【要注意】this shoesではなくthese shoesとなる理由【boots, slippers, sandals…】

名詞

 

突然ですが、「この靴」という英語はどのように英訳しますか?

 

this shoes

 

実は、これが日本人が犯しがちなミスなのです。

 

なぜ間違っているのか? 代わりにどのように表現すべきなのか? また、shoes以外にも注意すべき単語はないのか?

 

死ぬほどわかりやすく解説してみました。

 

this shoesがダメな理由

this shoesがダメな理由は、ズバリshoesが複数形だからです。

 

ご存知の方も多いと思いますが、shoesは2つで1ペアの名詞なので、原則として複数形で使用されます。

 

仮にshoeと表記した場合は、「靴の片方」を示すことになります。例えば下記のような場合ですね。

I lost my shoe.

(私は靴を(片方)なくした)

※他にも「shoe shop: 靴屋」という表記では単数形になります。これはshoeという名詞が形容詞のように働いてshopを修飾しているためです。このように、「名詞 + 名詞」と2つの名詞が並ぶと、一つ目の名詞は二つ目の名詞を修飾する形容詞のようになります。形容詞的な性質を持っているので、単数形(余計なsなどを付けない形)が使われるのですね。

 

 

ということで、shoesは通常複数形が原則です。複数形なので、直前で使われる単語も単数のthisではなく、複数のtheseになるのですね。さらに、複数形なので動詞も複数に対応したものを使用します。

These shoes are mine.

(この靴はわたしのものだ)

 

 

一方、2つで1ペアの名詞は、「pair of~: 一組の~」で表現することもできます。

 

この場合、「一組」の方に意識が向くので、単数扱いとなりthisが使用されます。動詞も単数に対応したものを使用します。

This pair of shoes is mine.

(この靴はわたしのものだ)

 

 

shoesの注意点
  • shoesは複数形なので、thisではなくtheseを使用/動詞も複数に対応
  • pair of~を使用する場合、「一組」に意識が向くので、thisを使用/動詞も単数に対応

 

 

 

通常複数形を使用する名詞まとめ

shoesのように、二つで一組なので複数形を使用する名詞はたくさんあります。

 

下記にその代表例をまとめてみました。どれも二つで一組になるものばかりですね。基本は複数形で用いられ、直前につけられるthisはtheseに変化、動詞も複数対応になる点がポイントです。

 

複数扱いする名詞まとめ

<①切り離せるもの>

  • boots: ブーツ
  • sandals: サンダル
  • shoes: 靴
  • slippers: スリッパ
  • socks: 靴下

 

<②切り離せないもの>

下半身系

  • bloomers: ブルマ
  • jeans: ジーンズ
  • pants: ズボン、パンツ
  • trousers: ズボン
  • slacks: スラックス
  • shorts: 短パン
  • trunks: トランクス
  • briefs: ブリーフ
  • panties: パンティー
  • tights: タイツ

 

道具系

  • clippers: (木や針金などを切る)ハサミ
  • scissors: ハサミ
  • pliers: ペンチ
  • tweezers: ピンセット
メガネ系
  • binoculars: 双眼鏡(「bi: 二つ」
  • glasses: メガネ
  • goggles: ゴーグル

 

 

 

上記で「①切り離せるもの」と「②切り離せないもの」に分けたのは、

  • ①切り離せるもの ⇒ 単数形で使うこともありうる(「shoe: 片方の靴」という表現はあり得る)
  • ②切り離せないもの ⇒ 単数形で使うことはない(例えば、「scissors: ハサミ」を分解することは普通ない)

という違いがあるためです。

 

 

ただ、通常複数形で使うという点は、①、②どちらも同じです。その場合、thisではなくtheseを使いますし、動詞も複数対応させます。(pair of~の場合はthisを使い、動詞は単数対応です)

 

 

こんな風に、例外のルールもまとめて確認できるとスッキリしますね。

 

 

ちなみに、あまり書店では見かけないのですが、名詞の単数形/複数形については、謎解きの英文法 単数か 複数かがかなり踏み込んだ説明をしています。これ一冊読めば名詞の単複に関する疑問はかなり解消されると思います。

 

 

「謎解きシリーズ」は久野氏と高見氏の共著で、他に何冊も出版されています。大学教授なので、かなりしっかりとした&信頼できる説明がなされています。時間があるなら一気読みしたいところです。(わたし自身、授業準備やブログ記事をまとめる際、非常に参考にさせて頂いています)

 

特におススメは謎解きの英文法 文の意味謎解きの英文法 時の表現でしょうか。中学で習うような簡単に見える表現でも、自分の理解がいかに浅かったかを痛感させられる内容でした。

 

 

 

なお、本に関連するところでは、「おススメの文法書を3つ挙げろ」という質問をよく受けますが、

  1. ロイヤル英文法
  2. 現代英文法講義
  3. 教師のためのロイヤル英文法

がダントツでおススメです。

 

 

何か疑問があれば、真っ先に調べるのがロイヤル英文法です。当ブログでも、「この記述で大丈夫かな?」と不安になることがあれば、よく活用させて頂いています。

 

 

重たいので持ち運びには向いていませんが、ロイヤル英文法(kindle版)も持っていると便利です。わたしは紙版とkindle版の両方を所持しています。

※ kindle版を読むにはアプリが必要ですが、スマホ/PCをお持ちであれば、アプリ自体は無料でダウンロードできます。

 

 

現代英文法講義は、ロイヤル英文法で解決しなかった疑問を解消してくれることがあるので重宝しています。また、少し違った角度から説明を与えてくれることもあるので、ロイヤルと併用しています。

 

 

教師のためのロイヤル英文法はややレベルの高い文法書ですが、教える立場からすると「なるほど」というような構成になっています。語法等の細かい知識も網羅しています。2020年現在、一般の書店で見かけることはなく、ネットでも中古しか見当たらないのが残念。

 

 

その他、分野別におススメ参考書等が気になる方はコメント欄で質問して頂いても構いませんし、当ブログの参考書カテゴリーでは、気になった書籍・勉強法を紹介しています。

 

それでは!

 


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