【もう迷わない】as long asとas far as意味・用法の違いは?

前置詞

 

今回はas longとas far asの違いについて説明します。

 

どちらも「~する限り」という訳が充てられるため、混同されることも多い表現です。

 

サクッとまとめて確認してしまいましょう!

 

as long asは条件、as far asは範囲

as long asとas far asの違いを考えるにあたり、「~する限り」という訳を一度忘れてください。

 

そのうえで両者の違いを示すと次の通り。

 

as long asとas far as
  • as long as SV: SVする条件で【条件/時間
  • as far as SV: SVする範囲内で【範囲】

※1 時間的な条件を意味する場合のみ、for as long asとしても良い

※2 as long as = so long as, as far as = so far asという書き換えも可

 

 

例文で見ていきましょう。

 

as long as SV: SVする条件で

as long asの方から例文で見てみましょう。as long asは「条件・時間」でしたね。「条件」といえば…そう。「as long as≒if」と考えればしっくりきます。(厳密には≒if onlyですが)

 

I don’t care as long as you are happy.

(君が幸せであるのなら、わたしは構わない

= 君が幸せであるという条件で、わたしは構わない)

 

君が幸せでありさえすれば、ボクはどうなっても構わない…そんな文ですね。これはつまり、「君が幸せであるという条件で~」というコトを言っているわけなので、as long asを使うのが正しいわけです。たしかにifを入れてもあまり違和感はありませんね。

 

I don’t care if you are happy.

(もし君が幸せであるのなら、わたしは構わない)

* 厳密にはif onlyですが、話を単純化させるためifで話を進めます。

 

 

また、「時間」の意味でも使われることがあります。「時間」の意味であることを明示するために、forを頭に付け足すこともあります。

As long as she is here, I’ll have more work to do.

For as long as she is here, I’ll have more work to do.

(彼女がここにいる限りは、私の仕事は増えるだろう)

 

 

ちなみに、Ben. E. Kingの”Stand by me”にも、as long asを使った一節があります。

 

I won’ t shed a tear just as long as you stand by me.

君が隣にいてくれるなら、僕は涙を流さないよ)

Ben. E. King “Stand by me”より(一部省略)

 

shedは「~を流す、落とす」という意味の単語ですね。justはas long asを強調しています。

 

直訳すると、「ぼくは涙を流さない。君が隣に立っていてくれるという条件でね」くらいの意味にでしょうか。やはり、ifに近い意味で使われていますね。

 

名曲ですので、英語の勉強も兼ね、一度聴いてみてくださいね。

Stand by me (youtube)

 

なお、映画や小説も超おすすめです。

<映画>スタンド・バイ・ミー (字幕版)   

<小説>スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編 (新潮文庫)

 

as far as SV: SVする範囲で

一方のas far asは「範囲」です。例文で見てみましょう。

 

As far as I know, he is crazy.

わたしが知る限り、彼はクレイジーだ

= わたしが知る範囲内で、彼はクレイジーだ)

 

わたしが知る範囲内、わたしの知識が及ぶ範囲内において、彼はクレイジーだ。そういうことを言っているわけですね。

 

ここでas long as(≒if)を使ったら、おかしなことになってしまいます。ifを入れた場合で考えてみましょう。

 

If I know, he is crazy.

もしわたしが知るならば、彼はクレイジーだ)

 

「?」な訳になってしまいますね。日本語としてアヤシイですし、少なくとも、元のas far asとは全く違うニュアンスになってしまっています。

 

longとfarの違い

as long asが「条件」、as far asが「範囲」という違いはなぜ生まれるのか?

 

今回の表現からはちょっと外れますが、How longとHow farにも両者の違いが見て取れます。

 

How long does it take to get there? (そこへ行くのに、どれくらい時間がかかる?)

How far is it from here to the station? (ここからその駅まで、どのくらい距離がある?)

 

How longは「時間」を示すのに対し、How farは「距離」を示していますね。

 

as long asは「~する間は(時間は)→ ~する条件で」と考えてしっくりきます。(実は、as long asには「~する間は」という意味もあるのです)

 

 

as far asはもっとわかりやすくて、「~する距離では≒~する範囲内で」と考えることができます。

 

longとfarの成り立ちから考えても、as long asとas far asの意味の違いは理解できますね、というお話です。

 

おわりに

せっかくなので、最後にas long asとas far asの穴埋めテストをしてみましょう。

 

どちらが入るか?サクサクっと考えてみてください。

 

  1. (             ) you study English, you may watch the TV show. (君が英語を勉強するなら、君はそのテレビ番組を観てもよい)
  2. He was smart (             ) I remember. (わたしが覚えている限り、彼は頭が良かった)
  3. I traveled (             ) the money lasted. (お金が続く限り、わたしは旅をした)
  4. You do not have to work (             ) he lives. (彼が生きている限り、君は働かなくてもよい)

 

答えは↓にあります。

 

 

 

 

 

 

 

(答え)

  1. as long as (英語を勉強する、という条件を示している)
  2. as far as(わたしが覚えている、という範囲を示している)
  3. as far as(お金が続く、という範囲を示している)
  4. as long as(彼が生きている、という条件を示している)

 

 

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  1. ロイヤル英文法
  2. 現代英文法講義
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それでは!

 


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コメント

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