今回は「方法」way/manner/method/meansの違いをまとめてみたいと思います。
意味の違いを記憶に残りやすいよう、どこよりもわかりやすい&詳しい説明を心がけてみました。
ほうほう
それでは、超決定版の「方法」の説明を見ていきましょう!
「方法」way/manner/method/meansの違い
まずはザクっと結論から見てみましょう。「方法」way/manner/method/meansの違いは下記の通りです。
- way: 「方法」を意味する最も一般的な語
- manner: wayより固い。「習慣的な方法/態度や話し方の方法」に使われやすい
- method: 「確立された方法」に使われやすい
- means: 「何かを達成するための方法」に使われやすい(単数形はa means/複数形はmeans)
あまりピンとこない…
大丈夫、一つずつ詳しく見ていきましょう!
way
まずはwayから。「方法」の意味で最も広く使われる語です。基本的にはwayを使っておけば大丈夫です。
wayには「道」という意味があるので、「ある目的に至る道⇒方法」という意味になるのですね。
主に、way to Vやway of Vingで「Vする方法」という意味で使われます。(あとは関係副詞でつなぐこともあります)
way to Vやway of Vingは同じ意味なの?
正確には、下記のようなニュアンスの違いがあります。
- way to V: Vする方法(未来志向/これからVする)
- way of Ving: すでにVしている方法(現在・過去志向/実際にわかっていることをVする)
toは未来に矢印が伸びているイメージがあります。
“I went to China. (中国に行った)”という用法からもわかる通り、「to China: 中国に向かって矢印が伸びている」イメージがtoには伴いますよね。
このことから、way to V: Vする方法(未来志向/これからVする)という意味を持つようになるのですね。
What is the best way to get there.
(そこへ行く最も良い方法は何でしょうか?)
※行く方法がわかっていない/これから方法を見つけるイメージに注目
一方、Vingは現在進行形でつかわれることからもわかる通り、「現在」の意味を持ちやすいです。さらに、同じことを何度も繰り返していたら後ろ向きなイメージにもつながるので、「過去」の意味を帯びることもあります。
このことから、way of Ving: すでにVしている方法(現在・過去志向/実際にわかっていることをVする)という意味を持つようになるのですね。
E-mail is a way of communicating.
(Eメールはコミュニケーションの方法だ)
※すでに確立されている方法、というイメージに注目
なお、Vingは「動名詞」ですので、代わりに「名詞」が来ることもできます。
manner
mannerはwayより固い語です。「習慣的な方法/態度や話し方の方法」に使われやすいです。
日本語でも「食事のマナー」と言うことがありますが、イメージ的にはそれに近いと思います。
「習慣的な方法⇒確立された方法」ということで、manner of Vingで使用されることが多いです。
He has a strange manner of speaking.
(彼は奇妙な話の方法がある=話し方が奇妙だ)
method
methodは 「確立された方法」に使われやすいです。
日本語でも「絶対英語を話せるようになる○○メソッド!」のようなアヤシイ表現がありますよね。
確立されているのでmethod of Vingで使われます。「~のための」の意味では、ofの代わりにforを使うこともあります。
She used an effective method of losing weight.
(彼女は減量する効果的な方法を使った)
This is the best method to do the job.
(これがその仕事をする最善の方法だ)
means
meansは「何かを達成するための方法」に使われやすいです。
「mean: 中間、平均」という語があるのですが、meansは「目的の中間にあるもの」というイメージがあるのですね。
なお、meansと語尾がsになっているのが紛らわしいですが、
- 単数形:a means
- 複数形:means
という使い方をします。
means of Vingのようにつないでいくことが多いです。
Language is a means of communication.
(言語はコミュニケーションの一つの手段だ)
Several means of transport are available.
(いくつかの交通方法 = 交通手段が利用可能だ)
なお、meansは他にも「財産、収入」の意味があったり、by means of, be all meansといった定型表現があります。クセ者の表現ですが、下記の記事を読めば一発でわかりますよ!
まとめ
いかがでしたか。改めて最初に紹介したまとめを見てみましょう。頭に残りやすくなっているハズです。
- way: 「方法」を意味する最も一般的な語
- manner: wayより固い。「習慣的な方法/態度や話し方の方法」に使われやすい
- method: 「確立された方法」に使われやすい
- means: 「何かを達成するための方法」に使われやすい(単数形はa means/複数形はmeans)
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