超わかる図解】one/another/the other(s)/some/othersの違い

名詞

 

突然ですが、モノや人を数えるときの表現で、下記の単語の違いはわかりますか?

 

  • one
  • another
  • the other
  • the others
  • some
  • others

 

 

これってモノや人を数えるときの単語なのですが、全て明確に意味が違います。

 

ちんぷんかんぷんだね!

 

そんなこれらの表現も、ある秘策を使えば一発で理解・暗記できるのです。今回は図入りでその秘策をご紹介します。

 

one/another/the other(s)/some/othersの違い

まずは全体像をまとめておきましょう。

 

ポイントをまとめるとこんな感じです。とりあえずサッと目を通すだけでOKです。

 

ポイント
  • one: 複数の中から不特定の一つを最初に選ぶ
  • another: 複数の中から既にどれかが選ばれている状況で、さらにもう一つ選ぶ
  • the other: 複数の中から既にいくつか選ばれていて、最後に一つ選ぶ
  • the others: 複数の中から既にいくつか選ばれていて、最後に残り全てを複数選ぶ
  • some: 複数の中から不特定のいくつかを最初に選ぶ
  • others: 複数の中から既にいくつか選ばれていて、さらに複数選ぶ(全てではない)

 

種類が多すぎてわからない…

 

意味不明なこの使い分けも、次の説明をお読みになれば「なるほど!」と理解できるハズです。

 

大原則

まず、今回押さえるべき大原則は次の三つです。

 

大原則
  1. “the”が付いている場合は「残り全て」を表す
  2. 単数形の単語 (one, another, other)は1つのモノ/人を表す
  3. 複数形の単語 (some, others)は複数のモノ/人を表す

 

 

そして、上の大原則を見たうえで、次の図を見てください。

 

 

この図の破壊力はなかなかスゴイ。よくまとまっています。

 

ピンとくる方は、これだけでも十分かもしれませんが、これから具体的に見ていきます。特に図の中の①~⑤の部分に注目していきましょう。

 

ワクワク

 

具体例

具体例は説明の便宜上、

 

one, another, other系some系に分けて示します。

 

まずはone, another, other系から。

 

one, another, other系(具体例①~③)

今回はイヌを数えるというシチュエーションを具体的に考えてみます。

 

イヌを数えるものとして、one, another, otherの違いを見ていきます。

具体例は全部で三つ。

 

 

まずは一つ目です。具体例①です。

具体例①:one, the other

There are two dogs. One is black, and the other is white.

二匹の犬がいる。一匹は黒で、残りの一

は白だ。

 

まずはoneで最初の一匹を選ぶわけです。oneは単数形だから一匹しか選べません。

 

そして、今回の場合、犬は二匹しかいない。つまり、もう一匹選ぶということは、残り全てを選ぶことになるわけです。

 

残り全てを選ぶときはtheを使うんだっけ?

 

 

その通り。残り全てを選ぶから、単語の頭にtheを付けるのです。そんなわけで、the other(残りの一匹)を使っているわけです。

 

その結果、今回のケースではOne is~, the other is~.という形になっているわけですね。

 

 

なるほどね!

 

 

同じ要領でサクサク見ていきましょう。具体例②です。

具体例②:one, another, the other

There are three dogs. One is black, another is white, and the other is yellow.

三匹の犬がいる。一匹は黒で、もう一匹は白、残りの一匹は黄色だ。

 

まずはoneで最初の一匹目を選ぶ。ここまではさっきと同じですね。

 

 

で、違うのが次。

 

今回は三匹いるので、二匹目を選んでも最後の一匹とはならないのです。最後の一匹ではないので、theを付けることができないんです。

 

そんなとき登場するのがanotherという表現。何匹か数えたけど、まだ残りはある。そんなとき、anotherを使えるのです。

 

 

ちなみに、anotherというのは単数形の代名詞です。だから、一匹しか指すことが出来ません。oneと同じですね。

 

そして、三匹のうち二匹はすでに選びました。つまり、あとは残り一匹です。

 

「残り全て」を選ぶときはtheを使うんでしたね。

 

 

なので、最後はtheをつけたthe otherで表現したということなのです。

 

one → another → the otherの順番で考えていくんだね!

 

 

 

だんだん調子が出てきましたね! 具体例③です。

具体例③:one, another, the others

There are many dogs. One is black, another is white, and the others are yellow.

多くの犬がいる。一匹は黒で、もう一匹は白、残りの全ては黄色だ。

 

今回はthe othersに注目です。コイツを使えば複数のイヌを一気に数えることができます。

 

 

one, anotherまではさっきと同じなのでいいですね。「一匹、もう一匹」と数えているわけです。

 

で、次がポイント。まずtheを使い、「残りのイヌ全て」を数えようとしています。

 

 

さっきまでのパターンだと、the otherと”other”が単数形だったので残り一匹しか数えませんでしたね。

 

しかし今回は違います。the othersと複数形になっていますから、残り全てのイヌを一網打尽にまとめて数えることができるのです。

 

ここが具体例②との大きな違いです。

 

theに複数形がついているから、残りが複数あっても「残り全て」になるんだね。

 

 

some系(具体例④、⑤)

ここまでくればあと少し。一気にいきましょう。

 

具体例④です。

具体例④:some, others

There are  many dogs. Some are black, and others are white.

多くのイヌがいる。何匹かは黒で、何匹かは白だ。

 

 

まずはsomeです。someは「いくつかのモノ」という意味を持つ複数形の名詞です。

 

さっきまではone, anotherとちまちま数えていましたが、someを使うことで、複数のイヌを一気に数えることができるのです。

 

 

othersも同じです。othersと複数形になっているので、やはり同じように複数のイヌを数えることができます。

 

 

ただ、ここで注意してほしいのは、othersにtheが付いていないことです。

つまり、残り全てを数えたわけではない(=数え残しがある)ということです。

 

たとえば犬が十匹いたとして、最初のsomeで四匹、次のothersで三匹くらいしか数えていない、という状況です。全てを書添えているわけではないのです。いくらかも数え残しがある、それがothersなのです。

 

 

 

一方、数え残しがないのがコチラの具体例⑤です。

具体例⑤:some, the others

There are  many dogs. Some are black, and the others are white.

多くのイヌがいる。何匹かは黒で、残りの何匹かは白だ。

 

 

the othersと、theが付いているところが具体例④との違いです。

 

the othersとすることにより、残り全てのイヌを数えきることに成功しています。

 

 

まとめ

上記の説明を見たうえで、最初に紹介したポイントと図をもう一度見てみましょう。

 

ポイント
  • one: 複数の中から不特定の一つを最初に選ぶ
  • another: 複数の中から既にどれかが選ばれている状況で、さらにもう一つ選ぶ
  • the other: 複数の中から既にいくつか選ばれていて、最後に一つ選ぶ
  • the others: 複数の中から既にいくつか選ばれていて、最後に残り全てを複数選ぶ
  • some: 複数の中から不特定のいくつかを最初に選ぶ
  • others: 複数の中から既にいくつか選ばれていて、さらに複数選ぶ(全てではない)

 

大原則
  1. “the”が付いている場合は「残り全て」を表す
  2. 単数形の単語 (one, another, other)は1つのモノ/人を表す
  3. 複数形の単語 (some, others)は複数のモノ/人を表す

 

 

 

なんとなく意味がわかるぞ!

 

 

どうです? すっと理解できるでしょう?

 

余談ですが、英語って数にものすごくうるさい言語なんです。しかしその分、今回のような表現は非常にシステマティックに説明することができたりもします。なんか気持ち良いですね。

 

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