仮定法現在とは? that S should do型の動詞まとめ

英文法

 

こんにちは、講師のNです。

 

今回はthat S should do型の動詞をまとめたいと思います。

 

なにそれ?

 

 

時制や人称に関係なく、

that内が強制的にshould do / doの形をとってしまう動詞のコトです。

 

ワケわからん…

 

パターンは決まっているので、この際だから一気に覚えてしまいましょう。

そして、「なぜそうなるのか?」という理由も一緒に説明したいと思います。

 

that S should do型の動詞とは?

まずは、that S should do型の動詞の代表例を示しましょう。

demand(~を要求する)という単語を例に説明します。

 

例文はコチラ。

He demanded that she should tell him the truth.

= He demanded that she tell him the truth.

(彼は、彼女が彼に真実を話すことを要求した)

 

 

特に下の方の例文を見てください。

この例文を見て、何か違和感を覚えないでしょうか?

 

…あ、that節内の動詞がおかしい

 

そうですね、that節内の動詞の形がおかしいです。

 

that節の外では、demandedという過去形が使われています。

とすれば、普通はthat節の中でも過去形が使われるハズなんです。

 

 

ただ実際は、

  • that she tell him the truth

のように、現在形が平然と使われているんです。

 

しかも、主語がsheなのに、tellsではなくtellが使われているんです。

これって、普通であればめちゃくちゃおかしいことなんです。

 

 

ただ、実はコレ、demandが特殊な動詞だからなんですね。

 

that S should do型の動詞がthat節の外で使われるとき、

that節の中はshould doか、三人称単数のsもついていないフツーの現在形(原形動詞と言います)を使う必要があるんですね。

 

どうしてそんなことをする必要があるの?

 

その理由は、次で説明します。

 

shouldや原形動詞が使われる理由

shouldや原形動詞が使われる理由を説明する前に、

that S should do型の動詞の一覧を示します。

 

これらが使われるとき、

that内では原則として、should doか原形動詞が使われます。

 

that S should do型の動詞まとめ
  • (提案):suggest提案する、propose提案する、recommend勧める、advise助言する
  • (要求):demand要求する、ask要求する、request要請する、require求める、desire強く望む、order命令する、urge強く言い張る
  • (決定):decide決める、determine決める
  • (主張):insist主張する

 

 

これらの動詞が使われるとき、that節の中は仮定法現在になるんです。

で、should doや原形不定詞が使われるのは、まさに仮定法現在が理由なんです。

 

仮定法現在とは?

仮定法現在って何?

 

仮定法現在とは要するに、

まだ実現していない現在/未来の出来事を表現する場合に使います。

 

 

たとえば、先ほどの例文を見てください。

He demanded that she should tell him the truth.

= He demanded that she tell him the truth.

(彼は、彼女が彼に真実を話すことを要求した)

 

 

that内の「彼女が彼に真実を話すこと」が仮定法現在の部分ですが、

これって現時点では実現していないコトですよね。

 

彼女は彼に真実をまだ話していなくて、これから真実を話しなさい。

そういう風にdemand(求めている)文なんです。

 

 

「頭の中にあるだけで、事実になっていないコト」

「まだ実現しておらず、これから行動を起こすコト」

 

 

そんな出来事を表す際、原形不定詞で動詞を表現するのが一般的なんですね。

「まだ現実になっていないナマの出来事感」を出すために、丸裸の状態で動詞を使うんです。

 

 

で、仮定法現在をわざわざ使うのは、

「まだ実現していないコト」に対するこだわりが強いからです。

 

that S should do型をとる動詞一覧を見てもわかる通り、

「提案」「要求」「決定」といった、かなり強い意味合いの動詞が並んでいますね。

 

that S should do型の動詞まとめ(再掲)
  • (提案):suggest提案する、propose提案する、recommend勧める、advise助言する
  • (要求):demand要求する、ask要求する、insist要求する、request要請する、require求める、desire強く望む、order命令する、urge強く言い張る
  • (決定):decide決める、determine決める

 

 

ただ、単に原形不定詞を使うだけだと、”she tell him the truth”のように、

三単現のsが付かないケースも出てきてしまいます。

 

仮定法現在の文法としては正しいんですが、なんとなく気持ち悪いですね。

 

 

そして、その感覚はネイティブたちも同じだったようです。

その気持ち悪さを解消するため、should doという形が誕生したのですね。

shouldを挟んでおけば、後ろに動詞の原形がきても違和感ありませんから。

 

 

このような背景があり、ある特定の動詞では原形不定詞 / should doが使われるようになったのです。

 

※なお、アメリカ英語では原形不定詞、イギリス英語ではshould doを使うのが一般的のようです。

 

例文

上記を理解したところで、例文をいくつかご紹介します。

 

that節の中が動詞の原形/should doの形をとっていることに注目してください。

 

提案

「提案系」の動詞は、

suggest(提案する)、propose(提案する)、recommend(勧める)、advise(助言する)

ですね。

 

suggestを例文に使います。

He suggested that the meeting be postponed until Wednesday.

