こんにちは!
講師のNです。
今回は、consensus, insensate, extrasensory…
の意味を語源から考えてみたいと思います。

さあ始めよう!
中心はsense「感じる」
今回中心になっているのは、senseです。
senseには「感じる (=feel)」という意味があります。

たとえばどんな単語に使われているの?
そのまんまですが、senseには
- 動詞:~を感じる
- 名詞:感覚、センス
という意味があります。
日本語でも「アイツはセンスがある」と言ったりしますよね。
なお、”sent”の語源も同じく「~を感じる」です。
興味のある方は、こちらの記事(語源sentについて)もお読みください。
consensus「合意、意見の一致」
consensusは「合意、意見の一致」という意味になります。
これは次の通り分解することが出来ます。
- con-:共に
- -sens:感じる
つまり、
「共に+感じる」
↓
「合意、意見の一致」
となるわけです。
insensate「理性を欠いた」
insensateは「理性のない、感覚のない」という意味になります。
これは次の通り分解することが出来ます。
- in-:否定
- -sens:感じる
- -ate:単語を形容詞化 (名詞化することもアリ)
つまり、
「否定+感じる+形容詞」
↓
「感じることのない+形容詞」
↓
「理性のない、感覚のない」
となるわけです。
extrasensory「超感覚的な」
extrasensoryは「超感覚的な」という意味になります。
これは次の通り分解することが出来ます。
- extra-:範囲外の、普通以上の(単語を形容詞化)
- -sens:感じる
- -ory:単語を形容詞化 (名詞化することもアリ←今回はコッチ!)
つまり、
「範囲外の+感じる+名詞」
↓
「超感覚的な」
となるわけです。

この単語、どんなタイミングで使うの…?
たとえば、
extrasensory perception「超感覚的知覚、第六感」
という表現で使われたりしますね!
なお、「第六感」については、
普通にsixth sense (=六番目の感覚)と表現してもOKですよ!
nonsense「バカげた考え・行為」
nonsenseは「バカげた考え・行為、ナンセンス」という意味になります。
これは次の通り分解することが出来ます。
- non-:否定
- -sense:感じる
つまり、
「否定+感じる」
↓
「イミ不明過ぎて感じない」
↓
「バカげた考え・行為、ナンセンス」
となるわけです。
これは、「そんなのナンセンスだよ!(≒バカげてるよ!)」
という日本語表現もあるので、そこから覚えてしまってもOKですね。
おわりに
最後までお読みくださりありがとうございました。
ご質問等あれば、コメント欄までお願いします。
それでは!
***
おススメの語源本
はやりの語源図鑑です。図がたくさんあり、導入としてはおススメです。
個人的にオススメなのはコチラ。系統だっていてわかりやすいです。(一般の書店にはあまり置いていないかもしれないです)
なお、よく質問を受けるのですが、「おススメの文法書を3つ挙げろ」と言われたら、
がダントツでおススメです。
何か疑問があれば、真っ先に調べるのがロイヤル英文法です。当ブログでも、「この記述で大丈夫かな?」と不安になることがあれば、よく活用させて頂いています。
重たいので持ち運びには向いていませんが、ロイヤル英文法(kindle版)も持っていると便利です。わたしは紙版とkindle版の両方を所持しています。
※ kindle版を読むにはアプリが必要ですが、スマホ/PCをお持ちであれば、アプリ自体は無料でダウンロードできます。
現代英文法講義は、ロイヤル英文法で解決しなかった疑問を解消してくれることがあるので重宝しています。また、少し違った角度から説明を与えてくれることもあるので、ロイヤルと併用しています。
教師のためのロイヤル英文法はややレベルの高い文法書ですが、教える立場からすると「なるほど」というような構成になっています。語法等の細かい知識も網羅しています。2020年現在、一般の書店で見かけることはなく、ネットでも中古しか見当たらないのが残念。
その他、分野別におススメ参考書等が気になる方はコメント欄で質問して頂いても構いませんし、当ブログの参考書カテゴリーでは、気になった書籍・勉強法を紹介しています。
それでは!
コメント
[…] もしご興味のある方は、こちらの記事 (語源: senseについて)もご覧ください! […]
[…] sense (= feel 感じる) […]