= He suggested that the meeting should be postponed until Wednesday.

(彼は、ミーティングを水曜まで延期してはどうかと提案した)

 

 

be postponedで「延期される」ですね。

 

普通はbeの部分が主語や時制に応じて変化するのですが(is、was、will beなど)、

今回はsuggestが使われているので、be/should beが続いています。

 

要求

「要求系」の動詞は、

demand(要求する)、ask(要求する)、insist(要求する)、request(要請する)、require(求める)、desire(強く望む)、order(命令する)、urge(強く言い張る)

ですね。

 

demandを例文に使います。

She demanded that John earn ten million yen a year.

= She demanded that John should earn ten million yen a year.

(彼女は、ジョンが毎年1,000万円稼ぐことを要求した)

 

 

earnで「~を稼ぐ」ですね。

 

earnの原形/should earnが使われている点に注目です。

 

決定

「決定系」の動詞は、

decide(決める)、determine(決める)

ですね。

 

decideを例文に使います。

They decided that they start the plan.

= They decided that they should start the plan.

(彼らは、彼らがその計画を開始することを決定した)

 

 

startで「~を始める」ですね。

 

これまでと同じように、時制の一致でstartedとはならず、

startの原形/should startが使われている点に注目です。

 

例外に注意!

should doや原形動詞が使われるパターンを見てきました。

いわゆる、仮定法現在が使われるパターンですね。

 

suggestとか、

特定の動詞が使われていれば仮定法現在になるんだよね

 

基本はそうですが、100%ではないという点に注意してください。

たとえば次の例文では、仮定法現在が使われていません。

 

The survey results suggest that the economy is improving.

(その調査の結果は、経済が良くなっていることを示唆している)

 

 

suggestが使われているにもかかわらず、that内はisが使われています。

beやshould beの形になっていません。

 

どうして???

 

なぜなら、suggestは「示唆する」という意味で使われているからです。

 

 

仮定法現在が使われるのは、「提案」「要求」「決定」という意味のときでした。

 

これらの意味のとき、仮定法現在が使われるのは、

まだ実現していない現在/未来のナマの出来事感を出すためでしたね。

 

ここでは、「実現していないコト」にかなり意識が向いている状態なんです。

だからわざわざ仮定法現在などという、まどろっこしい形を使うんです。

 

 

一方、「示唆する」という意味のsuggestは、

「まだ実現していないんですよ!」というニュアンスが薄れていますね。

示唆される内容が、既に現実の事実として存在する可能性も否定していないわけですから。

 

 

同じようにinsistも、「(事実に基づき)主張する」という意味合いで使われたときは、

仮定法現在のルールが適用されません。

 

事実に基づき主張しているということは、

「まだ実現していないんですよ!」というニュアンスがないわけですから。

 

 

このように、「提案」「決定」「要求」のような現時点では実現していないコトに意識が向いている表現では仮定法現在が使用されますが、

 

そうでない意味合いのときは、suggestなどが使われていても、仮定法現在にはなりません。

 

機械的に判断するだけだと、

間違えるってコトだね!

 

おわりに

いかがでしたか?

 

この分野は最初は面食らいので、苦手とする受験生も多いです。

 

 

ただ、「提案」「決定」「要求」で仮定法現在が使われる理由を考えてみると、

理解しやすくなるのではないでしょうか?

 

頭で理解したらあとは何度も練習です。

文法問題を何度も解き、身体で覚えてしまってくださいね!

 

それでは!

 


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コメント

  1. A5man より:

    SV that S’ should V’ … の形でSが無生物、Vがpredictのような推測系の動詞だった場合は「…S’がV’するはずだと予測する」と、予測のshouldになるのでしょうか。

    • N N より:

      ご質問とは少しずれるかもしれませんが、たとえばstrangeなどの形容詞が使われた場合、驚きの意味を込めてshouldが使われることもあります。これは仮定法現在とは異なる意味合いで使われています(書き換える場合、直説法を使うことになります)。

      It is strange that she should agree(agrees) with the his proposal.